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電子書籍 悪魔の話

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電子書籍-悪魔の話
著者: 池内紀
定価 ¥864(税込)
BOOKFANポイント: 48 pt
or
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商品情報

出版社名
講談社/文芸
eBookJapan発売日
2017年01月13日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
リフロー型
ファイルサイズ
15.5MB
連載誌・レーベル
講談社電子文庫
関連タグ
小説・文芸 民俗・文化  /  講談社電子文庫  /  専門書 歴史  /  講談社学術文庫
平均評価
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ブクレポ
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悪魔の話 OFF
池内紀 OFF

内容紹介

悪魔。
神の教えと対をなし世界の半分を支配するとされた闇の帝王たち。
その誕生から性格、分類、風貌、材質、総数、そして悪魔と契約する方法まで。
ヨーロッパが育んだ「悪魔」の観念は、どこから生まれどこへ行くのか。
その歴史を追い、人類史上最大の悲劇が生起する過程にまで迫る。
人の世のいたるところにいる悪魔たちを凝視した決定版〈悪魔学入門〉。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > 悪魔の話

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: 3ki 投稿日:2013/06/11

どうしようも無く惹かれるもの……

天国より地獄の方が魅力的だ。
天国の物語は、「帰ってきたヨッパライ」くらいしか(!)思いつかないが、地獄の話なら、いろいろと思い出す。「蜘蛛の糸」「地獄巡り」……それから複雑な仕組み。
人は、よいものより、悪いものに対して目を凝らす。
それは、光に目をすがめ、闇に目を凝らすのと、どこか似ているような……。

本書は悪魔について、様々な方面からの切り口で捉え直して、その全容を見ていこうとしている。
全容、形態、観念、契約……。やや、作者の連想ゲームに近い脈絡で書かれ、読み取りにくく、まとまっていないような印象もあるが、様々に潜む魔の形を考えるには面白い。
だから、ここからは、わたしの個人的な疑問と考えを勝手に書いていく。
だから、続きは読まなくてよし。



悪魔は、魅力的だ。人は、神の言葉より、悪魔の言葉に耳を傾けがちだ。だからこそ、戒め、悪魔払いをする。禁じるのは、その方へと傾くからこそだ。
その「悪魔」。
まずは黒い。
黒いものといえば、現代においては怪盗紳士ルパンから、怪人二十面相、赤マントなど、いろいろと挙げられているが、日本の昔からのものといえば、「忍者」ではないかと思えてくる。忍び装束、闇から闇への暗躍。得体の知れない素性。存在の真偽はともかく、似ているように思えてくる。

このように考えていくと、日本において、悪魔とは、魔女とは、と問いたくなる。
考えた末に行き着いたのが、
悪魔→鬼
魔女→山姥
である。
「悪魔→鬼」説の理由は、
「鬼」とは地獄の獄卒で、決して悪とは言い切れ無い要素がある。悪魔も同様で、人間の魂を、誘惑と契約によって奪おうとするが、時にペテンにかけて悪魔に地団駄を踏ませるのは人間の方だ。むしろ、人間の方がこざかしく、あくどい。しかし、そうでない場合をとっても、悪魔は、人の世に於いて、行き過ぎた欲望や悪行に対し、律儀に制裁を加えているところが共通点として浮かび上がってくる。悪魔や鬼は、人の力の及びのつかないところにある自浄作用としての罰として捉えうる。
さらに面白いのは、伝承の中で、悪魔に建設をさせることが多いということ。大きな自然に対峙するとき、人の力を越える力をもってしないと架けられない橋。それを可能にする技術者を、悪魔にたとえている。日本でも「心を鬼にして」というが、鬼になってするのは悪行では無く、人の力を越えた何か重要なことだ。
さらに「魔女→山姥」説。
魔女とは、人の中で暮らすことが困難だったり、一人きりで暮らしている女たち、特に、薬≒毒薬の知識などの異能を持つ女たちだ。本書でも取り上げられているとおり、ヘンゼルとグレーテルの出会ったお菓子の家の女主人を魔女と断定した理由は、「魔女とは赤目で遠くが見えない、鼻のよくきくもの」なのだが、一人暮らしの目の弱ったおばあさんを、自分たちの都合よく改ざんし、魔女と断定し、さんざん世話をさせたあげくに竈で殺し、財産を奪って逃げたとしてみることもできるという。そう考えていくと、日本の山姥伝説では、人間の女が山姥と成り果てた話はあるし、元は女であるという事が普通の人に交じって暮らしていることに覗える。
一方、男はというと、マジシャンは特に「悪」の要素を強く帯びはしない。その役目は「悪魔」にあり、人を超越したなにがしかにあるように思える。

様々に話は広がるが、つい先頃有名になった、「1Q84」の文庫本の表紙絵をつなぐと出てくるボスの「悦楽の園」についても言及されている(本書の原本は、1991年)。とある財産目録には「世界の多様さについての絵」、後世の学者は「千年王国」または「獲得された天国」と名づけた。書かれた頃には、絵文字であり、その比喩が正しく解釈できたらしい……。
また、補遺としてナチズム、ニーチェの妹についても言及されている。その言葉、編纂などの与える力、力なきものに力を与える様を。


最後まで読んでしまった方、勝手な話ばかり書きました。なにとぞご容赦を。
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