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本 昭和史の逆説

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本-昭和史の逆説
著者: 井上寿一 (著)
定価 ¥734(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
シリーズ名
新潮新書 271
発行年月
2008年 07月
ISBNコード
9784106102714
版型
--
ページ数
207P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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井上寿一 OFF

内容紹介

昭和史は逆説の連続である。
希望はいつの間にか絶望へと変わる。
夢と思えたものが悪夢に転ずる。
平和を求めたはずが戦争になり、民主主義の先にファシズムが生まれる。
一筋縄では進まない歴史の奔流のなかで、国民は何を望み、政治家はどのような判断を下していったのか?田中義一、浜口雄幸、広田弘毅、近衛文麿など、昭和史の主人公たちの視点に立って、「かくも現代に似た時代」の実相を鮮やかに描き出す。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

第1章 山東出兵は、国際協調が目的だった/第2章 軍の暴走は協調外交と政党政治が抑えていた/第3章 松岡洋右は国際連盟脱退に反対していた/第4章 国民は“昭和デモクラシー”の発展に賭けた/第5章 戦争を支持したのは労働者、農民、女性だった/第6章 アメリカとの戦争は避けることができた/第7章 降伏は原爆投下やソ連参戦の前に決まっていた

著者情報

井上 寿一
1956(昭和31)年東京都生まれ。学習院大学法学部教授。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程などを経て現職。法学博士。戦前昭和期の日本外交に関する史的研究が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: ランピアン 投稿日:2011/05/14

歯車の非情

戦後も約70年を経て、既製のイデオロギーに囚われず、素直な眼で歴史を眺める著作が増えてきたと感じる。本書もその一つで、「内容紹介」にもあるように、昭和の幕開けから太平洋戦争開戦を経て終戦に至るまでの経過を、時の権力者たち、それも現代からは戦争責任を問われる立場の政治家たちの眼を通して描いたものである。
井上が描くその経過は歴史の皮肉と逆説に満ちており、高校で日本史を習ったきりの多くの現代人の常識を裏切るものだろう。曰く、
①田中義一の山東出兵は英米協調を第一とした抑制的なものであった
②国際連盟脱退の目的は戦争の回避であり、近衛文麿は戦争を歓迎する大衆に背中を押されて翼賛体制を構築した
③東条英機は米国との和平の道を探りながら開戦のやむなきに至った
すなわち、彼らは戦争犯罪人というイメージとはほど遠い、相応の能力と責任感を持ちながら、自らの意図とは逆の方向、開戦へと押し流されていく人々として描かれている。無論、それが彼らの為政者としての責任を減ずるわけではないが。
本書によって得られる有益な視角はまだある。
①日本にとって日中戦争がいかに致命的な愚挙であったかということ
②近衛の国家社会主義まがいの翼賛体制が民衆を惹きつけたのは、彼らの間に既に社会的平等の観念が浸透していたからだということ
③明治憲法の権力分立的な構造が最高権力者にも独断を許さず、却ってそれが戦争の傷を深くしたこと
いずれも、個人の意思や善意を押し潰す、歴史の歯車の非情を物語る。組織の大小を問わず、人を指導する立場になど、金輪際立ちたくないものだと思う。

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