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電子書籍 美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星

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電子書籍-美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星
著者: 西尾維新
キナコ
定価 ¥712(税込)
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商品情報

出版社名
講談社/文芸
eBookJapan発売日
2015年10月20日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
リフロー型
ファイルサイズ
5.8MB
連載誌・レーベル
講談社電子文庫
関連タグ
小説・文芸  /  小説・文芸 ミステリー  /  小説・文芸 推理  /  講談社電子文庫  /  ライトノベル  /  講談社タイガ  /  西尾維新プロジェクト
平均評価
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ブクレポ
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美少年探偵団 OFF
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内容紹介

十年前に一度だけ見た星を探す少女――私立指輪学園中等部二年の瞳島眉美。
彼女の探し物は、学園のトラブルを非公式非公開非営利に解決すると噂される謎の集団「美少年探偵団」が請け負うことに。
個性が豊かすぎる五人の「美少年」に翻弄される、賑やかで危険な日々が幕を開ける。
青春ミステリーの新機軸!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

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ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: まーち 投稿日:2016/01/15

中学生の話とは思えない!

私立指輪学園中等部。そこには、校内のトラブル全般を解決する、非公式非公開非営利を謳う組織があるらしい。その名も、『美少年探偵団』。

ある晩、2年生の瞳島眉美(どうじままゆみ)が、校舎の屋上で星を眺めていると、突然、声をかけられる。その声の主こそ、美少年探偵団の団長・双頭院学だったのである。「探し物」をしているらしい眉美を、彼は、使われていない(この学校では、芸術系科目は廃止されたらしい)美術室に連れて行く。ところがそこは、毛足の長い絨毯が敷かれ、シャンデリアがぶら下がり、格調高いテーブルと、ふかふかのソファが設置されている。壁には名画、四隅には石膏像が佇み、水屋には、銀製の食器がずらりと並んでいる。さらに、書棚には稀覯本の数々。天蓋付きのベッドまで置かれ、そこは、「美術室」というより「美術館」のようである。
そこに集まっている4人の男子生徒。


2年生の袋井満(みちる)は、校外にまで名を轟かす、有名な不良生徒なのだが、ここでの彼の役割は「美食」。つまり、料理担当で、彼の淹れる紅茶や、彼が作る料理は、あまりにもおいしくて、口が受け付けないほどらしい。そんな彼、どうやら、警察にパイプがあるようだ。


3年生の咲口長広は、3年度連続の生徒会長。新入生代表のスピーチで、選挙を待つまでもなく当選が決定したというほどの、演説の名手である。彼の担当は「美声」の渉外係。さらに、七色の声を使い分け、声帯模写までこなす。(ただし、小学1年生の婚約者がおり、ロリコンの疑いあり)


足利飆太(ひょうた)は、陸上部の1年生エースなのだが、注目すべきは、彼の「美脚」である。女子生徒たちが引け目を感じて、黒ストを履くようになるほどの、伝説の生足なのだ。


1年生の指輪創作は、苗字からもわかるように、この学校の経営母体の後継者だ。一言で言えば、金と権力を持った天才児である。彼の「美術」の才能は驚くべきもので、美術室に飾られた美術品は、彼の模写であるというのだからびっくりだ。そんな彼の才能は、変装で発揮される。ただし、クオリティが高すぎて、団長は少しご不満なようだが。


しかし、そんな彼らは、けっして「仲良し」というわけではないらしい。彼らは、何の役にも立っていないような団長によってつながっているのである。


メンバーの紹介が長くなってしまったが、ここからが本題。眉美が探しているもの、それは、「星」なのである。彼女は10年前、家族旅行で行った海で、輝く星を見つけたのである。そして彼女は、宇宙飛行士になって、その星に行くという夢を抱いたのである。ところが、両親は大反対。そして、中2までに、その星を見つけられなかったら、その夢をあきらめるという条件を言い渡したのである。(両親が反対するのには、深刻な理由があることが、のちにわかる)
その条件を、なんとか誕生日まで引き延ばしてもらったものの、ついにその日を迎えることになってしまった。そんな時に、双頭院に声をかけられたのである。彼女の夢は、双頭院の「美学」を満足させたらしく、美少年探偵団は、彼女の星探しに協力することになるのだが・・・


「協力」といっても、ただごとではないのだ。いきなりヘリコプターをチャーターし、眉美が星を見たという海岸まで飛ばしてしまうのだ。
しかし、その大掛かりな「協力」が仇となったようで、彼らに危険がせまることになるのだが・・・


「星」の正体はびっくりである。さらに、その「星」を見つけた眉美にも、隠された秘密があることが明らかになる。そして、団長にも秘密が・・・


この作品、行動といい、言動といい、本当に中学生の話なのかと思ってしまう。美少年探偵団のメンバーが集う様子は、「花より男子」の「F4」を連想してしまった。まぁ、美少年探偵団のメンバーは、全員がお金持ちの御曹司というわけではないようだが。


タイトルから、江戸川乱歩の作品を意識していることがうかがえる。「マユミ」という名前にも納得である。


言葉遊び的な要素もあり、とても楽しく読むことができた。ミステリというよりは、キャラクターを楽しみながら、問題を解決するという感じである。特に今回は、メンバー紹介的な印象が強かった。
新シリーズが、今後、どんな展開を見せるのか、続きが楽しみである。ただ、このシリーズ、私の地元の図書館にはなくて、お取り寄せになるので、かなり待たないと読めないのが残念である。