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本 寒い国から帰ってきたスパイ

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本-寒い国から帰ってきたスパイ
著者: ジョン・ル・カレ (著)
宇野利泰 (訳)
定価 ¥972(税込)
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商品情報

出版社名
早川書房
シリーズ名
ハヤカワ文庫 NV 174
発行年月
1978年 05月
ISBNコード
9784150401740
版型
--
ページ数
334P
平均評価
(5)
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ブクレポ
3件

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宇野利泰 OFF

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: いざわひ 投稿日:2012/07/10

歯車

今となってはもう、遠い昔のように思えるが、ベルリンの壁があったころ、ソ連と自由主義国家は互いに核を背中に隠したまま、睨み合っていた。
まさに一触即発の状態にあったのだ。
(いや、アジアでは国を分断して双方のイデオロギーがぶつかりあい、実際に熱い戦争になっている。)


相手がどんな手で出てくるのか・・・潜水艦はどこに何隻いるのか?配備された核弾頭の数はいくつなのか?防衛システムに穴は無いのか?既存の兵器を無力にする技術が開発されてはいないか?

軍事機密だけではない。
新しい指導体制は?タカ派か穏健派か?付け入るすきはないのか?亡命を望む大物はいないのか?

それらに関する情報を手に入れることができれば・・・



英国諜報部のアレック・リーマスは、手塩にかけて育て上げたベルリンの諜報網を、東ドイツ諜報部のムントに壊滅させられた。
その責任を負わされ、閑職に追いやられ、ついには職を追われ、年金まで削減させられる破目に陥った彼に、東ドイツ情報部が接触してくる。

二転三転、いったい誰が味方で、誰が敵なのか、アレックは寒い国(東ドイツ)から帰ってくることはできるのか・・・?


スパイと言えば・・・
私は真っ先に007を思い浮かべた。
続いて、トム・クルーズ扮するイーサン・ハント。
どちらもとてもクールだ。ピンチに陥っても間一髪、首の皮一枚のところで生還する。
そして、美女とのラブ・ロマンス、カッコよい車、最新技術の粋を集めた秘密兵器、頼りになる仲間たち・・・

本作には、そのようなクールなスパイは登場しない。

主人公は、窓際に追いやられた初老の男。
酒で身を持ち崩し、うらぶれた生活を送る彼にも、優しく手を差し伸べる女がいた。

スパイとはいえ、組織の歯車であることに変わりはない。
派閥争いに巻き込まれ、年金の額に気をもみ、酒で憂さを晴らす。
そして、組織への忠誠心を試され、情け容赦なく切って捨てられる。

世のサラリーマンとなんら変わりはないではないか。

007やイーサンはどこにもいないのだ。

ニックネーム: 赤い薔薇 投稿日:2012/02/09

過去も現在も未来にも…。

スパイ小説の金字塔とまで言われるこの作品。

スパイ小説に心惹かれる者なら読んでおかなくては。と思い、読んでみたところ、想像を超える展開だった。

始めは淡々としたものなのだが、途中の二転三転する展開に、今まで何を読んできたのかと思うほど、スパイとは何であるかという真の姿を見つめる展開に驚くばかりだった。

科学技術が発展した今の世界では、この世界は過去だ。
しかし現在も、人による諜報活動は存在し、重要な役割を担っていることだろう。

スパイとは地味で目立たない存在であるが、至高の頭脳戦を繰り広げる存在である。
国家のために働き、生きる者たち。
そしてそれは、ただひとりの人間だということを忘れてはいけない。

ニックネーム: ランピアン 投稿日:2011/03/19

スパイ小説の金字塔

スパイ小説の金字塔。スパイものが好きでも嫌いでも、小説好きなら一応読んでおかれたほうがいい作品だが、ハラハラドキドキという小説ではないので、念のため。 ネット上の書評などで、本作がスリル不足で退屈だといった論をまま見かけることがある。気持ちはわかるが、少なくともG・グリーンやル・カレの作品にスリリングな物語展開を求めるのは、はっきり言って八百屋で魚をくれというようなものである。ル・カレが描こうとするのは、複雑怪奇な組織とイデオロギーに圧殺される人間の孤独であり、作者自身が語るように、個人の尊厳を守るために個人の尊厳を放棄した人間の哀しみなのである。 東西のイデオロギー対立など、現代の読者からすればSFなみに非現実的な話かも知れないが、イデオロギーの選択が天国と地獄との分岐点になると本気で信じた人々が、かつては大勢いたのだ。彼らを馬鹿だと嗤えるほど、我々は偉くなったわけではないのである。
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