pagetop

本 しんせかい

ほしい!に追加 twitter
本-しんせかい
著者: 山下澄人 (著)
定価 ¥1,728(税込)
BOOKFANポイント: 80 pt
or
Tポイント: 48 pt (Yahoo!ウォレット決済利用時)

商品情報

出版社名
新潮社
発行年月
2016年 10月
ISBNコード
9784103503613
版型
--
ページ数
163P
平均評価
(3)
: 0件
: 0件
: 1件
: 0件
: 0件
ブクレポ
1件

新刊お知らせ登録一覧へ »

山下澄人 OFF

内容紹介

19歳の山下スミトは演劇塾で学ぶため、船に乗って北を目指す。
辿り着いた先の“谷”では、俳優や脚本家志望の若者たちが自給自足の共同生活を営んでいた。
苛酷な肉体労働、“先生”との軋轢、地元の女性と同期の間で揺れ動く感情―。
思い出すことの痛みと向き合い書かれた表題作のほか、入塾試験前夜の不穏な内面を映し出す短篇を収録。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/03/02

芥川賞っぽい私小説

第156回芥川賞受賞作品。懲りずに、今回もチャレンジしてみた。
「火花」「コンビニ人間」と、芥川賞っぽくない話題作が続いていたが、今回は、いつもの芥川賞に戻ったという感じだった。


主人公は、著者の名前そのままの、「山下スミト」。
内容は、「富良野塾」を連想させる、北海道にある演劇塾での1年間を描いたものである。


19歳の山下スミトは、間違って配達された新聞に掲載されていた募集広告を見て、倉本聰氏と思われる【先生】が主宰する演劇塾の試験を受けて合格し、北海道の【谷】に向かう。
しかしながら、スミトは、特に、俳優になりたいという強い意志はなかったようだ。


【谷】での生活は過酷で、演劇の勉強より、さまざまな作業の時間の方が多い感じである。
塾の建物も、自分たちで建てるのだ。
必要なお金は、【先生】が負担しているようだが、食料だけは自給自足で賄うことになっていて、塾生たちは、地元の農家などで作業を手伝って、野菜などを入手している。
そのため、地元の人々に悪い印象をもたれないように、常に、一所懸命な姿を見せる必要があったのだ。
食事は十分とはいえず、スミトは、栄養失調で倒れてしまったりもするし、喘息の発作で苦しんだりもする。
真冬には、零下30度にもなることがある【谷】での、スミトたち二期生と、一期生とのさまざまな出来事が、淡々と描かれていく。


スミトには、地元に、「天」という、友だち以上恋人未満の女性がいたのだが、その女性に対する想いと、同期の女性に対する想いの間で、心が揺れ動く。


この作品、起承転結があるわけでもなく、演劇塾での1年間の生活の記録という感じである。
最後も、一期生が卒業して【谷】を出て行き、三期生が入ってくるというところで、ブツっと終わってしまう。


この作品には、「率直に言って覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」という、やたらと長いタイトルの短編も収録されている。
この作品は、演劇塾の試験前夜の話なのだが、地方から新宿にやってきた主人公の、一夜の不思議な体験が描かれている。
個人的には、こちらの話の方が面白かった。


読みづらい作品ではなかったが、やはり、芥川賞というのは、こういう作品なのかなぁと思ってしまった。
正直、面白くはなかった。
やはり、面白い作品は、直木賞ということで、芥川賞というのは、私にはまだ理解できない、独特な味わいのようなものを楽しむものなのかなぁと思った。


表紙の題字は、倉本聰氏によるものである。
うれしい全品送料無料♪全商品5%ポイント還元!<a href="index.php?module=ecrlist&action=plist&it=BK"target="_parent">▼新刊・予約はコチラ!</a>
ご注意!ラッピング、お届け日の指定は承れません!
大量一括注文窓口はこちら!
出版社共同企画!もれなく100ptプレゼント!
BOOKFANのツイッターをフォローする♪
BOOKFANキャラクター大集合!LINEクリエイターズスタンプ配信中☆
最高3,000円分ギフト券プレゼント中!お買い物時にご利用ください!
特集一覧へ
ジャンルランキング

小説・エッセイのランキング

劇場

又吉直樹(著)


掟上今日子の裏表紙

西尾維新(著)


蜜蜂と遠雷

恩田陸(著)


ランキング一覧へ
ブクポン
アンケートに答えてポイントゲット!
アンケート一覧へ