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本 無力

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本-無力
著者: 五木寛之 (著)
定価 ¥734(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
シリーズ名
新潮新書 514
発行年月
2013年 04月
ISBNコード
9784106105142
版型
--
ページ数
187P
平均評価
(5)
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ブクレポ
1件

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五木寛之 OFF

内容紹介

ついに「力」と決別する時がきた。
自力か他力か、人間か自然か、心か体か、生か死か―あらゆる価値観が揺らぎ、下降してゆくこの国で、私たちはどういう姿勢でこれからを生きていけばいいのか。
絶対他力を説いた親鸞、楕円の思想を唱えた花田清輝、流民にたどる文化の源流、今日一日を生きる養生の実技、変容する死のかたち…。
深化し続ける人間観の最終到達地を示す全十一章。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

第1章 信と不信のあいだを生きる/第2章 ブレつづけてこそ人間と覚悟する/第3章 悩みの天才・親鸞という生き方/第4章 幻想的な認識にすがらず、明らかに究める/第5章 慈悲の心で苦を癒やせるか/第6章 人心と社会を動かす宗教、音楽/第7章 転換期には「楕円の思想」で中庸を行く/第8章 日本的心性を抱いて生きる/第9章 それぞれの運と養生の道/第10章 死をめぐる思想的大転換点に立って/第11章 無力の思想で荒野をゆく

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: Tucker 投稿日:2013/07/07

「力」が欲しいか!?

「むりょく」ではなく、「むりき」と読む。

仏教用語で「他力」(たりき)と、それに対する「自力」(じりき)という言葉がある。
「自己に備わった能力を使うことを”自力”、仏・菩薩などの働きを”他力”という」(ウィキペディアより)

しばらく前から、いろいろな言葉に「力」が付けられていた。
「コメント力」「社長力」に「日本力」、挙句に「税金力」
それをネタにブログ記事を書いたこともある。
http://randokukanso.blog79.fc2.com/blog-entry-51.html

個人的には「力」そのものに「力」が付く日を夢見ていた。

が、何にでも「力」を付けようとするのは、(不安なので)強い軸となる「力」が欲しいからではないか、
力強い(というか、威勢だけはいい)言葉が喝采を博するのは、裏を返せば、不安や自信のなさの現れだ、と著者は言う。

そろそろ、「力」(「自力」もしくは「他力」)とは決別すべきでは?

「自力」「他力」に対する概念として、著者が提唱したのが「無力」(むりき)という言葉。

この「無力」という考え方は、冒頭では
「自力でもなく、他力でもなく、その先にある世界」
と言っている。

が、その後を読むと、「自力」と「他力」の一方だけに偏るのではなく、状況によって、どちらかの「力」の間を行ったり来たりすることを指している。

「無力」とは「自力」と「他力」を包み込むものである。
ただ正直、あまりパッとしない印象も受ける。

近頃、(一時期ほどではないにしても)「ブレないこと」がもてはやされるが、それが本当にいい事だろうか?と以前から疑問を持っていた。
「ブレないこと」=「融通が利かない」では?
「ブレないこと」にこだわるあまり、当初、想定していなかった問題が判明し、反対意見が出ても、「もう決定した事だから」と耳を貸さずに、物事を進める事になるのでは?

もちろん、言う事がコロコロ変わるのも迷惑至極なのは分かる。

要は、どちらか一方に偏るのではなく、バランスの問題なのだ。
「無力」も、それと同じ。

「ブレないこと」を誇り、難しそうな問題に対しても、一言で、バシッと言い切ってしまうより、一見、パッとしなくても、悩んでフラフラする事を受け容れる。

曖昧である事を受け容れるのも大切ではないだろうか。
もちろん、バランスが重要ではあるが・・・。
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