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本 失敗の本質 日本軍の組織論的研究

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本-失敗の本質 日本軍の組織論的研究
著者: 戸部良一 (著)
定価 ¥822(税込)
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商品情報

出版社名
中央公論社
シリーズ名
中公文庫
発行年月
1991年 08月
ISBNコード
9784122018334
版型
--
ページ数
413P
平均評価
(4)
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ブクレポ
3件

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戸部良一 OFF

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: げんまい茶 投稿日:2013/06/11

経営学者の視点から

経営の視点から戦時中の旧日本軍の戦略の失敗が読み解くこともできるが、「なるほど旧日本軍がなぜこのような作戦を強行したか」が発見できる興味深い読み物です。

ニックネーム: クロニスタ 投稿日:2012/10/31

一騎当千の思想。

もはや戦略論の古典となった本書をいまさらながら読んでみた。

帝国陸軍は仮想敵国をずっとソ連としてきたので、南方戦線での持久戦と言う考えがそもそもなかった。夜襲、奇襲を戦略の第一に置き、兵糧は進軍先で奪取するから補給線が延びてもかまわない。肉弾となって一点突破。火力よりも精神力で勝つ。
陸軍が理想とした戦いは日露戦争の乃木将軍の旅順要塞攻略。別に火力を軽視したわけではないだろうが、勝敗を決するのは歩兵による肉弾攻撃という思想。
太平洋戦争の初期はそれで良かった。準備の整わない英仏の南方軍はあっという間に降伏した。
しかし、反撃準備を整えた英米軍にも同じ戦法を用いた。結果は言うまでもない。

海軍は東郷平八郎の戦いを理想とする。艦隊決戦主義だ。真珠湾での航空戦力での華々しい戦果をもってしても、雌雄を決するのは艦隊による会戦とする考え方を最後まで変えなかった。ミッドウェイの敗戦も、レイテ海戦の栗田艦隊の謎の反転も、艦隊決戦主義に最後まで囚われたため、何をもって勝ちとするかの判断を間違えた。

その他にも情報戦に関する遅れや、温情主義の人事など、細かな敗因は様々述べられているが、たぶん最大の敗因はグランドデザインの欠如ということなんだろうと思う。

大本営というのは陸海軍を統率する意思決定機関かとずっと思ってきたが、違うらしい。陸海軍がそれぞれの戦略を述べ、うちはこうするから、おたくはこうしてくれ、みたいな調停機関だったようだ。だから作戦の大枠は作れるが、細かなところは、それぞれの軍の「しきたり」によって作戦が遂行されるので、いたる所で齟齬が生じる。目的が明確でないから前線は混乱する。大本営は机上の戦略にこだわる。
程度は違うが『踊る大捜査線』と同じ構図だ。これは日本的な悪習なのか。

他に日本人らしいと思ったのが、兵士の精鋭化の思想だ。
実際、零戦の操縦士は優秀だったし、連合艦隊の乗組員の鍛錬度は、東郷艦隊よりの伝統で、ものすごく良かったらしい。
でも、そもそも人間と言うのは、ミスを犯すものだ。常に100%の実力を発揮できるわけではない。ヒューマンエラーを考慮にいれない戦略はあまりにもろい。

アメリカの零戦対策には日米の思想の違いが良く出ている。零戦とドッグファイトは厳禁。零戦に対してはグラマン二機が対となって当り、ヒット&アウェイに徹する。テクニックではかなわないとわかっているから、それならどうすれば勝てるか考える。技量に頼らずに勝てる方法を見出した。

日本は勝つための努力、鍛錬も評価対象になる。アメリカは勝たなきゃ意味がないことが明確だった。「玉砕」という言葉に日本の精神性がよく出ている。

最終的にどうしたら勝てたのかということに関しては、この本では考察していない。分析書としては面白いけれど、展望の書ではない。

サンデル教授の授業みたいで、なんだかモヤモヤ感が残る。



















ニックネーム: harunobu 投稿日:2011/11/10

なぜ負けたのか?

本書では日本軍の組織論を通じて、太平洋戦争の敗因について迫っている。

もちろん、敗れた理由は内政・外交・国際情勢など総合的なものだが、あえて日本軍の特質にこだわっているのが特徴。

ここで挙げられている数々の例(一度決めたことはなかなか変えられない、抜擢人事が少ないなど・・・)は今の日本の会社組織に通じるところが大いにあり、良い意味でも悪い意味でもあんまり変わっていない気がする。

戦後、数多くの会社が退役軍人によって設立・運営されたことを考えれば、当たり前かもしれない。
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