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本 かがみの孤城

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本-かがみの孤城
著者: 辻村深月 (著)
定価 ¥1,944(税込)
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商品情報

出版社名
ポプラ社
発行年月
2017年 05月
ISBNコード
9784591153321
版型
127×188mm
ページ数
554P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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辻村深月 OFF

内容紹介

どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。
9時から17時まで。
時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す―

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/05/29

学校に行けなくなった中学生たちが集められた、“願いが叶う城”

安西こころは、中学校に入学して間もなく、真田美織というクラスメイトの“悪意”が原因で、学校に通えなくなってしまう。同じ中学の生徒に会うのが怖く、外にも出られなくなってしまったこころ。
母親の勧めで、「心の教室」というフリースクールに通うことになったのだが、朝になると、本当にお腹が痛くなってしまい、行けない日々が続いたのだった。


そんなある日、こころの部屋の鏡が突然光り始め、その中に引きずり込まれてしまう。
気が付くと、目の前には、狼のお面をつけた、小学校低学年くらいの女の子が立っていた。
そこは、「願いが叶う城」だという。
そして、そこには、こころ以外に、6人の子どもたちが集められていた。
中3のアキとスバル、中1のリオンとウレシノ、中2のフウカとマサムネ。
城に関するルールを考えると、彼らはみな、学校に通っていないということを、お互いに察する。


“オオカミさま”と名乗る少女によると、この城の奥には、誰も入れない、“願いの部屋”があるという。
しかし、その部屋に入れるのは一人だけ、つまり、願いを叶えられるのは、一人だけなのだ。
7人の子どもたちは、今日(5月)から3月30日(31日でないということが、とても重要)までに、“願いの部屋”に入る鍵を探すことになる。


城が開くのは、日本時間(これにも意味がある)の9時から17時まで。
17時までに家に帰らないと、狼に食べられてしまうという。
そして、鍵を見つけて願いが叶うと、この城での記憶は、全て消えてしまうというのだ。


最初の頃は、個人個人が、ひそかに鍵探しをしていたようだが、城中をくまなく探しても、誰も鍵を見つけることはできなかった。
次第に、子どもたちは、現実世界を忘れることができる“城”が心地よくなっていく。
たまに、小さな問題が起きるものの、次第に、彼らの絆は深まっていった。


ある日、アキの服装がきっかけで、重大な事実に気付いた7人。
しかしそれは、別な疑問を生むことになるのだった。
そして、城が閉じる日が、刻一刻とせまってくる。
別れの日が近付くにつれて、願いを叶えたら、城での記憶が全て消えるという条件が気になり始める子どもたち。
記憶が消えるくらいなら、鍵を見つけない方がいいのではないか?
鍵を見つけて、記憶が消えないように願うことはできないのか?


そして、城が閉じる前日、思いもよらぬ事態が発生し・・・


あえて触れないようにしていた、子どもたちそれぞれの、学校に通えなくなった事情が、終盤で明らかになる。


現実の世界で、生きづらさを感じる子どもたちが集められた“城”。
別れの日に明らかになる“城”の秘密と“オオカミさま”の正体は、とても切ない。


ファンタジーのような作品の中で、学校に行けない子どもたちが希望を見出していくという、感動的な作品だったのだが、個人的には、途中で、ある重大なことに気付いてしまい、どうして子どもたちは、そこに気付かないのかなぁという気持ちが大きくなっていき、少し冷めてしまったのが残念だった。
そのほかにも、伏線の張り方が親切すぎて、うすうす気付いてしまう部分が結構あった。


中学生にも読んでもらいたいような、素晴らしい作品だったが、心から楽しむためには、“秘密”については、最後で明らかになるまで、深く考えないで読んだ方がいいかもしれない。
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