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本 バスを待つ男

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本-バスを待つ男
著者: 西村健 (著)
定価 ¥1,620(税込)
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商品情報

出版社名
実業之日本社
発行年月
2017年 02月
ISBNコード
9784408536996
版型
--
ページ数
290P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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西村健 OFF

内容紹介

トラベルミステリーの新機軸!無趣味の元刑事がみつけた道楽は、バスの旅。
シルバーパスを利用して東京の各地を巡りながら、謎と事件を追う。
バス停で何かを待つ男、神社の狐の前掛けの意味、和菓子屋に通う謎の外国人、殺人鬼が逃げた理由、ミステリー作家の死の真相…。
解決するのは、家で待つ麗しき妻!?謎解きの面白さと旅の魅力が融合した、大人のための“散歩ミステリー”。
ゆっくり味わいたい、心にしみる一作。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/03/12

路線バスの旅で出合う、小さな謎

元刑事の「私」は、無趣味で、家にこもりがちだった。そんな彼に、妻が、「シルバーパス」で、あちこち足を伸ばしてみてはどうかと提案する。
「シルバーバス」は、都内のバスなどに乗り放題というものである。


この作品は、元刑事の老人が、路線バスで都内を回りながら出合った小さな謎を描いた、連作短編集である。


第一章 バスを待つ男 いつも同じ時間に同じバス停で、バスに乗らずに、ベンチに座っている男性がいる。彼はなぜ、バスに乗らないのか?
この話で知り合った吉住とは、その後も「バス友」となって、交流が続くことになる。


第二章 母子の狐 王子神社の子狐に、日によって、白い前掛けが付いていたりいなかったりするのはなぜか?


第三章 うそと裏切り ショッピングモールで見かけた少年が、店では私服だったのに、バスに乗る時は制服を着ていたのはなぜか?
この話で知り合った、球人(きゅうと)くんという中学生とも、交流が続くようだ。


第四章 迷宮霊園 警察官時代の同僚だった郡司と再会した「私」は、未解決事件の被害者の墓参りをしようと思ったのだが、郡司に教えられた行き方は、とんでもなく遠回りだったのである。彼はなぜ、そのような行き方を教えたのか?


第五章 居残りサベージ 第二章で、「王子の狐」という落語の噺が話題になったことから、落語に興味を持ち、妻と吉住とともに、寄席に行くことになった「私」。その日のトリの演目は、「居残り佐平次」。その噺を聞き、吉住とともに、現地の品川に行ってみることになる。そして、品川の和菓子屋で働く吉住の姪から、毎日、さまざまな店で団子を買っていく外国人がいると聞き・・・
(彼の名前が、「サベージ」というのがうまい)


第六章 鬼のいる街 雑司が谷の鬼子母神で待ち合わせた、「私」と吉住、郡司の三人。「私」と郡司は、近くの雑司が谷霊園が現場となった、連続通り魔事件を思い出す。その事件は、ある女性の詳細な目撃情報が、犯人逮捕につながったのだが、なぜ犯人は、その女性を殺そうとしなかったのか、いまさら気になり出し・・・


第七章 花違い 球人くんから、従姉の女子高生の相談にのってほしいと頼まれた「私」。華恋(かれん)ちゃんというその女子高生の家のポストに、毎朝、花が一輪届けられるというのだが、それには、どんな意味があるのか・・・?


第八章 長い旅 「私」は、三鷹で発生した、未解決事件の夢をみる。その話を郡司にしたところ、彼から、事件当時話せなかったという、被害者の妻の言葉を聞かされ・・・


「私」と妻の娘は、小学校4年生のときに、トラックに轢かれて亡くなった。
作品全体を通して、「私」が、ある場所に通い続けていた理由が、終章で明らかになる。
単なるバスの旅で終わらない、素敵な結末だった。


「私」の愛妻家ぶりがあふれた作品でもあり、とてもほほえましい。
料理が得意な彼の妻も、さりげなく夫をたてているところに、夫への愛を感じる。
そして、この作品の謎を解き明かしているのは、なんと、この妻なのである。
「私」は、すっかり名探偵のように誤解されてしまい、本当のことを言い出せずに悩んでいるのだ。


最初は、どのバスに乗るかも迷っていたような「私」が、次第に、バスの達人のようになっていく様子も楽しい。
作品の冒頭には、作品で描かれる、主要バス路線図も掲載されている。


路線バスの旅に、小さな謎、さらに、娘の死や未解決事件なども絡めた、内容紹介にある通り、「謎解きの面白さと旅の魅力が融合した、大人のための“散歩ミステリー”」だった。
落語や、「鬼平犯科帳」のネタも、うまく使われていた。


描写がとてもていねいで、一緒にバスに乗って旅をしている気分になれる作品だった。
この作品を読んだら、路線バスの旅をしてみたくなった。
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