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本 カズサビーチ

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本-カズサビーチ
著者: 山本一力 (著)
定価 ¥1,728(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
発行年月
2016年 12月
ISBNコード
9784104606085
版型
127×188mm
ページ数
283P
平均評価
(4)
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ブクレポ
2件

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山本一力 OFF

内容紹介

1845年、捕鯨船マンハッタン号は洋上で日本人漂流者22人を救助。
彼らを送り届けるため、被弾覚悟で鎖国中の日本に針路を取った。
激しい黒潮や食料難と闘いつつ育まれる船乗り同士の言葉を超えた友情と敬意。
一方の江戸幕府老中・阿部正弘は異国船対応に苦慮しながらも、その勇気に応える一つの答えを用意する。
実話に基づく感動の歴史長篇。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: りえこ 投稿日:2017/08/05

曳き船のシーン見てみたいわ。

ペリー来航の前に、日本に来た米船がいた。
その船とは、日本近海を航行していた捕鯨船、マンハッタン号。船長の名は、クーパー。
クーパー船長は、何年かのちに、その時のことを、ある人物につぶさに語る。その内容は、黒船の対日本戦略にも影響を与えたとも言われる・・・


ときに1845年。つまり黒船の8年前。マンハッタン号は、2日連続で難破した日本船を救助するという偉業を成し遂げた結果、22名もの日本人を乗せていた。
正規の乗組員が30人だから、いきなり倍近くの人数になったというわけで。船のキャパ的に、日本に向かうしかないわけなのだけれど、日本は鎖国中。決められた船以外は有無を言わさず打ち払われる。日本人を乗せていても関係ない。
実際、1837年に日本人漂流民を送還しようとしたモリソン号が砲撃されたという事件もあった。


マンハッタン号は、警戒しつつ日本に、上総沖に近づいていく・・・


この曳き船のシーン見てみたいわ。映像化されないかな。




この作者はジョン万次郎のシリーズを書いていて、本書にも名前だけちょっと出てくる。こっちも読んでみたい。

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/01/27

黒船より前に、浦賀に来航した米国船が存在した!

この作品は、江戸時代末期、日本に進出を目論むアメリカ大統領の指示で、捕鯨船・マンハッタン号の船長だった、クーパーから話を聞くという形で、彼が、黒船より前に、浦賀に来航したという出来事が描かれていく。

大西洋の鯨が激減してきたため、日本海が、鯨の入れ食い状態であるという情報を入手したクーパーは、日本海を目指し、1843年11月9日に、サグハーバーを出港した。
長い航海を経て、日本に近付いていた、1845年3月15日、マンハッタン号の乗組員は、鳥島に漂流し、救助を求めている、幸宝丸の、11人の乗組員を発見する。
彼らを救助したマンハッタン号は、さらにその先で、難波しかけていた、千寿丸の、11人の乗組員を救助したのである。
実は、クーパーの父親も船長だったのだが、海の事故で亡くなっていたため、クーパーは、海上で遭難者を発見したら、一切ためらうことなく救助するという指針を、副長と確認していたのである。


しかし、救助したものの、言葉が通じるはずがない。
彼らは、筆談ならぬ「絵談」によって、意思疎通をはかったのである。
クーパーは、22人の日本人を、なんとかして故郷に帰したいと思ったのだが、鎖国中の日本には、近付いただけで攻撃されることはわかっている。
クーパーは、どのようにして、日本人たちを、日本に帰すことに成功したのか・・・?


アメリカと日本の海の男たちが、言葉の壁を越えて、友情を深めていく様子は、感動的である。
食糧難と闘いながらも、日本人たちに敬意を払い、一切、不当な扱いをすることなく、最後まで共に過ごしたマンハッタン号の乗組員たち。
そんな彼らに対し、幕府側も、最大限の感謝の意を表し、特別の措置として、浦賀への入港が許可されたのである。


日本側の乗組員が、魚を釣って、刺身を食卓に出し、遭難した船から運び込んだ醤油をつけて食べる場面では、生の魚を食べたことのなかったマンハッタン号の乗組員たちが、最初は手を付けようとしなかったのに、一人が食べ、その美味しさに驚きを表すと、次々と、他の者たちも食べ始め、さらに、遭難船から運び込んだ日本酒と一緒に食べるいう、なんとも贅沢な食卓となったのである。
そのほかにも、サバを干物にしたり、アジをソテーにしたりと、日本ならではの魚の食べ方を教えたりもしていた。


黒船より前に、浦賀に来航した米国船が存在したということを、初めて知った。
「カズサビーチ」というのは、「上総」、現在の千葉県の海岸のことである。
マンハッタン号は、最初、上総沖に接近し、その後、浦賀に曳航されたのだ。


22人の日本人を、無事に、日本側に引き渡したマンハッタン号の乗組員たちだが、別れのあと、さびしさを感じていたのが印象的だった。
言葉が通じなくても、心を通い合わせることができるということが伝わってくる、胸が熱くなるような作品だった。
海の怖さを、改めて知ることができるとともに、捕鯨のやり方も知ることができる、興味深い作品でもあった。


別れの前に、救助された船の二人の船長からクーパーに渡された、南部風鈴の音色が心に響く。
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