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本 敗れざる者たち

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本-敗れざる者たち
著者: 沢木耕太郎 (著)
定価 ¥561(税込)
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商品情報

出版社名
文藝春秋
シリーズ名
文春文庫
発行年月
1986年
ISBNコード
9784167209025
版型
--
ページ数
298P
平均評価
(5)
: 3件
: 0件
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: 0件
ブクレポ
2件

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沢木耕太郎 OFF

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: クロニスタ 投稿日:2015/02/04

輪島かっこいい!

団子売ってる姿と、関根親子のモノマネのイメージが先だつ輪島功一。一見すると頭悪そうだけど、滅茶苦茶クレバーだった。刑事コロンボかっ!


カシアス内藤というボクサーがいたらしいけど、誰だか知らない。才能は素晴らしかったらしい。しかし相手を追い込むと、ふっと力を抜いてしまう。ダメージを受けている相手に同情してしまうからだ。人としては優しくていいのだろうけれども、ファイターとしては重大な欠陥だ。


それに比べて輪島は才能は内藤に劣るけれども、勝ちに対する執念が素晴らしい。なにがなんでも勝ちたいというまっすぐな気持ちがある。その方法論は時には滑稽だけれど、そこになりふりかまわない執念を感じる。


沢木耕太郎がそれを書きたかったのかどうかわからないけど、その違いを鮮明に感じた。


YouTubeで輪島VS内藤の試合を見たけど、激しい殴り合いのいい試合だった。相手が強ければ内藤もその秘めた力を存分に開放できていたんじゃないだろうか。内藤は良きライバルに恵まれなかったのかもしれない、なんてよく知らないくせに思う。

ニックネーム: sasha 投稿日:2014/02/04

私の原点がここにある

私の少ない脳細胞は餓えていた。『「黄金のバンタム」を
破った男』を読んで、欲求不満、消化不良、不完全燃焼
に陥ったからだ。

餓えていた。そう、上質のスポーツ・ノンフィクションに。
なので、探した。既に読んで書棚にあるはずの沢木耕太郎
『一瞬の夏』を。

ないっ。どこを探してもないっ。えーーいっ、こうなったら
中学生の時に初めて読んだ本書だっ!なんていっても私の
スポーツ・ノンフィクション、いや、ノンフィクションの原点が
本書なのだから。

『一瞬の夏』の主役でもある、アメリカ人と日本のハーフであり、
不世出の天才ボクサー、カシアス内藤を描いた「クレイになれ
なかった男」。

スーパー・スター、長嶋茂雄の陰になり消えて行ったふたりの
三塁手を追った「三人の三塁手」。

東京オリンピック男子マラソンで銅メダルに輝き、次のメキシコ
大会の期待の中で壮絶な自死を選んだマラソンランナー、
円谷幸吉の軌跡を綴った「長距離ランナーの遺書」。

日本ダービー優勝の期待をかけられた競走馬、イシノヒカル
とその厩舎の人々のダービーまでの日々を追う「イシノヒカル、
おまえは走った!」

首位打者にも輝き、日本プロ野球史上3人目の二千本安打
を達成しながらも、存在さえ忘れ去られようとしているEの
影を追った「さらば、宝石」。

WBA世界ジュニア・ミドル級のリターンマッチに挑む、ボクサー、
輪島功一に密着した「ドランカー<酔いどれ>」。

全6篇の短編集は、そのなかに敗者の哀しみがあり、切なさが
あり、著者である沢木氏のちょっと遠慮しながらの温かいまな
ざしがある。

光には影がある。誰もが勝者になれるわけではない。勝者が
いれば当然のように敗者がいる。ひたむきに努力しながら、
むくわれなかった者がいる。

その愚直さを、純粋さを、戸惑いながら受け止めた沢木氏の
筆は、数十年経った今でも色褪せず、心を揺すぶる。

これだよ、スポーツ・ノンフィクションと言えば。この感動であり、
この切なさだよ。

そして、最終章の輪島功一で唯一の救いがあるのだが、この
章の終わりは冒頭のカシアス内藤へと戻って行くのだ。

あぁ、やっぱり『一瞬の夏』を読み返したい。飢えを癒そうと
思ったら、益々、飢えてしまった。だれか、私の『一瞬の夏』
を知らないか?
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