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本 怪物はささやく

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本-怪物はささやく
著者: パトリック・ネス (著)
シヴォーン・ダウド (原案)
池田真紀子 (訳)
定価 ¥1,728(税込)
BOOKFANポイント: 80 pt
or
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商品情報

出版社名
あすなろ書房
発行年月
2011年 11月
ISBNコード
9784751522226
版型
--
ページ数
221P
平均評価
(3.5)
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ブクレポ
2件

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内容紹介

ある夜、怪物が少年とその母親の住む家に現われた―それはイチイの木の姿をしていた。
「わたしが三つの物語を語り終えたら、今度はおまえが四つめの物語をわたしに話すのだ。
おまえはかならず話す…そのためにこのわたしを呼んだのだから」嘘と真実を同時に信じた少年は、なぜ怪物に物語を話さなければならなかったのか…。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: ペレグリン 投稿日:2016/10/13

暗く深遠なる世界観に心打たれる異色ファンタジー

読書感想の課題図書にも選ばれたこの作品は私にとって最も印象深い本の一つです。








イギリスの田舎町に住むコナー・オマリーは、13歳の少年。離婚した父親
は6年前に家を出て再婚相手といっしょにアメリカへ行った。コナーは闘病
生活を送る母親と2人で暮らしていた。家の窓からは丘の上の教会を見渡
すことができ、墓地の真ん中にそびえるイチイの木が見えた。コナーは、
同じクラスの女の子リリーとは別の家に住む兄弟同然に育ったが、リリー
はコナーの母親が重病にかかっていることを何人かの友だちに話してしま
う。そのうわさは学校中に広まり、コナーは、学校で孤立するようになり、
授業中に手を挙げることもしなくなった。そんなコナーの元に、真夜中の12
時分、イチイの木の姿を借りた怪物がやってくる。怪物は歴史とともに過
ぎた歳月と同じ数の名前を持っているといい、コナーに物語を語り始める
のだった。ただし3話話したら4話目はコナーが語れという。やがてコナー
は怪物と語り合ううちに自分の今まで隠していた暗い内面と向き合ってい
くのだった・・・。




・・・。




正直とても悲しい話で、読み終わると複雑な気持ちになりました。




「怪物」の言葉は時に無慈悲に、時に優しく少年に語りかけます。
その言葉の含蓄は深く心を揺さぶります。




怪物とともに「死」と向き合っていく少年の繊細な心理が綺麗に描写されている本作は既に映画化が決定しており、注目されています。原作の世界を美しく映像化したトレーラーも公開されており、期待が高まります。

ニックネーム: Tucker 投稿日:2012/02/04

相反する心

13歳の少年、コナー・オマリー。
ある時、彼のもとにイチイの木の怪物がやってくるようになる。

怪物がやってくる時間は、いつも12時7分ぴったり。

夢とも現実とも定かでない世界で、怪物はコナーにこう語りかける。
「これから、おまえに3つの物語を話して聞かせる。そして、その後、おまえが4つめの物語を私に話すのだ。ただの物語ではない”おまえの真実”の物語を」

一体、何が目的か、と問うコナーに対し、怪物は
「質問を間違えているぞ。問題は、私が何を求めているかではない。おまえが私に何を求めているかだ」
と答える。

怪物を呼んだのはコナー自身だという。
コナーの中の何かが、怪物を呼んでしまったのだ。


ちなみに怪物は決まった名前を持っていない。イチイの木の姿をしているのも「この姿が一番ラク」だから。
ただ、最初の方で自ら
「狩人ハーン」
であり
「樹木神ケルヌンノス」
でもあり
「森の番人グリーンマン」
でもある、と名乗っている。

少し調べてみると、それぞれ元が一緒だったりと関係がある神々。
その中の「ケルヌンノス」は冥府の神とされている。

実のところ、怪物は「コナーの真実」を最初から(ある程度まで)知っているような節がある。
怪物=摩訶不思議な技を使う未知の存在、なので「コナーの真実」を知っていても不思議はない、とも考えられるが、「冥府の神」だから、というのも理由の一つとして考えられそうだ。
(「コナーの真実」はこの辺りに関わる内容)

怪物の目的は「コナーの真実」を知る事ではなく「コナーに真実を語らせる事」
怪物のセリフからも想像できるかもしれないが、「3つの物語」は「4つめの物語」を引き出すための「枕」にすぎない。

怪物が語る物語は、どれも一癖ある物語ばかり。相反する気持ちを同時に抱えた者たちの物語、という点では共通している。
ただ怪物自身も相反する心を抱えているという点では一緒。
毒でもあり、薬でもあるイチイの木の姿をしている事がそれを象徴しているのかもしれない。

挿絵も豊富だが、すべて白黒。怪物も含めた「人物」はシルエットのみのため、不気味な雰囲気を醸し出す。


怪物に”おまえの真実”の物語、と言われた時、コナーは心の奥底で、思い当たるものを感じる。

それはコナーにとって、とてつもなく怖ろしい物語。それを語るくらいなら死んだ方がまし、とさえ思えるほどのもの。
ただ、その物語の底には「3つの物語」と共通するものが流れている。ある意味、「3つの物語」は形を変えた「コナーの物語」でもある。

恐怖を乗り越えるために、恐怖と向き合う。
ごもっとも、と思うが、実際にやってみろ、と言われたら、こう即答するだろう。
「謹んでお断りします」
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