pagetop

本 江戸のベストセラー

ほしい!に追加 twitter
本-江戸のベストセラー
著者: 清丸惠三郎 (著)
定価 ¥1,728(税込)
BOOKFANポイント: 16 pt
or
Tポイント: 16 pt (Yahoo!ウォレット決済利用時)

商品情報

出版社名
洋泉社
発行年月
2017年 07月
ISBNコード
9784800312556
版型
--
ページ数
223P
平均評価
(4)
: 0件
: 1件
: 0件
: 0件
: 0件
ブクレポ
1件

新刊お知らせ登録一覧へ »

清丸惠三郎 OFF

内容紹介

武家名鑑、算術指南書、健康読本、江戸タウンガイド、ファンタジー小説、ホラー小説、生活実用書、遊郭風俗ガイド…、発禁処分続出!現代に通じるヒットの秘密!!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

序章 江戸の本はアイデアの宝庫!/『嵯峨本』角倉素庵―洛中有数の素封家にして知識人が創り出した「豪華本」への憧憬/『塵劫記』吉田光由―技術大国ニッポンへの道を拓いた和算入門のバイブル/『好色一代男』井原西鶴―稀代の好色男を狂言回しに江戸の享楽を活写したベストセラーの嚆矢/『武鑑』松会三四郎―幕府体制の実用書、代表的な江戸土産でもあった江戸の武家名鑑/『曽根崎心中』近松門左衛門―“江戸の文春砲”と悲しきヒットメーカー/『養生訓』貝原益軒―読み継がれること300年!「健康書」の超ロングセラーはいかにして生まれたのか?/『解体新書』杉田玄白―近代医学の曙となった江戸のプロジェクトX、『ターヘル=アナトミア』翻訳/『吉原細見』蔦屋重三郎―蔦唐丸―写楽を生んだ男の虚像と実像/『東海道中膝栗毛』十返舎一九―衆道の凸凹コンビが繰り広げる珍道中が大ヒットした理由/『南総里見八犬伝』滝沢馬琴―終われないのは江戸の昔も同じ!元祖ドラゴンボールの憂鬱/『東海道四谷怪談』鶴屋南北―200年の時空を超えて、「平成の夏」を戦慄させる江戸のモダン・ホラー/『江戸繁昌記』寺門静軒―貧乏儒者のコンプレックスが生んだ漢文専門書のベストセラー

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/07/23

ベストセラーになるには、理由があった!

この作品は、タイトルの通り、江戸時代にベストセラーとなった本を紹介したものです。しかし、本の内容だけでなく、作者についてや、その作品が生まれた背景などについても書かれています。
では、江戸時代には、どんな本が売れたのでしょうか?


『嵯峨本』(角倉素庵) 「嵯峨本」とは、薄い色刷りの紙に、雲母摺り(きらずり)といわれる技法で、大胆かつ華やかな模様が描かれ、その上に流麗な仮名漢字交じりの和文が印刷されたりした、豪華な古活字本です。そうした美麗な本が制作された場所が、京都の嵯峨野であったことから、「嵯峨本」と呼ばれたそうです。


『塵劫記』(吉田光由) 和算入門のバイブル。光由は、角倉素庵の一族だそうです。


『好色一代男』(井原西鶴) 想像以上の好色ぶりで、びっくり。最初は、自費出版のような形で出版されたとは意外でした。遊里の潜入レポート的な趣向もあわせ持っていたようです。


『武鑑』(松会三四郎) 武家版の「会社四季報」ともいえるような、大名や藩の個人情報が記載された、大名家および幕府役人名鑑。


『曽根崎心中』(近松門左衛門) 当時の浄瑠璃は、現代の週刊誌のようなものだったらしく、事件が起きると、その余熱が冷めないうちに舞台にかけるものだったようです。


『養生訓』(貝原益軒) 健康書の超ロングセラー。ただ、「接して漏らさず」という言葉は、誤解されているようです。


『解体新書』(杉田玄白) 近代医学の曙となった、江戸時代のプロジェクトXといえる作品。


『吉原細見』(蔦屋重三郎) 吉原で遊ぶための情報誌であるとともに、色街の遊女たちの名鑑でもあった、吉原のガイドブック。


『東海道中膝栗毛』(十返舎一九) 「五十三次 道中膝栗毛」というタイトルを考えていたものの、53次をすべて踏破するまで続かないと弱気になり、「浮世道中 膝栗毛」に変わっていたらしいです。第3編目から、「東海道中膝栗毛」になったそうで、この辺から、刊行を続ける自信がついたようです。ヒットの裏には、旅行ブームという、時代背景がありました。


『南総里見八犬伝』(滝沢馬琴) 随所で、「水滸伝」や「三国志」が元ネタになっているとは知りませんでした。晩年、馬琴は失明し、最後は、嫁との激闘ともいえる日々を経て、書き上げることができたようです。


『東海道四谷怪談』(鶴屋南北) 「忠臣蔵」を背景においた、裏「忠臣蔵」、あるいは、パロディ「忠臣蔵」とでもいうべきストーリーになっていたとは思いませんでした。「忠臣蔵」人気を、視野に入れていたようです。


『江戸繁盛記』(寺門静軒) 古めかしい漢文で記された「物之本」が、爆発的に読まれたのはなぜなのでしょう?貧乏儒学者の毒舌、その独断とひがみ、それらが時代相、風俗相への痛烈な批判となって書き込まれたということが、人気の秘密だったようです。


この本を読むと、これらの作品がベストセラーになったのは納得という感じです。
時代の波にうまく乗ったもの、時代を超えて読み継がれるものなど、ベストセラーになったのには、それぞれ、きちんと理由がありました。


現代に比べ、娯楽が少ない時代だったので、本というのは、人々にとって、とても貴重なものだったのでしょう。
うれしい全品送料無料♪全商品1%ポイント還元!
ご注意!ラッピング、お届け日の指定は承れません!
BOOKFANのツイッターをフォローする♪
BOOKFANキャラクター大集合!LINEクリエイターズスタンプ配信中☆
電子書籍に自分だけのサインがもらえる!eBookサイン会情報はこちら!
特集一覧へ
ジャンルランキング

小説・エッセイのランキング

このミステリーがすごい! 2018年のミステリー&エンターテインメントベスト20 2019年版

『このミステリーがすごい!』編集部(編)


平成くん、さようなら

古市憲寿(著)


言葉の品格

イギジュ(著)


ランキング一覧へ
ブクポン
アンケートに答えてポイントゲット!
アンケート一覧へ