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本 世界で一番の贈りもの

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本-世界で一番の贈りもの
著者: マイケル・モーパーゴ (著)
マイケル・フォアマン (画)
佐藤見果夢 (訳)
定価 ¥1,080(税込)
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or
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商品情報

出版社名
評論社
発行年月
2005年 11月
ISBNコード
9784566050709
版型
--
ページ数
36P
平均評価
(4.5)
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ブクレポ
4件

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マイケル・モーパーゴ OFF
マイケル・フォアマン OFF
佐藤見果夢 OFF

内容紹介

第一次世界大戦の初期、戦場の最前線に身を置く両軍の兵士たちが、自発的に休戦を決めた瞬間がありました。
兵士たちは、てんでに武器を置くと、塹壕から上がり無人地帯に出て、敵兵を旧来の友人のように出迎えたのです。
クリスマスプレゼントを交換し、互いの故郷について語りあい、なかにはサッカーの試合を楽しんだグループもありました。
秘密のひきだしで見つけた一通の手紙。
最前線で戦う兵士が妻にあてたその手紙には、信じられないような出来事が…。
映画「Merry Christmas(原題)」原作。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

著者情報

マイケル・フォアマン
1938年、イギリスのサフォーク州生まれ。王立美術学校で学んだ後、イラストや商業デザインの仕事をしながら絵本を創作。1983年、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞
マイケル・モーパーゴ
1943年、イギリスのハートフォード州生まれ。ロンドン大学キングス・カレッジ卒業。小学校教師を経て作家となり、とりわけ児童文学作品を数多く発表。この分野で、現代イギリスを代表する作家としての地位を確立している
佐藤 見果夢
1951年、神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。公共図書館に勤務の後、絵本や児童文学の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: p-mama 投稿日:2017/01/22

穏やかに戦争を終わらせる方法が世界で一番の贈りもの

物語は2つの構成になっている。
中古の机の引き出しから見つかった1通の手紙とその内容。これが一番目の贈りもの
そして、その手紙の持ち主にとって一番の贈りものは…ということ。

戦争の最中に自発的に休戦にするなんて、なんて粋な人たちなんだろう。
クリスマスはキリストの生誕をお祝いする日なのだ。
そんな日に戦争なんてしてはいけない。
とはいえ、宗教の関係する戦争は何度も繰り返されているのだが…。

残念ながら、この一時的な休戦は”一時的”であり、この素敵な休戦について愛する妻に手紙を書いた夫もおそらく戦死したと思われる。

帰らぬ夫を待ち続けたと思われる高齢の女性も家が火災になり、今は施設で暮らしている、そんな彼女の元にこの手紙を届けた青年を夫と勘違いしたのだが、それは彼女にとっての世界で一番の贈りものであったのだ。

この話は実話を基にしているとと書かれていた。

「戦争を終わらせる方法はサッカーの試合…」これは敵軍であるドイツの将校ハンスが言った言葉。そう、決着をつける方法は色々あるだろう。
でも大切なのは平和裡に決着をつけることではない。戦争を起こさないこと。

つい昨日「愛と哀しみのボレロ」を観たばかりで、戦争の愚かさを気持ちいっぱいに感じている。今、世界の大国が自国を守ることばかりに汲々とし、かの戦争時と似たような状況に少しずつ傾いているような気がする。
人間は、また愚かな間違いを起こしてしまうのだろうか。
そうならないことを切に願う。

ニックネーム: ムーミン2号 投稿日:2017/01/11

戦争を終わらせる方法

邦題が『戦場のアリア』(2005年)という映画の原作にあたる、と内容紹介にはある。
また、この本の内容は、内容紹介にあるようなものであって、第一次世界大戦期に前線で戦う兵士たちが、クリスマスを迎えて奇跡のような時間を過ごしたことが静かに語られている。
その奇蹟が起こったのが1914年のクリスマスのことだから、まだ戦争は始まったばかりの頃だ。
イギリス、ドイツの兵士たちが、クリスマスの日だけはお互いに昔からの友だちのように一緒に食べ、飲みかわし、プレゼントも贈ればサッカーの試合もする。
そしておのおの引き上げた塹壕からは、ドイツ語の、英語のクリスマス・キャロルが交互に響き合い、鉄砲玉ではなく、歌声が飛び交ったという。
それは、実話であったようで、もちろん公式記録ではなく、実際にそこにいた人たちが語り継いだものなのだろう。
映画の方は観ていないけど、こういった骨子に肉付けをしたものであるようだ。一度は観てみたい。


