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本 ランチのアッコちゃん

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本-ランチのアッコちゃん
著者: 柚木麻子 (著)
定価 ¥1,188(税込)
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商品情報

出版社名
双葉社
発行年月
2013年 04月
ISBNコード
9784575238198
版型
--
ページ数
166P
平均評価
(4)
: 1件
: 4件
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: 0件
ブクレポ
6件

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柚木麻子 OFF

この商品について

2014年本屋大賞 ノミネート作!

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: アーミー 投稿日:2016/02/01

今夜は「ポトフ」

こちらのサイトの評判を聞きながらも
なかなか読むチャンスに恵まれなかった、この作品。
やっと読めた。しかも爽快感を持ちながらの読破だった。

4編の短編が収録されていた。
第1話「ランチのアッコちゃん」と第2話「夜食のアッコちゃん」は
派遣OLの澤田三智子と派遣先の会社部長黒川敦子の物語。
その容貌と名前から
黒川部長はOLたちから「アッコちゃん」と呼ばれている。
むろん、あの芸能界きっての大物女性タレントを意識してのこと。
ひょんなことから、三智子は自分のお弁当ランチと
アッコちゃんのランチを1週間取り替えることになる。
アッコちゃんのランチは毎日違うお店で食べるもの。
何処で食べるかは、その日の朝、指示がくる。
会社の中と外での彼女の評判が違っているのに、
三智子はすぐに気が付いた。ランチタイムのお店では、
呼び名も同じ「アッコちゃん」だが、
黒川部長は「ひみつのアッコちゃん」になるらしい。

第2話も同様。
派遣先が違ってしまった三智子を道でみかけ、
会社をやめてワゴン車で
移動販売の飲食サービスをしているアッコちゃんが
再びワゴンセールスを手伝わせる。
このワゴンセールスは「東京ポトフ」という名前で
ポトフを売りにしていたのだ。

第3話「夜の大捜査先生」、第4話「ゆとりのビアガーデン」は、
「東京ポトフ」車の外伝編というべきか。
それぞれの話でそれぞれのエピソードが始まるなか、
「東京ポトフ」の関係者がチラリと姿を見せるだけだからなあ。

主は1話、2話だろうな。
お昼どきの違った体験をすることで、
自分というものを外から見ることができるようになった三智子。
なかなかたくましく成長したなと思う。
夜食専門のワゴンサービスも
それを待ち望んでいる人がいるということが
わかるだけでも大きな収穫だろうな。

それも「ポトフ」なんて・・・・いいなあ。
心も身体もあったまりそうで。
なんだか読み終わったら、「ポトフ」が食べたくなった。
今夜は、「ポトフ」にしょうっと。!!

ニックネーム: みつい 投稿日:2015/01/20

やってみないとわからない、かもね!

以前テレビで紹介されるなど話題になっていたので気になってました。
読みやすかったです。


派遣社員の澤田美智子は、ちょっとしたきっかけで、
派遣先の営業部長・黒川敦子(アッコさん)とランチの交換をすることになります。


それをきっかけに、人と出会い、今までで体験したことないことをやってみて、美智子の視野が広がっていきます。


この本には四編の物語が収録されているのですが、2編は美智子とアッコさんの話で、残りの2編に彼女達は直接は絡んできません。
どのお話にも共通するのは、視野を広げれば、少し考え方を変えれば、問題の解決策は見つかるかもしれない。ということかなと思いました。


物語のようにこんなに上手くいくはずない、と思うけどやってみないとわからないですもんね。

ニックネーム: あまね堂 投稿日:2013/07/12

私もお弁当持参です。

学生の時、友達とお弁当のおかずをちょっとずつ交換して食べていたことを思いだしました。
今も会社には弁当持参です。食べる事って大事な事ですよね。
楽しく読めました。

ニックネーム: こたろう 投稿日:2013/06/11

最近食べ物の出てくる本を読む機会が多いように思います。

家人から手渡された一冊。巷で人気らしいからというのがその理由でした。「ああ柚木さんね」と答えると「知っていたの」と失礼な答えが返ってきました。はばかりながら、本作以外はすべて読んでます!

