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本 その名にちなんで

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本-その名にちなんで
著者: ジュンパ・ラヒリ (著)
小川高義 (訳)
定価 ¥2,376(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
シリーズ名
Crest books
発行年月
2004年 07月
ISBNコード
9784105900403
版型
--
ページ数
350P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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ジュンパ・ラヒリ OFF
小川高義 OFF

内容紹介

若き日の父が、辛くも死を免れたとき手にしていた本にちなんで、「ゴーゴリ」と名づけられた少年。
言葉にしがたい思いがこめられたその名を、やがて彼は恥じるようになる。
生家を離れ、名門大学に進学したのを機に、ついに改名。
新しい名を得た彼は、いくつもの恋愛を重ねながら、自分の居場所を見出してゆく。
だが晴れて自由を満喫しながらも、ふいに痛みと哀しみが胸を刺す。
そして訪れる、突然の転機…。
名手ラヒリが精緻に描く人生の機微。
深く軽やかな傑作長篇。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

著者情報

ジュンパ・ラヒリ
1967年、ロンドン生まれ。両親ともカルカッタ出身のベンガル人。幼少時に渡米し、ロードアイランド州で成長する。大学・大学院を経て、99年「病気の通訳」でO・ヘンリー賞受賞。同作収録のデビュー短篇集『停電の夜に』でPEN/ヘミングウェイ賞、ニューヨーカー新人賞ほかを独占。2000年には、新人の短篇集としてきわめて異例ながらピュリツァー賞を受賞。現在、夫と息子とともにNY在住

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: こたろう 投稿日:2013/07/21

インド人としてアメリカで生きていく人々の生活を丁寧に静かに描いた印象的な作品です。

名まえだけ知っていました。ジェンパ・ラヒリ。ロンドン生まれのインド人でアメリカ在住。はじめての短編集「停電の夜に」でピューリッツアー賞はじめたくさんの賞を受賞した女性作家の初めての長編小説です。

物語はのちにいろいろな事情が重なって「ゴーゴリ」と名付けられることになる少年の母親が産気づくところからはじまります。
インドで19歳の時に簡単なお見合いで結婚し夫についてアメリカにわたってきた女性アシマ。彼女が出産した男児はインドの祖母が名づける風習になっていて、手紙が届くのを待つのですが、いつまでたってもその手紙は届きません。名無しで育得てるわけにもいかず、父親が列車の事故で危ういところを助かった時に手にしていた一冊の本の作者、ゴーゴリの名をつけることになります。
インドでは名前に関する考え方が違っていて、二つの名前をもつことが多いそうで、本当の名前と通り名を使い分けることのあるようで、少年も小学校に入学する時にニキルという名を父が考えるのですが、少年自身がゴーゴリと呼ばれることを選びます。
物語は静かに、少年の成長を見守るように物語られ、しばしばゴーゴリの母アシマと父アショケの視点で眺められ、物語られます。
異文化の土地で古くからの風習や仕来りを守って、同じベンガル系の人々と親戚のように親しく暮らしていくことは一世の両親にとってはごく普通の事でも、二世のゴーゴリらにとってはつらいことが多くありました。それも話しても両親には理解しにくく、心配させるだけのことも多く、ゴーゴリ少年は自らの胸に多くをかかえて生きていきます。そして次第に面倒というか、異端に思てくる自分のゴーゴリという名前。父が珍しく誕生日に贈ってくれたゴーゴリの作品が載っている本も読まずに棚に突っ込んでしまいます。
その彼が女性と知り合った時に、ゴーゴリを名乗らず、昔に拒絶した二キルという名を名乗るのは皮肉なことです。複雑な環境の中で成長していくゴーゴリ。彼の前を通り過ぎていった女性たち。
カルカッタにしばしば訪れることを普通と考える両親。アメリカに心を残して訪れる子供たち。
やがて成長し大人になって働き出しても、インド人であることはずっと付きまといます。父の不意の死をむかえ、それがきっかけて付き合っていた女性と別れ空っぽの心をかかえて生きるゴーゴリ=二キルの前にあらわれた同じベンガル系の女性モウシュミとの恋、結婚そして……
ラヒリの文章はいつも穏やかで俯瞰するような視線から人々を丹念に辛抱強く描いていきます。
最後の部分で父が名づけた真意に気づくゴーゴリ、感動的なシーンでした。
実際に作者も似たような経験をされているようで、ジュンパという名前も愛称なのだそうです。ほんとうの名前が重く感じられた子供時代。カルカッタをしばしば訪れた経験がこの作品を産んだようです。

大河小説の感もある本作ですが、すべての登場人物が与えられた役割を懸命に生きているのがよく伝わってきて、誰がいいとか悪いとかではなく、ジェネレーションギャップというか、乗り越えられないものをそれぞれ抱えながら家族愛に支えられて生きていく姿がとても印象的に描かれています。知りませんでしたが映画化もされているそうです。

余談になるのですが、カバーの裏表紙の折り返しの部分に証明写真大のラヒリの白黒写真が載っています。インドの方は美人が多いとは聞いていましたが、若いころの写真だと思うのですが、なんと美しい!!!
才能があって美しい、何ともうらやましいことです。知る限りでは本作を入れて三作品ほどしか出していないラヒリ。残りの作品もぜひ読んでみたいと思います。
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