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電子書籍 コーヒーが冷めないうちに

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電子書籍-コーヒーが冷めないうちに
著者: 川口俊和
定価 ¥1,080(税込)
BOOKFANポイント: 60 pt
or
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商品情報

出版社名
サンマーク出版
eBookJapan発売日
2015年12月10日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
リフロー型
ファイルサイズ
5.2MB
関連タグ
小説・文芸
平均評価
(4.5)
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ブクレポ
4件

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コーヒーが冷めないうちに OFF
川口俊和 OFF

内容紹介

【「4回泣ける」と評判!】とある街の、とある喫茶店のとある座席には不思議な都市伝説があったその席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるというただし、そこにはめんどくさい……非常にめんどくさいルールがあった1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない3.過去に戻れる席には先客がいるその席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけめんどくさいルールはこれだけではないそれにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる喫茶店の名は、フニクリフニクラあなたなら、これだけのルールを聞かされてそれでも過去に戻りたいと思いますか?この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > コーヒーが冷めないうちに

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: darkly 投稿日:2017/08/29

なるほどそういうことか。作者のプロフィールを見て納得!

なんかの雑誌かなんかで話題となってるらしいということで、読んで見ました。どんな話なのかも全く予備知識がありませんでした。

いきなり冒頭から過去の戻ることができる喫茶店のルールが書いてあります。タイムトラベル物なんだなと思いながら読み始めました。といってもハードな時間SFのようなものではなく、あくまでも人と人とのつながりが主題のもののようだなと。

読み始めるとスルスルと話が進み、予想通りのオチで第一話が終わります。読んでいてなんか違和感があるなと。文学的な表現はほとんどなく、会話が多い。「・・・・」という沈黙を表す表現が沢山出てくる。この小説なんかスカスカやなと。

で、どんな作者が書いたのかと思いプロフィールを見ると、劇団の脚本家兼演出家だった人でした。
なるほど、これは群像劇なんだ。群像劇を見るようにしてもう一度第一話を読むと、ああこれは舞台だ!

話の本筋にはあまり関わらないが、重要なキャラクターとして幽霊が出てきます。なぜ重要かというと、劇として見た場合、この幽霊がいることで、若干の怖さと相当の笑いが取れるということです。

シリアスな展開だけだと疲れますし、ヒューマンな感じだけでも飽きます。そこに絶妙に幽霊が出てくることで話がピリッと引き締まります。

ちなみに私の頭の中では、幽霊の役は木村多江なんですけれど。

そして第一話だけ読むとそれほど面白い感じはありませんでしたが、第四話まで微妙につながりがあり、それが重層的に絡み合い、絶妙のハーモニーを奏でます。

特に、第三話(姉妹)という話の中に、突然正体不明の少女が現れるのですが、それは第四話になると分かります。第四話の途中で気付いたとき、不覚にも涙がこみ上げてきて。

全体的なトーンとして、ハートフルな物語ではあるけれど、割と抑制的で淡々としたところが逆に心に沁みてくるなかなかの短篇集でした

ニックネーム: hi2515 投稿日:2016/08/17

心の成長

まーちさんのレポを読み気になっていた作品です。


コーヒー好きと言えるのか?、朝はコーヒーから始まりますが、それ程味にはこだわりがなく、インスタントコーヒーは飲みませんが、ドリップで入れる香りはたまりませんよね。


さて、この作品は都内の目立たぬ地下にある明治7年にオープンしたと言う喫茶店を舞台に、
都市伝説的な不思議な世界に誘われます。


この喫茶店のある席に座った時だけ“過去の戻れる”と言う望んだ通りの時間に移動が出来ると言う事。


人間も、長く続けているとあの時こうしておけばよかったとか悔いは誰にでもあるものと思われますが、非常に面倒なルールがあって、過去に戻ってどんなに努力しても現実は変わらないと言うルールもその一つです。


『恋人』、『夫婦』、『姉妹』、『親子』4つの不思議で心温まるお話で構成されています。


まずは、この喫茶店をご紹介しましょう! この喫茶店のオーナーの時田流は、大男で目が腺の様に細く、その奥様の計も当然のごとくこの喫茶店を切り盛りしながら、その鷹揚な性格で常連客に人気も厚い。流の従兄弟にあたる数も、この喫茶店では重要なポジションを占めている。


劇作家と言う作者の手腕が、見事に生かされて4話のストーリーに繋がりがあるのも興味深い。


あらすじは、まーちさんやp-mamaさんを参考にして頂いて、この作品全体を通して感じた感想を少しだけ。


皆、大人になると我を強くして、自分の信じている方向しか見なくなり、とんでもない負のスパイラルに陥る事がありますよね。でも、プライドが邪魔して、それを認めたくなくって。。。


自分で思っていると言うか、これが正しいと言う事ってきっと少なくって、心の柔軟性が生きてゆく上で、妙薬になるんだろうなあ。


色んな出会いがあり、労りがあり、慰めがあり、それは一様ではなくって、自分の心の成長がとても大切だと感じさせてくれる一冊です。


人との出会いや、自分の心を開け放つ事で違った明日を迎えられるようなそんな事を感じさせてもらえる一冊でした。

ニックネーム: p-mama 投稿日:2016/04/08

現実は変わらなくても、人の心が変わるなら…

過去に戻ってやり直したい、未来に行って今後どうなるか見たい。
こんな気持ちは誰もが持つものだと思う。

どんな噂のある喫茶店フニクリフニクラの椅子に座ると、本当に叶うのだ。
ただ、そのためには面倒なルールがある。
いくつかあるのだが、一番の要は「コーヒーが冷めないうちに飲み干さないと、霊となってしまう。」ということだ。

