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本 おやすみラフマニノフ

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本-おやすみラフマニノフ
著者: 中山七里 (著)
定価 ¥1,512(税込)
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商品情報

出版社名
宝島社
発行年月
2010年 10月
ISBNコード
9784796679015
版型
--
ページ数
315P
平均評価
(4)
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ブクレポ
3件

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中山七里 OFF

内容紹介

秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。
しかし完全密室で保管されていた、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれる。
脅迫状も届き、晶は心身ともに追い詰められていく。
さらに彼らの身に不可解な事件が次々と起こり…。
メンバーたちは、果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」がコンサート・ホールに響くとき、驚愕の真実が明かされる。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: こたろう 投稿日:2013/06/08

言葉で「音楽」を表現するということに、挑戦した作品かな?

中山さんの二作目、デビュー作と同じ音楽小説。
舞台は名古屋の音大。そのプロの奏者を目指すクラスの晶が主人公です。彼のまわりにははやくから才能のきらめきを見せている若き天才たちがゴロゴロ(まー天才なら早熟ですよね、うらやましい)います。そしてその才能の代償のよういびつで異能の人ばかり。
おねー言葉のヴァイオリン専攻の入間裕人。毒舌で自信家、名前が容貌をうらぎっているピアニスト下諏訪美鈴。そして大学の学長で伝説的なピアニストでもある柘植晃良の孫、諏訪初音。
おまけに晶の実家、飛騨で温泉宿をやっているのですが、不景気で晶の学費も払えない状態です。
そして迎えた秋の大切な演奏会。学長と一緒に演奏会に出、プロの目に留まり演奏家としての狭き門をくぐれるチャンスなのです。
そしてバイトも控えて受けたオーディションでは幸運もい方に着け、コンサートマスターに抜擢されます。
そして事件が起こります。
大学の楽器保管室のある名器スタラディバリウス(ただしチェロ)が盗まれます。しかし警察には届けない方針の大学。
そして第二の犯行が行われます。学長専用に作られたピアノが破壊されます。
そして次の犯行予告が……

しかし、本書の特徴は謎解きではありません。まあそれもおまけについている状態です。
狙いは揺蕩うような、そして激しく強く、演奏されるクラシックの調べを、音を言葉で表現することです。ほとんどの努力、情熱がそれについやされています。
演奏会だけではなく、大雨で避難所に集まった人々の前で奏でるヴァイオリン。そして前作でも出てきたように記憶する、講師で天才的なピアニストの岬洋介の伴奏を超えた演奏。
「旋律は悲しみの淵に落ちていく。再びピアニッシモで旋律を繋ぎ、か細い音で哀切を表現する。f字孔から放たれた音がボクの身体を震わせた後、宙空に幽(かそけく)消えていく。
そしてヴァイオリンが沈黙すると、その哀しみを引き継いで切れ間なくピアノが現れる。ヴァイオリンと同等のピアニッシモで始まったけれど、岬先生の……」
避難所での演奏の描写だけで15ページを費やしています!!!
ただ主人公が「ボク」とカタカナで書かれている小説は初めて読んだような気がします。ちょっとだけ違和感が……

大変な努力で書かれた、音と言葉の競に酔うようにして(やや宿良い?)読み終えました。
中山さんの名演奏に惜しみない拍手を贈りたいと思います。

ニックネーム: りえこ 投稿日:2012/12/30

「さよならドビュッシー」ほぼ同時期の出来事

「さよならドビュッシー」の続編ですが、ほぼ同時期の出来事のようです。ドビュッシーのほうで、岬洋介が臨時講師をやってるという話が出ていましたが、その学校、愛知音大が舞台です。あちらの登場人物も登場しています。

ドビュッシーがピアノだったのに対して、こちらはヴァイオリンです。どうでもいいけどドビュッシーでは「バイオリン」と書いてたのにこっちは「ヴァイオリン」になってるな。

語り手のボクは、音楽大学に通う苦学生。・・・そう、音楽にはお金がかかる。
そしてお金をかけて勉強しても、音楽で食べていけるような人は極めてまれ。友人との格差を感じる今日この頃・・・。

そんな現実を突きつけられている晶に、チャンスが訪れた。
それは、定期演奏会のオーディションを受けて、コンサート・マスターの座を勝ち取ること。そうすれば授業料が免除される。将来にもつながる。
そして何より、あのストラディバリウスが弾ける!

しかしライバルは、自分のはるか上を行く、音楽大学期待の星。ライバルの演奏を聴いて完敗を悟った晶でしたが・・・ふたを開けてみたら見事コンマスに。
実力からではありませんが、運も実力のうち。

ところがほんとうに大変なのは、コンマスに選ばれてからです。
指揮者はまったくやる気がなく、オケを引っかきまわすだけ。きわめて個性的かつばらばらのオーケストラメンバーをまとめるのに大苦労です。
盗難・破壊・脅迫と、定期演奏会を妨害する事件が、ますます皆の不安をかき立てます。

そこで指揮者を買って出てくれたのが岬洋介。
定期演奏会と事件と、両方まとめてうまく解決してくれるでしょうか。


ドビュッシーもそうだったけど、やっぱ臨場感があるなあ。演奏シーンの細かい描写なんか、音楽用語満載なのにもかかわらず、情景が目に浮かんでくるような気がします。
また、襲われたり、嵐の中だったり、弦が切れたり、いちいちドラマチックですよね。少々わざとらしいけど。脚色ナシでそのまま映像化できそう。
音楽の説明はくどいけど^^;
カラオケボックスで練習するのは面白かった。

前作もそうでしたが、岬先生って謎を解くプロセスがあんまりないんですよね。あくまで天才音楽家で、才能ある後進をさりげなく導くっていうスタンス。推理はオマケ。
いつの間にか謎を解いていて、後で結果だけまとめて説明してくれるっていうのは、ミステリ小説として見ると、少々物足りない気がしなくもないですが。
ミステリ小説なんでしょうけど、謎解きがメインじゃない。主題は、そんな事件の中、何を考えどう動くか。
そしてその舞台が、普段なじみのない世界となるとますますわくわくします。っていうかむしろここでミステリー部分にしゃしゃり出られたらかえって興ざめかも。


なんか人格的にどうかと思うような人がけっこう出てきますが、天才っていろんな意味で普通の人とは違うんだろうなと思いました。
音楽以外はすべてどうでもいい、、、これくらいでないと第一人者にはなれないのかも。
高みを目指すのは孤独になっていくこと。それでも高みを目指さずにはいられないのが才能なのでしょうか。

これもラフマニノフ聞きながら読んだのですが、ラフマニノフはドビュッシーほどは聞き覚えがなかったです。

ニックネーム: まーち 投稿日:2011/07/06

音楽の描写がすごい。

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