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本 本屋さんのダイアナ

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本-本屋さんのダイアナ
著者: 柚木麻子 (著)
定価 ¥1,404(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
発行年月
2014年 04月
ISBNコード
9784103355311
版型
--
ページ数
250P
平均評価
(4)
: 2件
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ブクレポ
5件

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柚木麻子 OFF

この商品について

家族、コンプレックス、失恋。私の呪いを解けるのは、私だけ! 二人の少女は試練を越えて、大人の階段を駆け上がる。大注目の著者による、現代の『赤毛のアン』。2015年本屋大賞 ノミネート作!

内容紹介

私の呪いを解けるのは、私だけ。
「大穴」という名前、金色に染められたパサパサの髪、行方知れずの父親。
自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と同級生の彩子だけが光を与えてくれた。
正反対の二人は、一瞬で親友になった。
そう、“腹心の友”に―。
少女から大人への輝ける瞬間。
強さと切なさを紡ぐ長編小説。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: みつい 投稿日:2016/03/29

正反対の女の子の成長物語

母子家庭に育つ矢島大穴(ダイアナ)は名前にコンプレックスを持っていて自己紹介が苦手だ。
人と上手くコミュニケーションがとれず友達も少ない。



神崎彩子はダイアナとは正反対。
料理教室を開催している母と編集者の父と暮らしていて、
勉強もできる優等生だ。



ダイアナと彩子はお互いに正反対の相手に憧れ、
それゆえに嫉妬を覚え、仲違いをしてしまう。





二人は別々の道を進んでいきますが、不器用ながらも、
なんとか前に進もうとする姿は青春ドラマだなと思いました。



親・家族は自分の根本の部分に大きく影響をしてくるもので、
子供のころに抱えたコンプレックスは
大人になってもなかなか解消できないことがあります。


何かに行き詰ったときに突き詰めていくと、
結局その頃のコンプレックスが影響していたりします。
その部分と二人は戦っている感じがして強いなと思いました。



『赤毛のアン』などの児童書を読んできた人はより楽しめるんじゃないかなと思います。

ニックネーム: アーミー 投稿日:2014/11/22

本当のアンはこの作品の主人公かも

題名をみて思い出すのはやはり「赤毛のアン」シリーズです。

主人公の名前は、ダイアナ。でも漢字では「大穴」と書きます。
この名前が大嫌いなダイアナは、
名前からもわかる自分の出生とあまりよくない家庭環境を恥ずかしく思い、
内向的で本ばかり読む少女でした。
小学校3年生のとき、同じクラスになった
お嬢さん育ちの彩子となかよくなります。
ぱっと見、正反対の2人ですが、
読書の趣味や気心がわかりあい、親友になりました。

少女から大人へと成長する段階で
いつしか疎遠になる2人ですが、ダイアナは、
「本屋さんになりたい」という自分の夢を着々と実行していくのでした。

読んでいるいるうちに、名前はダイアナでも、
容姿や性格は赤毛のアンそのものの主人公が
とてもたくましく感じました。
一方の彩子は、
容姿とその役割は「赤毛のアン」シリーズのダイアナを連想させます。
2人の少女がどんどん成長していくさまを
本屋というキーワードにそって楽しく読めました。

なぜか、「赤毛のアン」が無性に読みたくなりました。

ニックネーム: こたろう 投稿日:2014/07/17

「現代版赤毛のアン」は女性におすすめです。

ダイアナ、実は「大穴」と書いてそう読ませます。顔も知らない競馬好きの父親が付けたと聞かされて育つダイアナ。
16歳でダイアナを産み、キャバクラ嬢をしながら育ててきた母親ティアラとの生活のなかで、ダイアナは十五歳になったら改名すること。本屋に勤めることを夢に生きていきます。
小学校で知り合った腹心の友、彩子との交流を通じて成長していく様が描かれていきます。


武田君という男の子に付き添ってもらって、ティアラの実家を訪ねて行ったダイアナ、その帰りに彩子と出会い、誤解を受け絶交宣言を……


高校も彩子は私立のお嬢様学校を選び、ホームステイにも出かけます。
次第にすれ違っていくダイアナと彩子。
大学に入っても、自己実現のための模索を続け、風紀の良くないお遊びサークルに誘われて、思わぬ方向に進んでしまう彩子に対して、高卒で本屋に勤め、大好きな作家の作品のポップを書いて評判になるダイアナ。


ティアラから父親についての意外な事実を知らされたのもその頃でした。
父親は思い描いていた様とは大きく異なったけれど、その事実を受け入れて生きていくダイアナ。
思いっきり少女小説しています。
出てくる男性がみんなどこか頼りなくて、女性の強さが目立つ話です。
ちょっと入り込めなかったかな~
家人はとっても良かったと言っておりましたが……
ごめんなさいです。


少し戯画化され過ぎた面があるのも、やや苦手でしょうか。


直木賞の候補にあがっていますが、どうでしょう。
「男性の選考委員が点を入れないんじゃない」と家人は予想しておりました。

ニックネーム: きくちゃん 投稿日:2014/05/11

柚木麻子は枯れてない!

