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本 i

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本-i
著者: 西加奈子 (著)
定価 ¥1,620(税込)
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商品情報

出版社名
ポプラ社
発行年月
2016年 11月
ISBNコード
9784591153093
版型
--
ページ数
298P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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西加奈子 OFF

内容紹介

「この世界にアイは存在しません。
」入学式の翌日、数学教師は言った。
ひとりだけ、え、と声を出した。
ワイルド曽田アイ。
その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。
ある「奇跡」が起こるまでは―。
「想うこと」で生まれる圧倒的な強さと優しさ―直木賞作家・西加奈子の渾身の「叫び」に心揺さぶられる傑作長編!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/01/25

「この世界にアイは存在しません。」

アイは、裕福なアメリカ人の父親と日本人の母親に育てられた、シリア生まれの養女である。娘を子ども扱いしないで育てる方針の両親から、アイは、小さい頃から、「世界の不均衡」の犠牲者である子どもたちの話を聞かされていた。
そのため彼女は、何不自由なく生活している自分、そして、自分の境遇を、しばしば、うしろめたく感じるとともに、血のつながりというものに対する、言いようのない執着を感じていたのだった。


そんな彼女は、父親の仕事の関係で、アメリカから日本に引っ越し、中学、そして、高校へと進学する。
そして、高校に入学後まもなくの数学の授業で、彼女は、数学教師の言葉に、衝撃を受けるのだった。


「この世界にアイは存在しません。」


数学教師は、生徒の関心をひくために、虚数「i」のことを話題に出したのだが、自分の存在意義を見失っていたアイには、まるで、自分のことを言われたように感じたのである。
そしてその言葉が、彼女の心の中に居座り続け、ことあるごとに、まるで、呪いの言葉のように、彼女の脳裏をよぎるようになるのだった。


作品では、世界各地で発生する、テロや自然災害、難民問題など、実際にあったニュースに心を痛めるアイが、さまざまな経験を経て、「アイは存在する」ということを確信するまでの姿が、痛々しいまでの迫力で描かれていく。
高校時代に出会った、親友のミナ、安保反対のデモの最中、運命的な出会いをした、のちに夫となるユウ、そして、彼女の心を惑わすきっかけとなった、数学の世界が、彼女に、大きな力を与えることになったのだ。


「i」というタイトルには、いくつかの意味がある。
まず、虚数の「i」、「私」を表す「I」、「愛」、そして、主人公の名前である「アイ」。


一人の女性の、苦悩に満ちた半生を描くとともに、悲惨なニュースも絡めつつ、生まれるということの素晴らしさや、生きることの意義などを描いた、著者渾身の作品という感じだった。


ちなみに、表紙の絵も、西さん自身が描かれている。
表と裏の表紙だけでなく、表紙の裏側にまでつながるこの絵、テレビ番組で見たが、かなりの大作だった。
西さんは、絵を描くことと小説を書くことで、心のバランスが保たれているそうである。
アイの心の叫びが聞こえてくるような、素晴らしい絵だと思う。




余談だが、スティーブ・ジョブズ氏も、シリア移民の子どもで、アメリカ人の養父母に育てられたとは知らなかった。
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