pagetop

電子書籍 八月十五日に吹く風

ほしい!に追加 twitter
電子書籍-八月十五日に吹く風
著者: 松岡圭祐
定価 ¥799(税込)
BOOKFANポイント: 44 pt
or
Tポイント: 37 pt (Yahoo!ウォレット決済利用時)

商品情報

出版社名
講談社/文芸
eBookJapan発売日
2017年08月10日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
リフロー型
ファイルサイズ
4.3MB
連載誌・レーベル
講談社電子文庫
関連タグ
小説・文芸  /  講談社電子文庫
平均評価
(4)
: 0件
: 1件
: 0件
: 0件
: 0件
ブクレポ
1件

新刊お知らせ登録一覧へ »

八月十五日に吹く風 OFF
松岡圭祐 OFF

内容紹介

多忙の外務省担当官に上司から渡された太平洋戦争時のアメリカの公文書。
そこには、命を軽視し玉砕に向かうという野蛮な日本人観を変え、戦後の占領政策を変える鍵となった報告の存在が示されていた。
1943年、北の最果て・キスカ島に残された軍人五千人の救出劇を知力・軍力を結集して決行した日本軍将兵と、日本人の英知を身で知った米軍諜報員。
不可能と思われた大規模撤退作戦を圧倒的筆致で描く。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > 八月十五日に吹く風

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/09/18

“八月十五日”とは?

終戦記念日が近付くと、大昔の記録について検証を求める声が国会からあがり、外務省の職員は忙しいようである。そんな職員の一人である筒井は、分析を命じられた書類の束の中に、『1943年8月15日に関するロナルド・リーンの報告に基づく分析により、注意警戒事項を解除』という追記を見つける。
終戦の1945年ではなく、1943年?
そんな疑問を抱いた彼のもとに、菊池雄介という人物から手紙が届く。
菊池は、戦時中、日本海軍の軍艦に搭乗した従軍記者で、戦後は、朝日新聞社に勤務し、昭和の終わりごろ、同社の客員編集委員だったロナルド・リーンと知り合い、親交を深めたという。


その先は、菊池の手紙に書かれていただろうと思われる、1943年に行われた、ある救出劇について語られていく。
第二次世界大戦というと、南方での激戦や、沖縄での地上戦などのイメージが強いが、恥ずかしながら、北の果ての島々で、戦いが繰り広げられていたということを、初めて知った。
この作品は、アリューシャン列島にある、熱田島(アッツ島)での玉砕の後に行われた、鳴神島(キスカ島)での救出作戦を描いた物語である。
ちなみに、「熱田島」や「鳴神島」というのは、日本人が付けた名前である。


この作戦の司令官に命じられた、木村昌福(まさとみ)という人物が、とにかく素晴らしい。
見た目も軍歴もパッとしないし、しかも、病みあがりだという。
そこまで人材が不足しているのかと思われたのだが、そんな男が奇跡を起こしたのである。
いや、奇跡と言っては、失礼かもしれない。
驚くべき計画に基づいた作戦だったのだから。


鳴神島に置き去りになった、5200人の救出。
海域には、米軍艦がひしめきあう状態で、それは、不可能かとも思われた。
しかし木村は、ある気象条件を利用した作戦で、見事にそれを成し遂げたのである。
しかも、米軍は、その救出作戦に全く気付かず、1943年8月15日に、キスカ島に総攻撃を浴びせるため、上陸作戦を繰り広げたのである。
もちろん、7月29日に、救出作戦は完了していたので、島は、もぬけの殻だったのだが。


この作品のテーマは、「戦時下における命の尊さ」である。
木村は、戦うためではなく、ただ単に、島に置き去りにされた人々の命を救うためだけに、作戦を繰り広げたのだ。


この作品のうまいところは、日本の軍人だけでなく、アメリカ側や、軍人ではない記者など、さまざまな人々の目線で描かれているということである。
それによって、作品が、ものすごく広がりを見せたと思う。


戦後の占領政策転換の決め手となった、1943年の、キスカ島での救出劇。
決め手となった理由は、この作品のテーマにつながっていく。


この作品を読むことによって、戦時下で、このような、感動的な救出劇が繰り広げられていたことを知ることができ、本当によかったと思う。
この作品、映画にしたら、スケールの大きい、感動的な作品になるだろうなと思ったのだが、巻末の解説を読んだところ、昭和40年に、「太平洋奇跡の作戦 キスカ」という作品が放映されていたらしい。


8月15日は、終戦記念日ということになっているが、この作品を読むと、本当に戦争が終結したのは、その日ではないということがわかった。
ポツダム宣言を受諾したのが8月14日、降伏文書調印は9月2日、沖縄では、もっと早く戦闘が終わり、北方では、8月15日以後も戦闘が続いていた。
この作品を読んで、“八月十五日”とは、どんな日なのかを知ることが出来た。




ちなみに、この作品に登場する、「ロナルド・リーン」という人物は、ドナルド・キーン氏であることは明らかだろう。
そのほかの登場人物も、仮名になっている方もいるが、全員実在するそうである。
<a href="index.php?module=ecsearch&action=plist&s1=%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D&s4=%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88"target="_parent">セット商品ならBOOKFANポイントが7%還元でオトク!</a>通常商品も6%還元 電子書籍ってなに? 電子書籍のはじめ方
ご注意!ラッピング、お届け日の指定は承れません!
大量一括注文窓口はこちら!
出版社共同企画!もれなく100ptプレゼント!
BOOKFANのツイッターをフォローする♪
BOOKFANキャラクター大集合!LINEクリエイターズスタンプ配信中☆
コミック全巻セットはこちら★
特集一覧へ
ブクポン
アンケートに答えてポイントゲット!
アンケート一覧へ