1 絵画的な詩への旅(詩の新しさと古さ/『アムバルワリア』の翻訳詩/もう一つのトリトンの噴水)/2 二大潮流 萩原朔太郎と西脇順三郎(音楽派と絵画派/女の立場『旅人かへらず』はしがき/鳥居清長からクールベの女まで)/西脇詩の原風景(信濃川と郷里小千谷―風景としてのふるさと/多摩川と多摩人/「ふるさと」のエティモロジー―人類・宇宙・永遠)/4 詩と溶け合う絵―西脇美術館(グロテスクの画家たち―ピカソから写楽まで/自然と芸術―ゴーガンからセザンヌまで/肖像画の「見立て」―ゴヤからマネまで/オノマトペーと諧謔―ゴッホ、クレー、キリコなど/彫刻のイメージ―ミケランジェロ、ロダン、ムア)/5 西脇訳でエリオットを読む(パロディーか文明批評か―『荒地』をどう読むか/初めと終り―『四つの四重奏曲』をどう読むか/より巧みなる者へ―エリオット、パウンド、西脇)/6 古典とモダン(「郷愁の詩人与謝蕪村」と「はせをの芸術」/西脇順三郎と現代詩人たち)