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本 沈黙博物館

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本-沈黙博物館
著者: 小川洋子 (著)
定価 ¥842(税込)
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商品情報

出版社名
筑摩書房
シリーズ名
ちくま文庫
発行年月
2004年 06月
ISBNコード
9784480039637
版型
--
ページ数
376P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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小川洋子 OFF

内容紹介

耳縮小手術専用メス、シロイワバイソンの毛皮、切り取られた乳首…「私が求めたのは、その肉体が間違いなく存在しておったという証拠を、最も生々しく、最も忠実に記憶する品なのだ」―老婆に雇われ村を訪れた若い博物館技師が死者たちの形見を盗み集める。
形見たちが語る物語とは?村で頻発する殺人事件の犯人は?記憶の奥深くに語りかける忘れられない物語。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

著者情報

小川 洋子
1962年、岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。1988年、『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人賞。1991年、『妊娠カレンダー』で芥川賞。2004年に、記憶が80分しか持続しない天才数学者と家政婦とその息子の交流を描いた『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: こたろう 投稿日:2013/02/01

静けさが次第に深くなっていく、まさに小川ワールドです。

冒頭のシーンを読んで、私はカフカの城を思い出してしまいました。
村を訪れた主人公は博物館を作る専門の技師で、ある老婆の求めでやってきたのです。迎えに来たのは若い娘です。後で尋ねると養子に入ったのだそうです。古びて今にも崩壊しそうな館には雑多な収集品が雑然と並んでいます。老婆が村人が一人亡くなるたびに、集めてきた「遺品」たちなのです。老婆の依頼はその遺品を展示する博物館を作ることでした。
奇妙な依頼内容も、物静かな小川さんの文章にかかると、いかにも必然性を帯びたそのようにしかならない約束事のように思えてきます。技師である主人公も遺品たちの整理と由来の記入という本来の仕事を逸脱して、今や自由に遺品の収集を行うことが高齢のために困難になった老婆の代わりに、非合法に死者の家に忍び込んで「遺品」を収集して来ることになるのでした。
音という音がすべて吸い込まれて消えていきそうな、そんな不思議な緊迫感に包まれて物語は進みます。
沈黙の伝道師という無言の行を行っている修道士が広場で爆弾により殺害され、主人公は夢中で彼が身に着けていたシロイワバイソンの毛皮をはぎ取るのです。その爆弾によ娘も傷を負い入院します。そして頬に五角形の消えない傷が残ります。
物語は村で起こった連続殺人によって新しい局面を迎えます。次々に女性が殺害されその乳首が切り取られていきます。技師である主人公が疑いをもたれます。
一緒に暮らす庭師からもらったナイフが疑いのもとになります。
ミステリーではないのですが、そんな要素も含んで物語はいよいよ深い沈黙に覆われ、謎ばかりが深まっていきます。
修道院からやってきた少年の伝道師も印象的です。
小川さんの作品はほとんど読んできたのですが、これもまた印象的な深い静けさに包まれた作品でした。
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