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本 ツバキ文具店

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本-ツバキ文具店
著者: 小川糸 (著)
定価 ¥1,512(税込)
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商品情報

出版社名
幻冬舎
発行年月
2016年 04月
ISBNコード
9784344029279
版型
--
ページ数
269P
平均評価
(4)
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ブクレポ
3件

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小川糸 OFF

内容紹介

ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。
鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。
伝えられなかった大切な人への想い。
あなたに代わって、お届けします。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: アーミー 投稿日:2016/12/29

手紙に隠された人間ドラマに思いをはせて・・・

鎌倉で祖母の文具店を継いだ鳩子の毎日は、
文具店の経営と、
手紙の代筆をする代書屋ビジネスで結構忙しい。

さくさくとした切れ味のいい美しい文章で
鎌倉の夏、秋、冬、春の4章からなる作品だった。
季節の移ろいの中で、
鳩子はラブレターや絶縁状、天国からの手紙など、
多様な代筆を依頼人から頼まれる。
その都度、鳩子は
手紙の意味合いに合わせて
紙やインクの色を変え、
書く文字や文章も工夫をこらして、
誠意をもって手紙を書き上げる。
正直なところ、
代書屋がこんなに細かいところまで
気を配って手紙を書いているとは知らなかった。
鳩子の書いた手紙も本書の中に入っていて、
面白い作りになっている作品だと思う。

最近は特に手紙を書く機会もへり、
もらうチャンスもなくなってきたので
手紙とは、こんなに心のこもったものだったのかと驚いた。
心のこもった手紙は人々の心も癒すようで、
祖母に育てられた孤独な身の上の鳩子の周辺に
いつしか、心優しい人々が集まりだして
なごやかなラストシーンだった。

手紙の大切さばかりか、
由緒ある鎌倉のお寺や風景の様子を
余すところなく文章に交え、
なおかつ鎌倉の名物まで書き添えられていたこの作品。
読めば、鎌倉へ行ってツバキ文具店へ行きたくなる。
流石は小川糸さん、だ。

ニックネーム: hi2515 投稿日:2016/09/21

懐かしい響き

学生だった頃には、文房具屋さんとか書店って今よりはもっと身近だったように思います。


当地では、ご近所の文具店は店をたたみ、大手のチェーンストアや百均で済ませてしまっているのではと思う所があります。


まーちさんのレポを読み、好きな作家さんだったので手にしてみましたが、当地の図書館でも人気が高く待たされました(苦笑)


登場人物の、名前が好きです。主人公の雨宮鳩子さん(通称ポッポちゃん)、バーバラ夫人、男爵、パンティー、QPちゃんとなんともユニークなんです。最近は、何だか訳のわからぬ名前が多くなっているから新鮮です。


鎌倉で営む文具店は、昔ながらの文具に代筆業を営むと言う風変わりなお店ですが、手紙を書くことに対する姿勢に感動しました。手紙を書くって言う事の本質が、じわじわとしみてきます。


私も、多くの手紙を書き、多くの感動で感謝されましたが、本当に書かなくなりました(苦笑)


お礼状で、とても素敵な字を書いて下さる方や細かな気遣いは、やはり学ぶ事が多いのですが、実践できないでいる自分がもどかしく感じる昨今です。


ポッポちゃんの自記筆の字は、正直言うと決して上手とは言えませんが、とにかく心がこもっていると思います。それに、手紙を書くための心遣いが凄いんです。知らなかった色んな道具も出てきますし、切手にもこだわりを持っています。手紙って何なんだろう?めちゃっくちゃ心に響く事もあるし、そう思って書いているのに、伝わらない事もある。


友人、知人に、手紙をせがまれる昨今、何でこんなに億劫になっているんだろう?


