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電子書籍 ピアノの森 (6)  2018/11/05で販売終了

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電子書籍-ピアノの森 (6)
著者: 一色まこと
定価 ¥540(税込)
BOOKFANポイント: 30 pt
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商品情報

出版社名
講談社
eBookJapan発売日
2007年09月07日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
画像型
ファイルサイズ
33MB
ページ数
212ページ
連載誌・レーベル
モーニング
関連タグ
ベストセラー  /  長編コミック  /  青年コミック  /  ファンタジー  /  人情  /  学園  /  モーニング
平均評価
(4)
: 2件
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ブクレポ
1件

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ピアノの森 OFF
一色まこと OFF

内容紹介

コンクールの地区予選で落選してしまって以来、海(カイ)は森のピアノが少しずつ音を失っていき、ピアノを好きなように弾けないことに苛立ちを募らせていた。
一方、元の東京の学校に戻ることになった修平は、日本一を目指してコンクール地区本選に臨む。
そして同じく本選に進んだ誉子(たかこ)は、『小犬のワルツ』を弾きたかったカイの思いを背負ってコンクールに挑もうとしていた……!!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

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ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: ムーミン2号 投稿日:2017/09/20

僕のピアノにはない何か

ピアノの森 第6巻


この巻の後半は、全日本学生ピアノコンクール中部南地区本選出場ならなかったカイが、森の端のピアノをカタカタ弾いて自らを慰めている様子が描かれている。
「あー、ピアノが弾きてー」と嘆きながら、本選の様子もわからずにいるカイ。
森のピアノももうほとんど壊れかけ、音も前のようには出ず、鍵盤を押してもカタカタいうのみになっている。
そこへ、夕立ちが襲ってきて、雷が一閃、森の端に落ちるが、何とそれは森のピアノ、カイのピアノに落ちてしまい、ピアノは焼けてしまう。
そこでカイが茫然と立ちつくすところでこの巻は終わるのだが、森のピアノが無くなってしまうことは、カイがここからもう飛び出なければならないことを感じさせる。しかし、その道は平坦ではなさそうだ。いろんな意味で。


一方、前半のハイライトは本選のシーン。
雨宮修平は本選には出場するが、カイのいる小学校からは転校してもとの東京の小学校に戻ることになった。第三者的にはちょっぴり敵前逃亡のような雰囲気も感じる。
さて、本選だが、課題曲はショパンの「小犬のワルツ」と「華麗なる大円舞曲」だ。
本選出場の子どもたちは、カイの演奏を聴いていて、少なからずその影響を受けたか、予選ほどの実力が発揮できない子が多い。
審査員の一人が「憧れるのはわかるが、凡人が形だけ真似したって、潰れるだけだよ」と言う。それほどに、カイのピアノは天才的だということだろう。


その中でも修平は習ってきたことを完璧にやり遂げる。どれだけ練習を積んだらこれほど完璧に弾けるんだ、と審査員も感嘆するほど、一点のミスもない演奏だった。
事実、彼は600満点中600点というコンクール始まって以来の満点で一位通過するのだが、彼の心の中では「カイくんなら、どう弾いた?」という気持ちが渦巻いてはいた。


彼の後は便所姫こと丸山誉子(たかこ)が弾くのだが、彼女はカイと一緒に本選に来ているとイメージし、「誉子は誉子の一番のピアノを弾くんだ」と演奏する。
ピアノ教師は誉子の演奏後に、どうして正確に弾かないんだ、どうして崩すんだとなじるが、誉子は「あれはくずしたんじゃないわ、あの曲を自分のモノにしたんです」と笑顔で言い切る。
だから細かいミスがあっても一つも動じず、最後まで楽しんで演奏するのだが、その音を聞きながら修平は胸のざわつきを抑えられない。僕のピアノにはない何かがこのピアノにはある、と感じる。
修平がこの時感じたことは、最後の最後まで流れ続けるテーマだろう。
一方誉子は、自分のピアノを弾くってことがどれだけステキなことか、とカイからのステキなプレゼントをはやくも自分のものにしているようだ。


学生時代、NHKのFM放送のあるプログラムをたまたま友人Oと聞いていた。
それはマーラーの交響曲第1番を小澤征爾が指揮した演奏と、ロリン・マゼール(だったか?)が指揮した演奏を続けて放送したもので、一種の聴き比べみたいになっていて、面白いプログラムだった。
別の友人Nは、後半のマゼール指揮のものを録音した、と嬉々として我々がいる部屋にやってきたのだが、ワタシと友人Oは「どうしてそっちを録音した!」と声を揃えて言ったものだから、友人Nはキョトンとした顔をしていた。
両者の演奏は暖と冷と言っては言い過ぎかもしれないが、それほど真反対の演奏であり、我々には小澤指揮の演奏の方が人間味というか、ぼわっとした何かを感じさせたものだった。
というようなことを思い出してしまった。
カラヤンが日本に単身来日した1957年だったかにNHK交響楽団を指揮してチャイコフスキーの交響曲「悲愴」(第6番)を演奏したのだが、第4楽章でカラヤンさんはN響の演奏に超絶ダメ出しをしたらしい。曲の出だしが揃いすぎている、というのだ。業を煮やしたカラヤンさんは楽団員全員を後ろ向きに座らせ、指揮を頼るのではなく周囲の音を頼りに演奏するよう指示したところ、出だしに一種のゆらぎが生じたのだという。この曲の第4楽章にはふさわしい感じを受ける。
それまで縦の線を揃えることばかりを厳しく指導されてきたN響メンバーには一種のカルチャー・ショックだったとは、先日のN響ザ・レジェンドというEテレの番組で放送していた。
これなども修平とカイのあるいは誉子の歩んでいる途の違いから思い出したことだ。(長くなったけど…書いとかないと、忘れる、消える。)
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