ニックネーム:
こたろう
投稿日:2017/07/12
本当に「長く」なりそうな物語です。
異世界ファンタジー、児童向けと簡単に言うとそうなります。
内容紹介は序章の導入部に過ぎません。もっともその後の展開でまたかかわってくるのだろうと、そう思いますが。
何とも気味の悪いはじまりです。
猫を殺して屋上から投げ落とし自分も飛び降りたら異世界にいける。
そんな都市伝説を実際に実行したやつがいて、それがクラスの目立たないくらいやつで、でも見てしまったからには放っておけなくて、飛び降りる瞬間手を伸ばしたら、そこにいたみんなが手をつなぐ格好になって、地面に叩きつけられるはずが見知らない闇の中で横たわっていた。
主人公の五島野依(ごしまのえ、男子)は正義感が強いのですが、衝動的に手や足が出てしまう性格で、自分でもそのことを意識している少年です。
せて暗闇の中で目を覚ました野依は裸だという事。ちかくに誰か、クラスメイトの女子糸川音色がいることに気づきます。
ふたりはなぜかそばにあった服、自分のそれではないのですが、を身に着けて戸惑っていると見知らない郭公の大人が現れ二人を連れていきます。
そこは崖に囲まれた見知らない場所で、一度は逃げ出そうとするのですが捕まってしまいます。
その後、音色とは離れ離れになり、高い塔に登る競技、それも命がけの競技に出るようになった野依でした。
辛くも毎日勝ち進み、命を落とすことなく生きてはいますが、音色ともその後会えず、それ以外の仲間たちの行方は全くわかりません。
周囲にいる偉人たちの言葉も全く分からず(異人の言葉は全て○●で表されています)この先が見えない状態です。
そしてそんな塔の外の梯子をよじ登る競技に最中、塔の屋上で巨大な鳥に助けられるのでした。
大きなスケールの物語になるのでしょうか。
すでに02の出ているようですし、それ以外に「少年Nノいない世界」という異世界に少年たちが移った後の物語も01,02と出ているようです。
全体像がもう少し見えてこないと何とも言えませんが、児童小説ですからこれでも十分興味を引くのかもしれません。
作者が読者をどこへ導くのか、楽しみです。