とにかく、従妹が字が上手なんです。余り上手な字を見がていると凄いなあって思って比較してもしょうがないのに心が引けて・・・


ただ、このお話はそんな事だけじゃなくってポッポちゃんの成長風景が読みどころです。


先代(祖母)との確執や、自分の両親を知らぬまま、厳しくしつけられた反抗期や、多分誰にでもある通過点ながら、みーんなその中で苦しんでいるのですよね。


その葛藤の中で、人々との関りの中で凝り固まった心のわだかまりが解けて、しっかりと前を見据えた成長が頼もしい。


いくつになっても、何だか成長しきれない自分がいる。年を重ねるにつれ逆に無理難題が殺到し、対処しきれない自分に幼さと弱さを感じる昨今ながら元気を貰えた一冊でした。

ニックネーム: まーち 投稿日:2016/05/02

「代書」の仕事って、奥が深い!

雨宮鳩子(通称・ポッポちゃん)は、鎌倉にある、「ツバキ文具店」を、先代である祖母から引き継いだ。詳しいことは語られていないのだが、鳩子の祖母と母親の間には確執があったようで、生まれて間もない鳩子を、祖母が引き取り、鳩子は、祖母によって育てられたのである。そのため鳩子は、母親の顔も知らず、父親が誰なのかも知らない。

鳩子は、代書業も営む祖母によって、厳しく育てられた。しかし、小さい頃は、当たり前だと思っていたことも、大きくなるにつれて、不満を感じるようになり、祖母に反発して、不良化してしまったのだ。そして、祖母が危篤だと連絡を受けても、会う勇気がなかったのである。


そんな彼女が、鎌倉に戻り、祖母の店を引き継ぐことになる。実は、代書業の看板は出していないのだが、さまざまな客が訪れる。「お悔やみ状」のような、ごく普通の依頼もあるが、「離婚を報告する手紙」や、「天国の夫からの手紙」「絶縁状」などという、悩ましい依頼もある。
それらの依頼に応える、鳩子の仕事ぶりが驚きなのだ。「代書」というと、依頼人が下書きしたものを清書するくらいのイメージだったのだが、なんと、奥が深いこと。鳩子は、依頼の内容や、依頼人によって、筆記用具や紙、切手の絵柄まで吟味して選ぶのだ。さらに、書体まで変え、依頼人になりきって書いている。そこまで気持ちを込めて書かれた手紙が届いたら、たとえ、絶縁状でも、感動してしまいそうだ。


この作品では、そんな鳩子の仕事や、さまざまな「手紙」を通して、徐々に、知り合いの輪が広がっていくとともに、祖母に対する、心の中のわだかまりが解きほぐされていく様子が描かれていく。
突然訪れた、イタリア人男性から渡された、祖母の文通相手への手紙。そこには、鳩子が全く知らない祖母の心情が綴られていたのである。祖母は、厳しく育てることでしか、愛情表現ができなかったのだと気付いた鳩子。彼女は、分かり合えないまま、祖母と別れることになってしまったことを悔やむのだった。


しかし、どうやら、そんな彼女の心を包み込んでくれる男性が現れたようである。二人を結び付けてくれたのは、鳩子の、かわいらしい文通相手だった。


この作品を読むと、手紙の持つ「力」や素晴らしさを、改めて感じた。先日、プレゼントとともにふっかちゃんに渡した手紙が恥ずかしくなってしまった。
この本の中では、鳩子が代書した手紙が、そのまま載せられているのだが、どれも、本当に見事で、こんな風に書けたらいいなぁと思うものばかりだった。ただし、「代書」というのは、ただ、美しい文字で書けばいいというわけではないというのが重要である。祝儀袋や表彰状などは、通り一遍の美しさが求められるが、生身の人間の書く文字には、単なる美しさではない、「味」が加わるというのだ。


この作品では、鎌倉に実在する店や寺などが、沢山登場する。作品の冒頭にも、案内図があるので、読書のあとは、鎌倉の散策がしたくなる。


季節の移り変わりとともに描かれる、「代書」という仕事の奥深さや、人と人とのつながり。鳩子の成長する様子が、美しい鎌倉の風景とともに描かれた、心温まる作品だった。
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