これは、現代に生きる一人の青年(一人称で“ぼく”としている)が、かなりくたびれたロールトップデスクを手に入れ、修理しようとして秘密の抽斗で見つけた手紙に書かれていたこと、として綴られている。
ある青年将校(ジムという名前)もドイツ軍の将校(ハンス)と握手を交わし、親しく言葉を掛け合う。ジムは奥さんがクリスマスのために焼いてくれたケーキをハンスに振る舞う。「ハンスは、こんなにおいしいマジパンは、食べたことがないというから、私も同感だと言った。」と手紙に書いている。


その机は側面は焼けたような跡があり、一方で水もかぶっているようだ。
なぜ、そんな机なのかは、ストーリーの第2段階で明らかになる。


第1段階は上記のような物語がジムの手紙の内容として記されているのだが、今度は“ぼく”が手紙の宛名にあった住所に手紙を受け取った人物を訪ねていく話になっている。
彼女=コニーは手紙の主であるジムの奥さんだ。
しかし、そこを訪れた時は既に彼女は101歳。住んでいた家は火事に遭い、今ではコニーは施設に入っているという。
ぼくはその施設を訪れる。ちょうどクリスマスの時だ。
施設の他の入所者と離れたところで、コニーは座っていた。
ぼくはこの手紙をコニーに渡さなければ、と思っていたところ、ここでまた別の不思議が起こる。
コニーはぼくのことを夫であったジムと間違える。コニーの年齢からしてもそういう“もうろく”は仕方ない、と最初は思うのだが、彼女の言葉にハッとさせられてしまう。
「あなた、そう言ったものね。クリスマスには帰るって。ねえ、あなた、とうとう帰ってきてくれたわ。」
「ねえ、ジム。私、この手紙を毎日読みかえしていたのよ。あなたの声が聞こえる気がして。…やっと、帰ってきてくれたのね。ねえジム、もう一度、あなたの声が聞きたいの。…それから、お茶をいれましょうね。クリスマスのケーキを焼いたのよ。マジパンをたっぷりかぶせたわ。だってあなた、マジパンがとってもお好きだから。」


長い年月、コニーはどれほどジムを待ちわび、どれほど涙に暮れ、何回、何十回、何百回と手紙を読みかえしたことだろう。そして、二人はどれほど愛し合っていたことだろう。


それを感じた時、戦争の非情さが痛切に浮かび上がってくる。
ハンスはジムにこう言ったではないか。
「ジム、この戦争を終わらせる方法が解ったよ。サッカーの試合で、勝負を決めればいい。サッカーなら、だれも死なずにすむ。親を失う子もない。夫を失う妻もない」

ニックネーム: 美佐野 投稿日:2013/02/16

クリスマス休戦を題材とした物語。

実際に第一次大戦中の1914年に起きたといわれているクリスマス休戦に題材を得た物語です。物語なのかもしれないし、もしかしたら史実なのかもしれません。実際、クリスマス休戦の事実を示す史実はないのだそうです。ただ、多くの人が手記などでその存在を語るので、本当にあったことなのだろうと思われています。

さて。
奇跡的なクリスマス休戦そのものも感動的ですが、その後、いつまでも帰らない夫を待ち続け101歳になったコニーの方が気になりました。気のいいおばあさんだけれど、ちょっと脳や記憶を老いに浸食され始めてもいる。そんな彼女は身寄りもなく、老人施設で暮らしているのですが、そこに主人公は彼女の夫が彼女に宛てた手紙を届けるのです。それを見たコニーは主人公を夫と勘違いし、主人公はその勘違いに付き合ってあげる……。
つまるところ、それが世界で一番の贈り物なのだろうなと。

夫が帰ってきた(と思わせた)こと。素直に勘違いに付き合ってあげた主人公の優しさ。それにじーんときてしまいました。

それに、一体どれだけの間、コニーは夫を待っていたのでしょう?

ニックネーム: hi2515 投稿日:2011/04/28

本自体が掌にすっきり収まる可…

本自体が掌にすっきり収まる可愛いサイズです。

皆さんは「クリスマス休戦」or 「クリスマス停戦」と言う言葉を御存じですか?

不覚にも私はこの本で初めて知りました^^;

第一次世界大戦の時にドイツ軍とイギリス軍の兵士達が戦場の最前線で自然発生的に生まれた非公式な休戦の様です。

非公式とは言われながら両軍の兵士達が家族や友人に伝えたことからいくつかのエピソードが語り継がれているようです。

この作品もその内の一つではありますが、残念な事はこの休戦の後激戦となり多くの兵士の命が奪われた事です。

どうしてこんな素敵な時間が持てたのにこんな事になってしまうのか?

戦争と言う行為は個人の思惑や考えから離れてしまうものなのでしょうか(溜息)
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