という家庭内のことは置いておいて。表紙にまず見入ってしまいますよね、なんてダイレクトで好みのお弁当なこと!卵焼きにウィンナー、トマトと青物がバランスよく収められ、題名は海苔です。裏表紙にはかわいいタコウィンナーがこちらを見つめています。
物語は派遣社員の美智子がアッコ女史にランチを誘われ、食欲がないと持参のお弁当をあげるところからはじまります。食欲がないのは恋人にふられたから。
そんな美智子にアッコ女史(黒川部長、四十五歳独身身長173センチ)やり手の営業で社内のだれもが一目置く女子に
「来週一週間、私のお弁当を作ってくれない?」
「もちろん、お礼はするわよ。私の一週間のランチのコースと取り替えっこするの」
と破天荒にも思える提案をされます。
律義にお弁当を作っていく美智子に待っていたアッコ女史のランチコースとは?
いいですね。テンポよく、驚きもあって派遣の美智子くんが経験を積み、視野が広がり、やる気が出てくる様を楽しみながら読んでいけます。
二話目は美智子が一話目の出版社を離れ別の会社に派遣されているときの話になっています。正社員と派遣社員の間に挟まれて、バレンタインのチョコの件で悩む美智子、そこへさっそうと現れたアッコ女史。今は出版社の営業をやめてデリバリーに転職。「東京ポトフ」なる車の移動販売を手がけています。
今回はその移動販売のお手伝いを美智子がしながら未知の世界を知り、対応力を身に着けていくお話しです。
どちらもアッコ女史のグイグイ人を引っ張っていく求心力と行動力が魅力的です。
そのあとの二編はアッコ女史はちょろっと顔を出すだけで基本、別のお話になっています。
どちらも面白いのですが、出来るなら一話目と二話目の間のお話をたくさん書いてほしかったなと思いました。
それだけ「アッコ」さんが魅力的だったということです。160ページ余りの薄さでは不満です!

ニックネーム: まーち 投稿日:2013/05/28

見えていなかったものが見えたら・・・

この作品は、「見えていなかったものが見えたら、何かが変わるかも」、そんな風に思えるような4編の、連作短編集的な作品です。

ランチのアッコちゃんは、失恋して落ち込んでいた派遣社員の三智子が、部長である「アッコさん」から、ランチの交換を持ちかけられるという話です。三智子が作ってきたお弁当をアッコさんが食べ、アッコさんが日替わりローテーションで外食しているメニューを、三智子が食べに行くというのです。
プライベートでは、節約のため、ほとんど家に籠もっていた三智子が、外の世界でさまざまな人と出会い、今まで見えていなかったものが見えてくる、というお話です。

夜食のアッコちゃんは、会社が倒産し、ポトフの移動販売を始めたアッコさんと、別の会社で派遣社員として働いている三智子が再会する話です。正社員と派遣社員の板ばさみになっている三智子は、会社を辞めたいと思っていて、アッコさんの車で、会社の時間外に、見習いとして一緒に働いてみます。
三智子は、アッコさんに深夜に連れ出され、昼間に働いている人ばかりではないということに、まず気付きます。そして、深夜に働く人たちと話をすることによって、自分の立場に生かせるヒントを見つける、というお話です。

夜の大捜査先生は、高校時代、まさに「ギャル」だった30歳の女性が、夜の渋谷で、当時の先生と再会し、先生が追いかけている、彼女の後輩にあたる女子高生を、一緒に追いかけるとう話です。
自分も散々追い回され、当時は敵のように思っていた先生と、いろいろなことを話すうちに、当時の自分の本当の姿が見えてくる、というお話です。

ゆとりのビアガーデンは、あまりにも仕事ができないのでクビにした女性と、社長になった男性が再会するという話です。彼女は、彼の会社が入っているビルの屋上で、ビアガーデンを始めると言うのです。
彼女に商売なんてできるわけがないと思っていた社長ですが、彼女の奇抜な発想と、予想外にしっかりした考えに、徐々にペースを崩されていき、認めたくなかった自分の過ちに気付く、というお話です。

アッコさんというのは、身長が173センチ、つやつやの黒いおかっぱ頭が、あの某大物歌手を思わせるうえに、名前が「敦子」というところから、陰で呼ばれているあだ名のようですが、読んでいると、どうしても江角マキコさんを連想してしまいました。(ショムニの影響かも)後半の二つの話では、チラッと登場するという形になっています。

この本の中で、「一人で食事をするより、誰かと一緒に食べた方が長生きする」と書かれていました。

『食べることは生きること』

という言葉が印象的でした。

この作品には、おいしそうな料理がいろいろ登場するのですが、その中でも、アッコさんのポトフは、是非食べてみたいなぁと思いました。読むと元気が出てくるような話ばかりで、とても素敵な作品でした。
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