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本 去年の冬、きみと別れ

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本-去年の冬、きみと別れ
著者: 中村文則 (著)
定価 ¥496(税込)
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商品情報

出版社名
幻冬舎
シリーズ名
幻冬舎文庫 な-39-1
発行年月
2016年 04月
ISBNコード
9784344424678
版型
--
ページ数
195P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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中村文則 OFF

内容紹介

ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。
彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。
だが、動機は不可解。
事件の関係者も全員どこか歪んでいる。
この異様さは何なのか?それは本当に殺人だったのか?「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。
なぜなら、この事件は実は―。
話題騒然のベストセラー、遂に文庫化!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: IKUNO 投稿日:2017/05/27

中村文則のミステリ

『去年の冬、きみと別れ』(中村文則) <幻冬舎文庫> 読了です。

作品中でもたびたび言及されている、芥川龍之介の『地獄変』にインスパイアされた作品だと思います。
この作品も『地獄変』と同様、「死」と「美」をテーマに始まりますが、次第に狂気を帯びていきます。
私の趣味としては、このまま「死」と「美」と「狂気」を推し進めてもらえれば最高でしたが、突然「解き明かし」が始まります。

中村文則はミステリを書きたかったのでしょう。
私とは好む方向性が違ってしまったのが、一読者としてはちょっと残念でした。
でも、これはこれで十分楽しめる作品ではあります。

『地獄変』ともう一つ、作品中にカポーティの『冷血』がたびたび登場します。
こちらは未読なので、ぜひ読んでみたいと思いました。

内容にはミステリ要素とは別に、ところどころひっかかるところがあります。
意識して書いているのかもしれませんが、ひっかかりは無くして欲しいなあ、と思いました。
まだまだ若い作家なので、これからぜひ研鑽していただきたいところです。
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