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本 殺し屋、やってます。

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本-殺し屋、やってます。
著者: 石持浅海 (著)
定価 ¥1,512(税込)
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商品情報

出版社名
文藝春秋
発行年月
2017年 01月
ISBNコード
9784163905839
版型
127×188mm
ページ数
239P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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石持浅海 OFF

内容紹介

ひとりにつき650万円で承ります。
ビジネスとして「殺し」を請け負う男、富澤。
仕事は危なげなくこなすが、標的の奇妙な行動がどうも気になる―。
殺し屋が解く日常の謎シリーズ、開幕。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/02/05

動機はあとから考える。

富澤允(みつる)の本業は、中小企業相手の経営コンサルタントである。そして、副業が「殺し屋」。
しかし、収入面から考えたら、どうやら逆のようだ。
彼は、650万円で“仕事”を引き受ける。
この金額は、東証一部上場企業の社員の平均年収らしい。
日本を代表する企業の社員が、一年間、懸命に働いて、ようやく得られる金額を支払ってまで、相手を亡き者にしたいのか、依頼人にその覚悟を問うているわけである。
依頼を引き受けたら、2週間以内に実行する。
しかし、依頼人は、富澤に直接依頼するわけではない。
彼に、仕事の話を持ってくるのは、高校の同級生である、塚原俊介。
そして、依頼を受けるのは、歯科医院を経営している芥川。
つまり、依頼人→芥川→塚原→富澤 ということになっているので、依頼人と芥川は、誰が殺し屋なのかはわからないし、富澤は、依頼人も、依頼を受けている人物もわからないのである。
芥川は、依頼人の情報を、塚原には教えない。
伝えるのは、ターゲットの情報だけである。
これで、お互いが安全というシステムになっているのだ。
もちろん、芥川と塚原も、報酬の一部を受け取っている。


この作品は、富澤が依頼された“仕事”を描いた短編集である。


『黒い水筒の女』のターゲットは、保育士の女性。
『紙おむつを買う男』のターゲットは、過激派組織に所属していた男。
この二つの話は、ストレートな内容で、正直、それほど面白くはなかった。
しかし、次の話から、変化球的な内容となり、だんだん面白くなっていくのだ。


『同伴者』は、“伊勢殿”こと、芥川が話の中心となる。彼は、依頼人に対し、疑問を抱いたようで・・・
『優柔不断な依頼人』では、依頼が、二度にわたってキャンセルされる。その事情とは・・・?
『吸血鬼が狙っている』では、殺害方法の指定(オプション)がある。それはまるで、吸血鬼に殺されたかのように見せかけるもので・・・
『標的はどっち?』は、ターゲットを事前に調査したところ、なんと、同じ部屋に、同姓同名の女性が二人暮らしていることがわかる。これは、どういうことなのか・・・?
『狙われたのは殺し屋』では、なんと、富澤自身がターゲットとなる。これは、伊勢殿と富澤が、直接つながっていないために起こった事態なのだが、富澤の決断とは・・・?


富澤は、仕事を実行する前に、依頼人の動機は考えない。
感情移入は、仕事の妨げになるからだ。
そのため、この作品では、仕事の結論が出てから、ターゲットの事情や、依頼人の動機を推理していくことになるのだ。


富澤が、なぜ、殺し屋になったのかは、最後まで語られないし、芥川と塚原が、どのように知り合ったのかもわからない。
富澤には、岩井雪奈という、漫画家の恋人がいるのだが、雪奈という女性、恋人が殺し屋(もちろん、知っている)という状況を、どう感じているのだろうか。


殺し屋の話なのに、血なまぐささや派手さはなく、あくまでもビジネスという感じで描かれているのが、石持さんぽい。
同じパターンの話を集めて終わらせないところが、やるなという感じだった。
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