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本 マンガ日本の古典 30

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本-マンガ日本の古典 30
著者: 古谷三敏 (著)
定価 ¥1,362(税込)
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商品情報

出版社名
中央公論社
シリーズ名
マンガ日本の古典 30
発行年月
1997年 05月
ISBNコード
9784124033083
版型
--
ページ数
269P
平均評価
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ブクレポ
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古谷三敏 OFF

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: ムーミン2号 投稿日:2016/12/14

江戸の庶民

マンガ日本の古典第30巻は式亭三馬の滑稽本『浮世床』を、古谷三敏(ふるや
みつとし)さんがマンガ化したもの。


古谷さんの作品は初読みながら、『寄席芸人伝』をちらほら見たことがあるので、画の感じはなぜか親しみがあるような…。このポワっとしたどことなく締まりのないずんぐりむっくりの画が『浮世床』にはピッタリで、いい雰囲気を醸し出している。


式亭三馬の著名作としては、あとは『浮世風呂』のタイトルくらいなら知っている。


本作は『浮世床』なので、今で言う床屋さんの話だ。当時の呼び名は「髪結い」。主人公の鬢(びん)さんは髪結いだが自分の家を職場にしているので、宇江佐真理さんの名作『髪結い伊三次捕物余話』の伊三次のようにあちこち回るわけではない。


どこぞの長屋のあたりで営業しているのだろう。いろんな人たちが頭をセットしてもらいにきては、他愛のないよもやま話をして笑い飛ばし、という1日が特に脈絡なく描かれている。


ご隠居さんもやってくれば、近所の居候や居候されている者もやってくる。


なにと言って、たいそうなことが起こるわけではない。


そのためだろう。あとがきで古谷さんが「とてもマンガになりそうもない」と愕然とした、と書かれている。「まずストーリーがない。登場人物たちはつまらない話を長々としゃべっている。」というのだ。


つまり、江戸後期の庶民の生活が、床屋さんを舞台にそのまんま描かれているのだ。


読んでいくと雰囲気は落語のそれに近い。
熊さん、八っつぁんに横町のご隠居が出てくる落語の世界とほぼ重なるので、江戸時代の庶民の生活って、ちゃんと落語にも描かれてたんだ、と分かったような次第。


じゃぁと言って、そのころの庶民の感覚が現代人と大きく異なるかと言えば、そんなこともなく、近隣の住民の噂をあれこれしては、お互いにわかったようなことを言いあうその中身は今とえらく違うわけではない。


「人情に欠けたことをして だれによらずいいことがあってたまるものか」とか、「しかし人間は何事も運一つだよ 知恵もねえ奴が金をもって おおぜいの人から崇めたっとまれているといった例(ためし)がいくらもあるからナ そうかと思えば読み書きそろばんも達者で何一つできねえことのないという人が一生貧乏で終るという例もあるしナ」とか、「何一つできねえことがないというなかには いわゆる万能に達して一心の足らない奴もずいぶんあるからね」などなど。




ゆる~く楽しめた一冊。
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