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電子書籍 ハリネズミの願い

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電子書籍-ハリネズミの願い
著者: トーン・テレヘン
長山さき
定価 ¥1,404(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
eBookJapan発売日
2017年03月24日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
リフロー型
ファイルサイズ
6.1MB
関連タグ
外国文学  /  小説・文芸  /  新潮社の本
平均評価
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ブクレポ
2件

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内容紹介

ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。
さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。
もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > ハリネズミの願い

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: こたろう 投稿日:2017/06/20

とげとげなのがいけないのか、気にするからいけないのか

まーちさんが「臆病で気難しい大人ための物語」というタイトルでレポを書かれています。
臆病で気難しい、はい、わたしです。なんて威張るようなことではないのですが、表紙絵の可愛らしさにも惹かれて読んでみました。


妄想癖のあるハリネズミがいて、もし他の動物たちを招待したいと思い立ったら、さっそく招待状を書き始めるのですが、そこは臆病なくせに気難しいハリネズミくんですから
「親愛なるどうぶつたちへ


ぼくの家にあそびに来るよう、キミたちみんなを招待します」


と書いた後に「でも、だれも来なくてもだいじょうぶです」と書き加えてしまう。
そう書いたことに迷いが生じ、招待状はしまい込まれ、けれど招待したい、手紙をかいたというこ気持ちは意識にのこりハリネズミの妄想がはじまる。


全59章に渡ってほとんどが想像の中で、いろんな動物が訪ねて来たら、というお話だ。
そして誰が訪ねてきても、ほとんどうまくいかない。


ベッドの中であれこれ考えているから、よけい心配性で悪い結果ばかり予想してしまうのだが、生真面目でもあるハリネズミはそんな想像をすでにやめられない気質なのだ。


想像の中に出てくるのは カミキリムシ カタツムリとカメ(この二人はいいコンビでたびたび登場してきて楽しませてくれる〉 ヒキガエル サイ クマ ゾウと続きコイやカワカマスなどお魚もやってきてしまう。


スズメバチは中に入らないほうがいい、入ったら君を刺してしまうから、と心配する優しいやつでもあります。モグラとミミズ アナグマにビーバー ハリネズミがいる森にはいろんな生き物がいて、ハリネズミはみんなと楽しくやりたいのだけれど、家に入ってきてもらうと何かと問題が起きてしまう、このあたりなにか象徴的でもあります。


ハリネズミは手紙に「君たちはぼくの存在におけるインテルメッツォです」などと書けるインテリでもあるのですが、いささか実体験不足の頭でっかちで、背中に物々しいハリをはやしているだけあって、悪いことが起きることばかり想定して生きているやつのようです。


でも最後から二番目の章で招待していないのにやってきてくれたお客がいて、ハリネズミは幸せな思いをします。外は雪が降り積もっています。また会おうねと言ってくれたお客のおかげでハリネズミは冬じゅう眠り続けるのでした、とおわります。


弱気になったり、鬱っぽい気持ちを抱いている人は、どこかにハリネズミを飼っているのかもしれない。


私のなかにも、かつていたような気がするのだが、最近そういえば会っていない。どこかで冬眠しているのかな。
年を重ねて臆病はどうやら克服できた気がするが、さて問題は「気難しさ」のほうらしい。こちらはだいぶ手ごわい気がする。

ニックネーム: まーち 投稿日:2016/08/11

臆病で気難しい大人ための物語

この作品は、ほかの動物たちとうまく付き合えないハリネズミが、誰かを家に招待しようと、一大決心するところから、話が始まる。そしてハリネズミは、手紙を書いたのだ。

「親愛なるどうぶつたちへ


ぼくの家にあそびに来るよう、キミたちみんなを招待します」


しかし、ハリネズミは、そのあとに書き足してしまうのである。


「でも、だれも来なくてもだいじょうぶです」


この気持ち、すごくよくわかる。もし、誰も来てくれなくても、自分が傷つかなくて済むように、保険をかけてしまうのだ。そして結局、手紙は出せないままになってしまうのである。


そこから先は、ハリネズミの頭の中で起こる想像上の訪問が、59の短い章で、次々と語られていく。
もし、あの動物や魚、鳥や虫が訪れたらどうしよう。
食いしん坊のクマや、うれしくもない噴水をおみやげにくれるクジラ、勝手に部屋を半分に分けてしまうビーバー、警戒心が強くて少しも訪問を楽しめないミーアキャット、などなど、ハリネズミの妄想の世界が続いていく。


ハリネズミの最大のコンプレックスは、「ハリ」なのだ。ハリの代わりに翼をもっていたら、これほど孤独ではないのではないか。みんな、自分のハリに、畏怖の念を抱いているのではないか。自分のハリより多くの<迷い>をもっているハリネズミ。


誰も招待しない方が賢明なのだろうか。でも、そうしたら、今よりもっと孤独になってしまうのだろうか。


あれこれ考えて、なかなか行動に移せないハリネズミ。私も、「○○だったらどうしよう」とか、「◇◇になったらどうしよう」とか考えてしまい、なかなか決心がつかないタイプなので、ハリネズミの気持ちは、とてもよくわかる。でも、いざ、やってみたら、よかったと思うことが多いし、やってみたら、思ったほど大変でもなかったとか、心配するほどのことはなかったということが、案外多い気がする。


あれこれ思い悩んでいたハリネズミだったが、最後で、とても素敵な言葉と出会えたようである。
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