pagetop

本 土の記 下

ほしい!に追加 twitter
本-土の記 下
著者: 高村薫 (著)
定価 ¥1,620(税込)
BOOKFANポイント: 75 pt
or
Tポイント: 45 pt (Yahoo!ウォレット決済利用時)

商品情報

出版社名
新潮社
発行年月
2016年 11月
ISBNコード
9784103784104
版型
--
ページ数
251P
平均評価
(3)
: 0件
: 0件
: 1件
: 0件
: 0件
ブクレポ
1件

新刊お知らせ登録一覧へ »

土の記 OFF
高村薫 OFF

内容紹介

雨の下でにわか農夫はじっと息を殺し、晴れれば嬉々として田んぼへ飛び出す。
大宇陀の山は今日も神武が詠い、祖霊が集い、獣や鳥や地虫たちが声高く啼き合う。
始まりも終わりもない、果てしない人間の物思いと、天と地と、生命のポリフォニー。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > 土の記

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: アーミー 投稿日:2017/03/14

だんだん壊れていく記憶の中で生きる男

上巻からの続き。

奈良県の大宇陀という田舎で
妻を見送り、一人娘と孫はニューヨークへ行き、
独りで農業をしながら、70代の日々を過ごす伊佐夫。
夫を亡くした伊佐夫の義妹久代が
ときどき泊っては、
伊佐夫の身の回りの世話をしていくようになった。

そんなとき、東日本で大震災がおこり、
福島県では原発事故もおこる。
ニューヨークから伊佐夫の娘が電話をかけてきて、
日本を離れてこちらへおいでという。
娘らしい心遣いだが、伊佐夫は何があっても動じない。

昔の記憶と現実の出来事・・・
かわるがわる交錯する毎日の時の流れの中で
高齢となる伊佐夫は、淡々と生きている。
その淡々さが少しおかしいのではないかと久代にも不審がられ、
病院で精密検査を受けると軽い脳梗塞などがあった。
認知症まで行かないが、老人性の健忘症が現れているから
毎年検査に来るようにという診断結果が下される。

ニューヨークにいる娘の再婚も、村で起こった殺人事件も
何一つ、現実味をおびてこない伊佐夫だが、
それでも体を動かして働ける好きな土仕事があり、
数少ない親族と顔を合わせて笑い合える日もあり、
痴呆症の老人としては
まあまあ幸せな部類に入るのではないかと思った。
タイトル通りのラストであまりにあっけなかったが・・・

全体の文章を通して、
だんだんと危うくなっていく伊佐夫の記憶が印象的だった。
あやふやなその記憶は、
機械を使って表現したり、自然状況の精密な比喩で
とても分かり易く表されている。
こんな風に記憶は壊れていくのか、と感心してしまった。
さすがは高村さん、その見事な表現力に脱帽!
人間の一生とは、本当にはかないものだ・・・。
うれしい全品送料無料♪全商品5%ポイント還元!<a href="index.php?module=ecrlist&action=plist&it=BK"target="_parent">▼新刊・予約はコチラ!</a>
ご注意!ラッピング、お届け日の指定は承れません!
大量一括注文窓口はこちら!
出版社共同企画!もれなく100ptプレゼント!
BOOKFANのツイッターをフォローする♪
BOOKFANキャラクター大集合!LINEクリエイターズスタンプ配信中☆
コミック全巻セットはこちら★
年末年始電子ストアギフト券キャンペーン!最高3,000円分ギフト券プレゼント中★
特集一覧へ
ジャンルランキング

小説・エッセイのランキング

屍人荘の殺人

今村昌弘(著)


君たちはどう生きるか

吉野源三郎(著)


チュベローズで待ってる AGE22

加藤シゲアキ(著)


ランキング一覧へ
ブクポン
アンケートに答えてポイントゲット!
アンケート一覧へ