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電子書籍 パイルドライバー (角川ebook)

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電子書籍-パイルドライバー (角川ebook)
著者: 長崎尚志
定価 ¥1,188(税込)
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商品情報

出版社名
KADOKAWA / 角川書店
eBookJapan発売日
2017年09月05日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
リフロー型
ファイルサイズ
1.7MB
連載誌・レーベル
角川ebook
関連タグ
小説・文芸  /  小説・文芸 ミステリー  /  KADOKAWA  /  KADOKAWA / 書籍  /  角川ebook
平均評価
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ブクレポ
1件

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パイルドライバー (角川ebook) OFF
長崎尚志 OFF

内容紹介

15年の時を経て起きた、一家惨殺事件。
謎が解決したと思いきや、新たな謎が……。
イマドキの刑事と伝説の元刑事の迷コンビが謎を追う。
予想もつかないラストが待ち受ける、衝撃の警察ミステリー!※本書は、2016年9月30日に配信を開始した単行本「スタープレイヤー」をレーベル変更した作品です。
(内容に変更はありませんのでご注意ください)

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > パイルドライバー (角川ebook)

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: まーち 投稿日:2016/12/19

「一回五人、二回で十人」

神奈川県の住宅街で、一家三人の惨殺死体が発見される。その事件は、15年前に、同じ区内で発生した未解決の事件と酷似していたのである。
同一犯の犯行なのか?それとも、模倣犯の犯行なのか?


その事件の捜査を担当することになった中戸川俊介だったが、彼は、伝説の刑事と言われた元刑事・久井重吾の“見張り役”を命じられたのである。
「パイルドライバー」の異名をとった久井は、15年前の事件の担当者で、今回の事件の捜査に、協力を要請されたのだ。


過去の事件ばかり調べようとし、中戸川のことをバカにしたようなことばかり言う久井に、不満を感じていた中戸川だが、次第に、久井が、事件の真相に近付いていることに気付く。


そんな中、自首してきた男がいたのだが、真犯人でないことは、ほぼ明らかだった。
ところが、一瞬のスキをつかれ、その男が刺されてしまう。
実は、自首してきた男は、二つの事件について、知りすぎていたのである。
その男が、死ぬ間際に残した言葉が、レポのタイトルなのだ。
この言葉が、事件を解き明かす鍵となるのだった。


自首してきた男を刺した男は、ある警察官に脅されて、犯行に及んだという。
その警察官もまた、ある人物に脅迫されて、刺した男に、殺人を指示したというのだ。
殺された男、刺した男、殺人を指示した警察官、彼らはみな、それぞれの弱みを握られていたのである。
彼らを動かした人物は、一体、誰だったのか?
そして、二つの事件の真相とは・・・?


う~ん、この事件、まさか、そんなにすごい大物や組織が関係してくるとは、思ってもみなかった。
「ブラックサイト」って、本当にあるのだろうか。


実は、自分は警察官に向いていないと思い込んでいた中戸川は、家業を継ぐために、警察を辞めようと思っていたのである。
実際、彼は、人の表面的な部分しか見ようとせず、型にはめて物事を考えてばかりいたのだ。
しかし、久井と行動を共にすることによって、刑事としての自覚が芽生え、警察官を続ける決断をする。


親子関係や移民問題などが、事件をさらに複雑にしてしまった。
巨大な権力の、恐ろしい罠。
事件の真相は、最後まで読まないとわからない。


「パイルドライバー」とは、杭打ち機のことなのだが、久井が、なぜ、そのように呼ばれるようになったのか、本当の理由が、終盤で明らかになる。
それが、中戸川が、刑事を続ける決意をしたことにもつながっているのだ。


さまざまなものを守ろうとする者たちの意志が、複雑に絡み合った事件で、とても面白かったのだが、文章が、やや読みづらかったのが、少し残念だった。