コーヒーが冷めないうちって、本当に短いのだ。
その間に自分が望む展開があるか?(実はルールに”座った椅子から離れられない。離れると現実に戻ってしまう”というものもあるので…)


それでも過去に戻りたい、未来に行きたい、そんな4人の女性たち。
ある人は恋人とのやり直しを考えた。
ある人は若年性アルツハイマー病にかかってしまった夫からの、まだ正常な判断ができる時の手紙を受け取りたかった。
ある人は亡くなってしまった妹に会って家族をやり直したかった。
そして、最後の女性はこの喫茶店のオーナーの奥様。たぶん命をかけて出産することになる自分の娘に会って謝罪したかった。

著者は劇団の脚本家兼演出家。
これも舞台が元のようだ。
とても素敵なシチュエーションが展開していて、ちょっと切なくて。
たぶん著者が言いたかったことは引用文に記したことなのではないだろうか。
一度舞台も観てみたいな…と思った。

ニックネーム: まーち 投稿日:2016/02/28

過去に戻ることによって、変わるものとは?

明治40年にオープンし、内装は、ほぼ当時のまま。そのため、エアコンもないのだが、地下にあるためか、夏でもひんやりと涼しいらしい。その喫茶店の名前は、「フニクリフニクラ」。実は、その店には、不思議な都市伝説があるのだ。それは、ある特定の席に座ると、その席に座っている間だけ、望んだ通りの時間に移動ができるというものなのだ。つまり、過去に戻れるということである。ただし、そこには、非常に面倒くさいルールがある。それは・・・


1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会うことができない
2.過去に戻ってもどんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動することはできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ


つまり、このうわさを聞いて地方からはるばるやってきても、会いたい相手も、その喫茶店に来たことがなければ会うことはできないし、現代の知識を持ち込んでなんとかしようとしても、戻ってきてしまえば、現実は何一つ変わっていないのだ。そして、「先客」というのは、実は、幽霊なのだ。この幽霊が実にやっかいで、頼んでもどいてくれないし、無理やりどかそうとすると、呪いをかけられてしまうのだ。その幽霊が席を立つのは、一日一回、トイレに行く時だけなのである。ただし、いつトイレに行くかは、全くわからない。さらに、過去に戻ってから席を立つと、現在に戻ってしまうので、自分から相手に近付くことはできない。そして、チャンスは、コーヒーが冷めてしまうまでという、極めて短い時間なのだ。しかも、コーヒーが冷める前に飲み干してしまわないと、幽霊になってしまうのである。「先客」の幽霊は、そのために幽霊になってしまったらしい。また、過去に戻れるのは、1回限り。つまり、チャンスは1度なのである。


この作品は、そんな面倒なルールがあるにもかかわらず、それでも過去に戻りたいという女性たちの話である。


第一話 『恋人』 は、夢だった仕事のために、アメリカに行ってしまう恋人を止めることができなかったOLの話。彼女は、この喫茶店で、最後に彼に会った時に戻るのだった。戻っても、彼がアメリカに行くという現実は変わらないのだが、彼の心に秘められた、意外な気持ちを聞くことになり・・・


第二話 『夫婦』 は、房木(ふさぎ)という常連客と、高竹(こうたけ)さんという看護師の話。実はこの二人、夫婦なのだが、房木は、若年性アルツハイマー型認知症を発症し、記憶障害を起こしていたのである。そのため、同じ名前だと混乱する可能性があるので、高竹さんは、旧姓で呼んでもらっているのだ。そしてついに、房木は、妻が誰だかわからなくなってしまう。高竹は、店を手伝っている数(かず)から、房木が、高竹に、手紙を渡そうとしていたことを聞く。その手紙の内容を知るために、高竹は、過去に戻るのだが・・・


第三話 『姉妹』 は、常連客の平井八絵子と、その妹の話。スナックを経営している平井の実家は、仙台の老舗旅館である。女将になるのが嫌で、家を飛び出した平井。そんな彼女を、女将となった妹は、時間を見つけては、家に帰るように説得に来ていたのだ。ところが、最後に店に訪れた帰りに事故にあい、亡くなってしまったのである。最後に妹が来たとき、平井は、カウンターの下に隠れて、会おうともしなかった。自分のせいで女将になった妹にも、何か夢があったのではないかと、後ろめたい気持ちになる平井。そんな彼女は、妹が最後に店を訪れた時に戻るのだが・・・


第四話 『親子』 は、店の経営者である時田流(ながれ)の妻・計の話である。実はこの店、未来にも行けるのだ。しかし、未来の、ほんのわずかな時間に、会いたい相手が店にいる確率はゼロに等しいため、試す人はいなかったのである。しかし計は、どうしても未来に行ってみたいと言う。彼女は妊娠中なのだが、心臓が弱いため、出産には、かなり危険が伴うのだ。計は、自分の子どもに会うために、未来へ行くのだが・・・


この作品、帯に、「4回泣ける」と書かれているらしいが、私の印象では、泣けるのは、第2話以降である。ネタバレになるので、具体的には書けないが、本当に素敵な話で、涙がこみ上げてきた。


この作品は、もともと、舞台作品だったそうである。確かに、小さな喫茶店内で、全ての話が描かれているので、舞台にはもってこいの話である。舞台装置にお金をかけなくても、こんなに素晴らしい作品が出来上がるというのは、見事だ。


ネタバレになるので、詳しくは書けないのだが、この作品、話のつながり方が、実に素晴らしいのだ。次の話への伏線が、前の話の中で描かれているのである。


過去に戻っても、現実は変わらない。でも、過去に戻った人たちは、確実に変わったのだ。変わったのは現実ではなく、彼女たちの「心」だった。


タイトルからは想像できないような、単なるタイムスリップものではない、本当に素晴らしい作品だった。
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