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本 兵隊やくざ 貴三郎一代 新装版

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本-兵隊やくざ 貴三郎一代 新装版
著者: 有馬頼義 (著)
定価 ¥679(税込)
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商品情報

出版社名
潮書房光人社
シリーズ名
文庫あN-146
発行年月
2003年 10月
ISBNコード
9784769821465
版型
--
ページ数
--
平均評価
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ブクレポ
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有馬頼義 OFF

内容紹介

勝新太郎主演で話題を呼んだ痛快な兵隊物語―ビンタも、階級も、軍律も通じない一等兵・大宮貴三郎が、満州の荒野にくりひろげるユニークで、無頼の軍隊生活。
戦争にゆがめられながらも、なお人間性を失わない人々の姿を活写する。
三年有余にわたる直木賞作家みずからの軍隊体験に裏打ちされた感動の代表作。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

著者情報

有馬 頼義
大正7年2月、東京に生まれる。学習院初等科より成蹊高校に進んだが、野球に熱中して退校となる。早大第一高等学院に転じたが、小説を書いて稿料を受けとったことがもとで、放校処分をうける。徴兵延期の特典を失い、昭和15年1月、召集されて満州に渡る。18年4月、除隊。帰国して同盟通信記者となる。隣組長、防空班長をつとめながら、反戦小説を書きつづけ、終戦を迎える。昭和29年、「終身未決囚」により第31回直木賞を受ける。昭和34年、「四万人の目撃者」で探偵作家クラブ賞を受賞。「東京空襲を記録する会」理事。昭和55年4月歿

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: 黒猫ファン 投稿日:2013/04/06

ヤクザな軍隊の中で、正気を貫く

「私」という一人称で語られるこの小説は、著者の軍隊生活を通して得た経験の世界でもある。そして、もう一人の主人公、娑婆では本当にやくざをしていた「大宮」は、著者の兵隊としての理想の姿であったかもしれない。

「私」は、大学を出ていながら幹部候補生をわざと落第し満期除隊の日を数えて待つ3年目の「有田上等兵」。同期入隊の学歴あるものは幹部候補生を経てとっくに伍長や軍曹になり、同じ内務班の班長をしている状況だった。ここは満州北部の「孫呉」。東京の第一師団が226事件の後、懲罰とも取れる措置で出征させられ、ここに基地を構えていた。


内地から今年も基礎教育を終えた初年兵がやってくる。その中にとんでもない兵隊がくるという。しかも、その指導役を仰せつかる事になった。それが「大宮二等兵」(間もなく一等兵)であった。


しかし、大宮は至って真面目な兵隊であった。何が問題なのかと言えば、いまだに「人間らしい正気」を保っている事だった。軍隊では、初年兵は人間ではなかった。奴隷ですらなかった。思考と理性と正気を停止した、ぼろ雑巾以下の存在でなくてはならなかった。


毎日毎日、ただ只上級兵の遊び相手、ストレス解消相手としてリンチを受けさせられても、ひたすら「ありがとうございました」といい続け、しかもそれで訓練を休んだりは絶対に出来ないのだった。
ところが大宮は、理由の無い制裁を徹底して拒んだ。
その反動は想像を絶する制裁となってさらに跳ね返ってくるのだった。


ある日、大宮は些細な言いがかりで砲兵伍長の制裁を受ける事になった。伍長もまた幹部候補生上がりで、しかもボクシングの選手であった。無抵抗の大宮を、サンドバックにしている伍長に対し「私」は兵隊の年の数の理論をたてに辞めさせ、大宮に復讐させる機会を与えた。それ以来、大宮は「私」を尊敬して離れなくなってしまった。


教養あるべきものが、その地位を利用してさらに無抵抗のものを苛めぬき、殺しても構わない世界が軍隊の正気だった。
やくざは、未だ義理と人情をもっている「大宮」であった。
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