序章 明治期の多様な「知」と日本の“近代”/第1章 美妙にとっての「詩」と「小説」―「知」と「情」との関わり(明治期の「詩」と「小説」―山田美妙の初期草稿/美妙にとっての「小説」―「蝴蝶」/『女学雑誌』の小説観―清水紫琴「こわれ指環」/「知」としてのゾライズム―「いちご姫」/江戸の「知」と西欧の「知」との融合―「武蔵野」)/第2章 言文一致再考―「文体」「文法」と「思想」の表現(「翻訳文」という文体―初期草稿から/美妙の“翻訳”―「骨は独逸肉は美妙/花の茨、茨の花」/美妙の「文法」/歴史と想像力―「笹りんだう」/言文一致論と「思想」の表現)