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本 数学の自由性

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本-数学の自由性
著者: 高木貞治 (著)
定価 ¥1,404(税込)
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商品情報

出版社名
筑摩書房
シリーズ名
ちくま学芸文庫 タ27-2 Math & Science
発行年月
2010年 03月
ISBNコード
9784480092816
版型
--
ページ数
346P
平均評価
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ブクレポ
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高木貞治 OFF

内容紹介

和算から洋算へ、時の明治政府は大きく舵を切る。
高木貞治はまさにその時代に生まれた。
帝国大学数学専攻の同学年生はわずか3人。
将来を嘱望されるなか、ヒルベルトのもとへのドイツ留学を経て、相対アーベル体論としての類体論を構築した世界的数学者は、若い数学者を次々と育てるとともに、学生や向学心に燃える人々に数学の魅力を語った。
その語り口には巧まぬユーモアがにじみ出ていた。
本書は60年ぶりに復刊となる同名エッセイ集を中心に、「過渡期の数学」「訓練上数学の価値」や「一数学者の回想」など、大数学者の人となりをうかがわせる作品を集めた。
文庫オリジナル。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

数学の自由性/過渡期の数学/訓練上数学の価値 附数学的論理学/どうすれば数学の力を養うことができるか/自然数論について/数学・世界・像/オイレル方陣について/現代数学の抽象的性格について/数学教育偶感/一数学者の回想/中学時代のこと/明治の先生がた

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: tenkiya 投稿日:2010/10/30

日本の代表的数学者高木貞治が語る数学の魅力

2010年、没後50周年となる日本の数学者高木貞治のエッセイ集。
タイトルの「数学の自由性」は、集合論の創始者ゲオルグ・カントールの言葉「数学の本質はその自由性にあり」からとったものですが、著者はカントールとそう離れた時代の人ではないので、むしろ同時代の数学者の警語を敬意を込めて使ったと思われます。

内容は多岐に渡り、数学に対する著者の思いがよく伝わってきます。「ビ分のことはビ分でせよ」という有名な言葉は、第1部の「数学の自由性」第Ⅴ章に出てきます。また、数学が何の役にも立たない(世に用なし)と考えているのは、その人本人が「予に用なし」と思っているからだという指摘(第1部「数学の自由性」第ⅩⅡ章)には、「ゆとり教育」導入のときの議論を想起させるものがあり、教育界には当時から変わらない数学に対する無理解があると思いました。

「当時から」と言えば受験数学に対する言及もあります。三角函数(かつては関数を函数と書いていました)を題材にした三角方程式について、試験問題に出す以外は何の役にも立たないと痛烈に批判しています。大学がまだ大衆化されていない昭和初期の時代から、受験のための数学が批判されていたことに驚きました。その同じ文章の中で、文科のための数学読本として取り上げられている「Von Zahlen und Figuren」(数と図形)は、ドイツの数学者ラーデマッヘルとテープリッツの著した本ですが、同じちくま学芸文庫で翻訳本が出されています。こちらも併せて読むとよいでしょう。

書かれたのが昭和初期であり、欧米から輸入された数学用語も統一した訳語がない時代なので、多くの数学用語が英語やドイツ語で書かれており、少し読みにくさはあるかも知れませんが、日本の数学者として著名な著者の思想や立場を知る上では格好の本と言えます。
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