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電子書籍 ピアノの森 (4)

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電子書籍-ピアノの森 (4)
著者: 一色まこと
定価 ¥540(税込)
BOOKFANポイント: 30 pt
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商品情報

出版社名
講談社
eBookJapan発売日
2007年07月20日
対応デバイス
Windows  /  Mac  /  iPhone  /  iPad  /  Android  /  ブラウザ楽読み
電子書籍のタイプ
画像型
ファイルサイズ
25.2MB
ページ数
214ページ
連載誌・レーベル
モーニング
関連タグ
ベストセラー  /  長編コミック  /  青年コミック  /  ファンタジー  /  人情  /  学園  /  モーニング
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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ピアノの森 OFF
一色まこと OFF

内容紹介

阿字野の指導のもと、ついに『小犬のワルツ』を弾けるようになった海(カイ)。
しかし指導する取り引き条件として阿字野が出したのは、なんと“全日本学生ピアノコンクールへの出場”!!一方、カイが阿字野の教え子としてコンクールに出場することを聞いた修平は、カイと阿字野、そして森のピアノの因縁めいた関係を知り、葛藤を乗り越えて全力でカイと勝負することを決心するのだった。
そしてついに、コンクール当日を迎える……!!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

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ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: ムーミン2号 投稿日:2017/07/01

敵はモーツァルトに非ず

ピアノの森 第4巻


阿字野先生の取引とは、カイが「全日本学生ピアノコンクール」に出場することだった。
カイは「俺のは遊びなんだぜ! 人前で弾くピアノじゃないんだ!」とそれ以外なら・・・と言うのだが、それならいい、と阿字野先生は諦める様子を見せるので、最後は「いーよ!(よくねーけど…)コンクールに出ればいいんだろ」と“取り引き”だからちゃんと出場すると約束した。
課題曲はモーツァルトのピアノ・ソナタK.280(第2番ヘ長調)。
阿字野先生は、自分が昔弾いたテープをカイに渡して練習させるが、カイが弾くピアノはあくまで阿字野流から外れないものにしかなっていない。いわば人マネ。
阿字野先生はテープを取り返し、カイなりのモーツァルトを弾け、とアドバイスしてくれるが、カイにはそれが難しい。
どうすればカイなりのモーツァルトが弾けるのか? ピアノに向かえば若い頃のモーツァルトの幻影(多分作曲当時か?)が出てきては、「まだまだ甘いね、楽譜を返してくれないか!」とカイに迫る。


一方、雨宮修平はカイの出場を知って更に練習に身が入る。
登場した頃の彼とは表情がまったく違って、キリッとしているのが印象的だ。
修平はカイと話したとき、「歓迎するよ 望むところだもの これで思いっきり勝負ができる」「カイくんが全力で僕と勝負しなかったら その時はキミとは絶交する」と真剣勝負を約束する。
さらに、コンクール出場の理由を聞いても、修平は「どういう理由でもコンクールに出るからには全力で勝負する。コンクールに対しても 僕に対しても それが最低限の礼儀だと僕は思う」とカイに全力勝負を約束させるのだった。


そして迎えたコンクール当日。
すったもんだの末、何とか会場にかけつけ(お母さんのレイちゃんも一緒に行くことに…流れでなった)、さて…と考えてみるに、阿字野先生が言う「自分のモーツァルトを弾け!」ができていない。モーツァルトのオバケから解放されていないのだ。
阿字野先生は「どうやら一ノ瀬(カイの名字)は一人だけみんなとは違う相手と勝負しているようですね…」と溜息。


そんなところに現れたのが「タカコお嬢様」。
髪をきつすぎるほどまとめ上げ、敵は修平、とばかりブツクサ言っている6年生の女の子。
だが、控室から彼女が消えた…。


阿字野先生は「一ノ瀬 間違えるな 敵はモーツァルトなんかじゃないぞ おまえの敵はおまえだ 一ノ瀬」といってくれるけど、なんともピンとこないカイなのだった。


アメリカの作曲家・ガーシュウィン(「パリのアメリカ人」とか「ラプソディー・イン・ブルー」などの名曲がある)が、アメリカを訪れたラヴェル(「ボレロ」等々)に弟子入りを願う。するとラヴェルは一流のガーシュウィンが二流のラヴェルになる必要はないでしょう、とそれを断る。
ガーシュウィンの才能を高く買っていたラヴェルの、彼一流の断り方だが、この巻を読んでいて、そんなことをふと思い出した。


俄然、面白くなってきた。