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本 ハケンアニメ!

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本-ハケンアニメ!
著者: 辻村深月 (著)
定価 ¥1,728(税込)
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商品情報

出版社名
マガジンハウス
発行年月
2014年 08月
ISBNコード
9784838726905
版型
127×188mm
ページ数
441P
平均評価
(4.5)
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ブクレポ
4件

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辻村深月 OFF

この商品について

2015年本屋大賞ノミネート作品!!

内容紹介

伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。
プロデューサー有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。
同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と人気プロデューサー行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。
ネットで話題のアニメーター、舞台探訪で観光の活性化を期待する公務員…。
誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び、新たな事件を起こす!anan連載小説、待望の書籍化。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: みつい 投稿日:2016/03/16

仕事愛がたくさんつまった本

辻村さんがテレビで「書くのが楽しかった」と言っているのを観て読んでみたくなりました。



アニメ業界を舞台にした本ですが、仕事愛がたくさんつまっていて、登場人物がみんな格好よかったです。


本編の中で、何回か「この業界の人は、愛の人だ」と出てくるのですが、自分が手がけている作品や仕事やアニメというものに対するそれぞれの思いがちゃんと伝わってきて、何度も感動してしまいました。



章ごとに中心になる人物が変わりますが、個人的には第1章の王子監督と有科プロデューサーの話をもっと読みたかったな。



第1章でライバル役として出てくる行城プロデューサーが2章でじわじわと印象がかわっていき、むしろ好感度高くなってしまって困りました。
斉藤監督を会議に連れまわしていたのも、公園で売上報告をしたのも彼の優しさなんだろうなと思うと泣けました。



アニメに限らずなんの職業でもそうですが、仕事を真剣に取り組んでいる人たちは格好いいです。

ニックネーム: きくちゃん 投稿日:2015/07/05

ガウ…

記録を遡ってもたしかはじめての
辻村深月さん
『ハケンアニメ!』
読みました!
おもしろかった!
もちろん興味も深いけど
文句なしの満点!
おもしろくて
ときめいて
役に立つ(笑)
あたしにとって全部揃ったエンタテインメント!斎藤監督に感情移入して読み終わりましたけど、
どう見てもわたしは有科Pですょね。
相方が王子様?(笑)
それでも斎藤監督のつもりなので、
カバーを外したり裏返して読むので
カバー表返すのが読了の儀式なのですが、
CLAMPさんが描いた斎藤監督のイラストに
びっくりです!(笑)
10万部突破特別カバー裏の
特別短編があっての超満点ですね。
朝日新聞の記事から買い求めたのでしたが、
幾原監督が王子のモデル?
ガウ…

ニックネーム: p-mama 投稿日:2014/12/10

覇権アニメとは…

TVの視聴率だけではなく、グッズやDVDの売上No.1を取ったアニメのこと。
初めタイトル見た時は「派遣…???」って思っちゃいました。

辻村さんの作品は大好きで何冊も読んでいます。
デビュー当時の作品は研ぎ澄まされてぴーんと張った糸のような中に繊細さがあったあように思っていました。とくに思春期のまっただ中の描き方と言ったらもう触ったら壊れちゃいそうな、そんな感じがすごく好き。
最近、少しずつ成長して大人になってきた女性の生き方にシフトしてきているのかな?
「ゼロハチゼロナナ」も「本日は大安なり」も。これはこれでなかなか共感できる感じが多くて。

で、この小説ですが、まるで有川浩さんの小説のような印象。
なんでだろう?って思っていたらananの連載小説だったのですね。ターゲットが若い女性だからか…。
内容的にはアニメに関わるプロデューサー、アニメ監督、アニメーターの女性の仕事に対する情熱が全面に押し出されていて、情熱だけでは進まない現実の仕事と自分のプライドと、情熱がなければ出来ない仕事と人間関係と。ところどころにラブコメも仕込んであってなかなか面白かったです。

辻村さんが直木賞を取った時のインタビュー記事で「田舎に住む若い女性の閉塞感」みたいなことを述べられていたが、この小説もアニメ制作会社が田舎にあり、仕事に生きて恋愛から遠ざかり「リア充なんてなによ!」みたいなそれを肯定したいような否定したいようなもやもやした感じが汲み取られました。
もういいんじゃないですか、都会への憧れもいかにもの女の子への憧れも恋愛への憧れも。その記事にあった辻村さんの写真は可愛らしくてふわっとしていてそんな悩みとは無縁に見えたから。
仕事に邁進して生きていく女性は本当に美しい。
そう思います。この表紙の女性たちのように。

ニックネーム: まーち 投稿日:2014/11/25

最後はやはり、人と人とのつながりと信頼関係!

