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本 夕暮の緑の光 野呂邦暢随筆選

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本-夕暮の緑の光 野呂邦暢随筆選
著者: 野呂邦暢 (著)
岡崎武志 (編)
定価 ¥2,808(税込)
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商品情報

出版社名
みすず書房
シリーズ名
大人の本棚
発行年月
2010年 05月
ISBNコード
9784622080817
版型
--
ページ数
227P
平均評価
(4.5)
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ブクレポ
1件

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野呂邦暢 OFF
岡崎武志 OFF

内容紹介

端正な文体に秘めた人生への熱い思い。
行間からほとばしる故郷九州の光と風。
42歳で急逝、没後30年を経て再評価高まる作家の濃密な文業をここに贈る。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

東京から来た少女/装幀/「漁船の絵」/H書店のこと/馬の絵/小林秀雄集/フイリップ/花曜日/日記/菜の花忌〔ほか〕

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: こたろう 投稿日:2014/02/17

また野呂邦暢さんを読めて幸せです。

野呂邦暢(くにのぶ)氏について簡単に記しておきます。現在ではあまり知られていない方なので。

長崎生まれの作家で八歳で諫早に移理、工高卒業後、職を転々年、自衛隊に入隊。文学界新人賞佳作を受賞したのち、自衛隊の経験を基にした作品「草のつるぎ」にて芥川賞受賞。42歳で心筋梗塞のために急逝。故人を偲び、5月最終日曜日には、諌早市上山公園の文学碑の前で菖蒲忌が行われているそうです。

私は当時文学界に掲載された「草のつるぎ」を読んで感じいって、その後芥川賞を受賞されたことを自分のことのように嬉しかったのが強く印象に残っています。そして「諫早菖蒲日記」という作品で決定的に好きになった覚えがあります。(菖蒲忌は同作品にちなんだものだと思います)その後どんな作品を書かれるかと楽しみにしていたのですが……

2010年に刊行された本書はその野呂さんの才を惜しむ方たちが出版されたのではと、考えています。野呂さんの随筆を読むのは初めてです。

解説で岡崎氏は
「一番大事なことから書く。それは、野呂邦暢が小説の名手であるとともに、随筆の名手でもあったということだ。小説を書くときほどの息苦しい緊張はなかっただろうが、ちょっとした身辺雑記を書く場合でも、言葉を選ぶ厳しさと端正なたたずまいを感じさせる文体に揺るぎはなかった。ある意味では、寛いでいたからこそ、生来の作家としての資質がはっきりと出たとも言えるのである。」
その端正で凛とした、透明感さえ感じさせる文体は独自の物でいまだに魅力的です。

そして野呂さんの私生活というか、身辺のことが見えてくるとなんだか、個人的に弟子入り、いや子分にしてもらったような嬉しさがあります。
長崎に生まれ、八歳で諫早に疎開し、原爆の光が空を染めるのを見ていたこと。
古本屋が好きで、旅先では記念に必ず本を買うこと。
奥様とのなれ初め。大学入試に失敗して京都でしばらくぶらぶらしていて、その後、家庭の事情で進学を断念し、自衛隊に入学したことなど、など。どれも興味深い、作家の横顔を見せてくれる文章ばかりです。

「土との感応」という文の終わりでこう書かれています。
「小説というものも、畢竟、土に根差し土に育まれるものである。わたしは両足でつねに土を踏まえていたい。子供のころ充実感というのは、つまるところ大地の奥深い所から湧き出た霊の如きものとの感応に他ならないからである。」

今あらためて野呂さんの文章を読める喜びと、その才能を惜しむ気持ちの両方が私の中にあります。
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