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電子書籍 鳩の撃退法 お試し特別版

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電子書籍-鳩の撃退法 お試し特別版
著者: 佐藤正午
定価 ¥0(税込)

商品情報

出版社名
小学館/文芸
eBookJapan発売日
2015年06月12日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
リフロー型
ファイルサイズ
608.3KB
関連タグ
小説・文芸  /  小説・文芸 ミステリー  /  小学館eBooks
平均評価
(4.5)
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ブクレポ
2件

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鳩の撃退法 OFF
佐藤正午 OFF

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内容紹介

誰もが読みたかった著者5年ぶりの長編小説。
『鳩の撃退法』お試し特別版です!かつての賞作家・津田伸一は、いまはとある地方都市で無店舗型性風俗店「女優倶楽部」の送迎ドライバーとして暮らしている。
ある日、明け方のドーナツショップで顔見知りになった男が、その日の夜を境に妻と幼い娘ともども失踪するという事件が起きる。
家族三人の「神隠し」事件から一年と二ヶ月が過ぎた頃、以前から親しくしていた古書店の店主・房州老人の訃報とともに、津田伸一のもとへ形見のキャリーバッグが届けられた。
老人が生前、持ち歩いていた愛用の鞄はしっかり鍵がかかっていて、重みもある。
なんとか開錠した津田伸一の目に飛びこんできたのは、数冊の絵本と古本のピーターパン、それに三千枚を超える一万円札の山だった。
この老人からの遺産で、残りの人生を楽しく生きられると思ったのも束の間、行きつけの理髪店で使った最初の一枚が偽札であったことが判明する。
女優倶楽部の社長によれば、偽札の出所を追っているのは警察ばかりでなく、一家三人が失踪した事件も含めて街で起きた事件には必ず関わっている裏社会の“あのひと”も目を光らせているという。
まさか手もとの一万円も偽札なのか。
白黒つけたい誘惑に勝てず、津田伸一は駅の券売機に紙幣を滑り込ませてみるが……。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > 鳩の撃退法

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: こたろう 投稿日:2015/04/07

癖になる「メタ小説」主人公のダメ振りが癖になりそう?

佐藤正午氏、ほとんど読んだ記憶がないのですが、名前だけは存じ上げていました。
今回は題名にひかれてというか、なんとなく手にしたのですが、なんとも変わった作風です。


津田伸一というそれまでにも別の作品で登場したことのある癖のある主人公(直木賞をに買い取ったことのある(!)今は売れなくて作家業を辞めているさえない中年男)がニセ札事件および謎の一家失踪事件および郵便配達員のこれまた失踪事件に否応なく巻き込まれていくという、ハチャメチャな物語です。


物語は津田ではなく失踪した一家、幸地家の様子からはじまります。幸地秀吉氏が妻が風邪気味で寝込んでいるため娘に食事をつくり、送り出す様子が描かれその後、妻から妊娠したと打ち明けられます。幸せな家族を想像して読んでいると、いきなり「おなかの子の父親は僕じゃない。おなかの子の父親は誰なんだ。」というセリフが出てきます。波乱含みの序章です。
そして一家三人、お腹の子を入れれば四人は行方を断ちます。
そして津田氏登場です。
ドーナツ・ショップに入った幸地氏が相席することになったのが津田でした。手に抱えているのはその後いろいろ取り上げられることになる「ピーターパンとウェンディ」という児童書。
そこに栞代わりに挟んで合ったのが千円札。手元にあったお札を栞につかうという癖があるのか、そのあたりもストーリーに深くかかわってきます。


そして沼本というドーナツショップの女性店員と津田との絡みがあり、物語は本格的に語られていきます。
ドーナツ・ショップを出た後に津田は若い男たちに襲われます。早く街を出て行けと言う脅しをかけられそれでもとどまる津田。
そもそも津田ははじめは銀行員の早起きしてパンを焼くのが趣味の女性宅に居候をして、バイトで「デリヘル」嬢を送迎する、しかも車は銀行員の持ち物を借りてという破天荒振りです。


津田というキャラが本書にとっては重要なキーポイントになりそうです。津田は銀行員に愛想を尽かされた後は、女子大生の部屋に転がり込み、また車を借りて送迎を続ける始末。
ただし、ヘンテコな愛嬌というか可笑しさを感じさせる性格で、そのあたりのやり取り、会話が軽妙につづられていて、本書の魅力にとなっています。


内容紹介にあるように、津田は古書店を営んでいた老人がなくなるにあたって、以前老人に打ったキャリーバックを形見にもらうのですがその中身がいつか津田が持っていた、無くしたピーターパンの本と三千万以上ある万札でした。
ところがバラで入っていた三万円のうち一枚を散髪屋で使い、それが後日偽札と知れるところから物語は動き始めます。


上巻は謎をいっぱいまき散らした様子で、時間も二年前と現在を行ったり来たりして、そのうち津田は現実に起こっていることを題材にして物語を書きはじめ、読者としては何が現実で何が創作なのか?マークが灯ることになり、そもそも津田なる人物も作者佐藤氏の作った人物なのですが物語のなかでは、あたかも実在の人物であるかのごとく、実際にあった事件を題材にして小説を書いている錯覚に陥り、しかしそのニセ札や失踪事件がどんな具合に繋がっているのか読み進めても糸口が見えてこなくて、けれど登場人物の会話等がけっこうおもしろくて読み進めてしまいます。


まだ下巻があるので、現時点では謎いっぱいあふれているな、と冷静に読み進めます。
印象としては軽いスナック菓子を食べ出したら案外癖になって、あとからあとから口に入れ、気がついたらなくなりそうになっていて、あわててもう一袋開けてしまう。それなのにお腹はなんだかずっしり膨らんでくる。そんな不思議な感触です。
さてこれまで読んだ物語と題名はどうつながっているのでしょうか?

ニックネーム: トマス 投稿日:2015/01/06

永遠の1/2から永遠の「佐藤正午」へ

デビュー作から、同時代を生きてきた作家は、島田雅彦・山田詠美等々。そして、佐藤正午。私が大学生の頃、デビューした作家たちです。

みんな、根っこは変わりないが、島田も山田も、多少は作風が変わっている。が、佐世保在住の佐藤は、作風も余り変わら無い分、「小説巧者」に特化した気がする。


やはり、地方在住のおっとり感が作風に、反映されるのだろうか。同じ高校の同窓生ではあるが、東京モノになった村上龍と対極にある。


幾多の登場人物が織りなす物語の着地は、佐藤正午のチョッと人生訓もまじった明言だった。裏の世界が暗躍するミステリーだが、ちゃっかり、ほっとする着地地点は、佐世保の九十九島の海にきらめく陽光のようだった。


これからも、佐藤正午にはついて行かなければならないだろう。
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