本当に失礼なのだが、この表紙の絵にも騙され、こんなにすごい作品だとは思わずに読み始めてしまった。ひと言で言えば、アニメ制作の世界を描いたお仕事小説なのだろうが、そんなに単純な作品ではなかった。

この作品は、アニメ制作に携わる、異なる職種の3人の女性の目線で描かれていくのだが、約440ページというページ数を、目一杯使って描かれていく世界を、レポで簡単にまとめるのは、ちょっと無理である。雰囲気を伝えることすらできないかもしれないが、少しでも興味を持っていただければと思う。


まず登場するのは、有科香屋子(ありしなかやこ)というプロデューサーである。彼女の人生を変えてしまったのは、王子千春という監督の作品である、「ヨスガ」というアニメだった。彼と仕事ができる日を夢見て、アニメ業界に入った香屋子。そして、「ヨスガ」から9年後。「運命戦線リデルライト」という作品で、その夢が叶うことになる。しかし、現実は甘くはない。制作途中に発生した、王子の失踪事件。香屋子は、調整に追われることに・・・


次に登場するのは、斎藤瞳というアニメーション監督。彼女の家は貧しく、電気代の節約のために、アニメどころか、テレビも見せてもらえないような環境で育った。そんな彼女の人生を変えたのが、大学時代に友人が貸してくれた、一本のアニメ映画だった。有名私立大学卒の彼女が選んだ就職先は、大手のアニメ制作会社だった。瞳は、行城(ゆきしろ)というプロデューサーと組み、「サウンドバック 奏の石」(通称・サバク)というシリーズアニメを制作することになる。しかし、ギリギリのスケジュールのため、家に帰るどころか、数日風呂にも入れないような、徹夜続きの生活。さらに、アイドル声優とのギクシャクした関係など、前途多難で・・・


最後に登場するのは、並澤和奈というアニメーター。彼女は、「サバク」の原画がネットで話題になり、『神原画マン』と騒がれていた。そんな彼女が関わることになったのが、彼女の仕事場がある、新潟県選永(えなが)市の観光課からの依頼である、「サバク」の『聖地巡礼』のためのスタンプラリーである。そんなの自分の仕事ではないし、担当の宗森という青年は、いかにも、アニメに関して素人という感じで、カチンとくるようなことばかり言うので、はじめは、嫌々引き受けたのだ。ところが、宗森の本気度を、徐々に感じ始めた和奈は、いつのまにか、真剣に取り組むようになっていった。そして、この作品のクライマックスともいえる、『河永祭り』の当日を迎えることになるのだ・・・


この作品、3つの章+1章に分かれているが、バラバラの話ではなく、話も人もつながっている。
「ハケンアニメ」というタイトルが、ピンとこなかったのだが、「ハケン」は「派遣」ではなく、「覇権」だった。戦国状態のアニメ業界で、そのクールの頂点に立った作品に対する称号が、『覇権アニメ』と呼ばれるらしい。そして、その『覇権』を争うことになるのが、「リデル」と「サバク」であり、和奈は、その両方の原画を担当しているのである。


個人的な感想としては、お仕事小説であるとともに、人と人とのつながりの素晴らしさを描いた作品のような気がした。最初はうまくいっていなかった人間関係が、お互いの知らなかった面を知り、困難に立ち向かっていくことにより、信頼関係が築かれ、強い絆で結ばれていく。それが見事に描かれていたのが、『河永祭り』の場面である。


この作品を読んで、アニメ制作というものが、ここまで大変なものだということを、改めて感じた。時間と手間のかかる仕事だということは聞いたことがあったが、さまざまな職種の人たちがかかわってくる、想像以上に過酷な世界だった。この作品を読むと、軽い気持ちでアニメを観ることができなくなりそうだ。


会社的には、『覇権アニメ』になることは重要なのかもしれないが、大切なのは、視聴者それぞれの『ナンバーワン』になることなのではないだろうか。


♪ №1にならなくてもいい・・・


まさに、そんな気持ちにさせられた。


「やりきった」という感じの、すがすがしい終わり方が、実によかった。アニメに対する認識が変わる一冊だった。作品の中で登場するアニメを、本当に観てみたいと思った。


この作品、映像化するなら、ドラマより映画の方がいいと思うのだが、2時間では、この内容を描ききれないような気もする。
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