ニックネーム:
3ki
投稿日:2017/01/23
最近、大流行り
よく見かけるようになりました。「マインドフルネス」と呼ばれる瞑想法。
続けることで、脳すらも変えられる。
そういえば、Wii fitの中のゲームの一つに座禅があったけれど、その時は、「座禅が入るなんて」と驚いたけれど、流行をキャッチしてのことだったんだなあ。
やり方には様々あって、難易度があって、それらを慣れの深さから、物語の形式に入れ込んで説明している。
始めに様々な具体の方法を紹介した後、物語に取り入れて、活用場面を想起させるといった具合だ。
アメリカに留学してきた坊さんの娘と、瞑想法の権威との出会いから始まり、アメリカに住む伯父の店の従業員として、瞑想法を取り入れて経営を立て直していく過程を描いている。
娘は、留学中の研究につかれ、ライバルに押し負け、半ば逃げるように、元担当教授のもとに舞い戻り、店の経営に没頭する。本人も、周りの従業員も癒す、瞑想法の利用の仕方を示していくストーリーだ。
始めに紹介されるのが7つの休息法だが、正直、瞑想にそんなに方法があるとは思っていなかった。
紹介しておくと
マインドフルネス呼吸法
ムーブメント瞑想
ブリージング・スペース
モンキーマインド解消法
RAIN
やさしさのメッタ
ボディスキャン
最近、本が増えているのは、マインドフルネスだろうか。ストレス軽減、雑念の抑制、集中力・記憶力の向上、感情のコントロール、免疫機能の改善に効果があるとしている。座禅に一番近い形なのもこれかと思う。
人は、つい、マルチタスクになりがちで、現代人は、脳が、疲労状態にある。その、脳の休息法が瞑想にあるという。何もしていないつもりでも、実は脳はどんどん疲れていく。これがデフォルトモードネットワークで、いわば、脳のアイドリング状態であるという。これが浪費家で、脳の全消費の6から8割を占める。意識的な作業のためには、たった5パーセントの追加エネルギーですむという。脳を休めるためには、このデフォルトモードネットワークをいかに省エネルギーにするか、つまり、雑念を抑えることが休ませることになるのだという。
ただ、ぼーっとしているつもりでも、心はさまよっており、実は雑念が多く去来する。くよくよしてしまえば、もっと悪く、疲労がたまる。しかし、瞑想によって、脳そのものが変わる。
ざっくりとしたわたしのとらえでは、瞑想は、現在の身体感覚に目を向け、過去や未来という、脳が作り出した舞台に上がり、赤い靴を履いて踊り続けることを避ける手段なのだろうと思う。
呼吸や触感など、今、自分が感じていることをモニタリングし、遊離した魂を引き戻す。
だって、いつだって、体の感じている、今、ここ、こそが、自分なのだから。