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本 ジェリーフィッシュは凍らない

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本-ジェリーフィッシュは凍らない
著者: 市川憂人 (著)
定価 ¥2,052(税込)
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商品情報

出版社名
東京創元社
発行年月
2016年 10月
ISBNコード
9784488025519
版型
127×188mm
ページ数
340P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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市川憂人 OFF

内容紹介

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。
その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー六人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。
ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。
さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。
脱出する術もない中、次々と犠牲者が…。
二十一世紀の『そして誰もいなくなった』登場!選考委員絶賛、精緻に描かれた本格ミステリ。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: まーち 投稿日:2016/11/14

21世紀の「そして誰もいなくなった」!?

第26回鮎川哲也賞受賞作。「21世紀の・・・」という宣伝文句だが、作品の時代設定は、1980年代で、パラレルワールドでの話のようだ。


舞台は、アメリカ合衆国と思われる、「U国」。表紙の絵(小さくて見えないかもしれないが、くらげのような形をしている)のような、小型飛行船、通称・ジェリーフィッシュが、切り立った岸壁に囲まれた、登山道もないような窪地の雪原で燃えているのが発見される。搭乗していた6人は、全員死亡。ところが、調べてみると、ジェリーフィッシュは、墜落したのではないことが明らかになる。しかも、6人の死因は焼死ではなく、殺人であるということも明らかになるのだ。


この作品は、警察の捜査と、ジェリーフィッシュ内部で起きた出来事が、交互に描かれ、「インタールード」がはさまれるという形で話が展開していく。警察の捜査で明らかになった事実や疑問点が、ジェリーフィッシュ内部で、実際に起きたことが語られることによって、疑問点が明らかになる一方で、警察の捜査に、的外れな部分があることもわかってくる。そして、「インタールード」では、別の角度から、事件の真相に迫っていく感じだ。


6人は、全て他殺であることが判明し、では、一体誰が殺したのかということになってくる。7人目の人物がいたのか?しかし、状況的に、それは不可能と思われた。ジェリーフィッシュに侵入することも、内部に隠れていることも、雪山から脱出することも。


しかし、6人には、命を狙われる理由はあったのだ。それは、ジェリーフィッシュの特殊技術に関わる秘密だった。さらに、一人の少女の死も・・・


この事件を担当するのは、九条漣という、J国出身の刑事と、マリアという警部。マリアは、部下の九条に突っ込まれるような、とぼけた発言が多いのだが、たまに、とんでもないヒットを飛ばすのである。この二人、ボケと突っ込みみたいで、なかなかいいコンビだ。ただ、なぜ、九条がU国の警察で働いているのかは謎だし、刑事なのに、理系の知識がありすぎる感じなのも、ちょっと気になった。


空軍も関係してきて、R国の工作員の影がちらついたり、事件の真相は、最後までわからない。そして明らかになる事件の真相、というかトリックには、すっかり騙されていたことに気付かされ、事件の本当の姿にも驚かされるだろう。


やたらと強調する文章が多いとか、ちょっと気になる部分はあったが、内容紹介に書かれているように、精緻に描かれた本格ミステリだった。


艇内では、一人ずつ殺されていく。では、最後の一人は、一体、誰に殺されたのか?
うまくいきすぎかなと思う部分もあったが、最後まで読まされてしまう作品だった。
著者の想いの全てを、ギュッと詰め込んだ感じの作品である。
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