楽しみにしてた
柚木麻子さん
新刊の
『本屋さんのダイアナ』
読みました!
おもしろかった
今年読んだ小説50冊のなかでも
わたしにとっていちばんの名作
この2年で柚木さんの書籍全作読んできて
昨年のエンタメ寄せにちょっと
食傷気味にもなっていましたが、多作にも関わらず
柚木麻子は枯れてなかった!(笑)
知り合いじゃないから
ただのファンだから呼び捨てです。
この本は半分を読んだところで、
わたしには既に名作でした。
残り80ページを割り込むと、もう
結末へのどきどきが止まりません
最後の1ページの素晴らしさ、
おそらくは
改頁もきちんと見据えた一冊、
身震いするほど、です。
手放しで絶賛します(笑)。
2014年の時代感もよく、
女子と
女子だった女性たち
皆様にオススメします。
次回作がたのしみです。

ニックネーム: まーち 投稿日:2014/05/06

自分を解き放つために!

小学校3年のときに、運命の出会いを果たした二人の少女。一人の名は『ダイアナ』。しかし、生粋の日本人である。漢字で書くと『大穴』。競馬好きの父親と相談して、「世界一ラッキーな女の子になるように」という理由でつけたという。自分の名前が恥ずかしくて、新学年になったときの自己紹介が、嫌でたまらなかった。しかも、髪の毛は金髪。これは、母親に染められてしまったものだ。そんなダイアナは、当然のように、クラスメイトたちにからかわれる。

ところが、「ダイアナ」という名前が羨ましいと言って、彼女をかばってくれる少女が現れた。神崎彩子というその少女は、「ダイアナ」は、赤毛のアンの親友の名前だと言う。本好きの二人は、すぐに意気投合した。母子家庭で育ったダイアナと、箱入り娘の彩子。正反対の二人は、まさに、「隣の芝生は青く見える」ではないが、お互いにないものに心を奪われるのだった。


ダイアナの母親は、本名は、矢島有香子というのだが、16歳でダイアナを産み、「お母さん」というイメージではない。髪の毛は金髪、カラーコンタクトで、目はブルー、とにかく派手なのが大好きで、なんでもキラキラにデコってしまうのだ。彼女は、キャバクラで働いていて、そこでの名前である「ティアラ」と、ダイアナに呼ばせていた。
そんな母親の、キラキラ趣味が、ダイアナは嫌でたまらなかったのだが、彩子は、うらやましくて仕方なかった。彩子の母親は、落ち着いた趣味のものが好きで、いいものを長く使うというのがポリシーである。部屋の中も、彩子の服も、全てそんな感じで、彩子は嫌でたまらなかったのだ。ところがダイアナは、彩子の家に遊びに行って、その部屋のセンスにうっとりしてしまったのである。
そのほかでも、母親が忙しくて、いつもジャンクフードばかり食べているダイアナは、彩子の母親の手作りのお菓子や料理が、うれしくてたまらなかった。逆に彩子は、今まで食べたことがないジャンクフードのあまりのおいしさに、びっくりしてしまうのだ。ゲームも買い食いもしたことがなかった彩子は、ダイアナの生活が、とてもまぶしく見えたのだ。


幸せな時間を過ごしてきた二人だったが、ささいなことが理由で、小学校の卒業間際に絶交してしまう。二人が再び話をするのは、10年も先、ダイアナが、子供の頃からの夢だった、書店員になってからになってしまうのだ・・・・


この作品は、ダイアナと彩子の二人の目線で、交互に描かれていく。この作品で重要な役割を果たしているのが、「秘密の森のダイアナ」という児童書である。その作品で書かれている内容は、まるで二人の歩んでいく姿そのもののようなのだ。


名前に囚われ、自分を否定し続けていたダイアナと、両親に守られ、本当の自分を見失っていた彩子。二人は、全く違う道を歩みながら、彼女たちをを縛り付けていた『呪い』から、自分自身を解き放っていくのだ。


ダイアナが生まれる前にいなくなってしまった父親探しというのも、重要な要素になってくるのだが、これは、かなり早い段階で予想がついてしまった。ティアラという母親、いかにもヤンママという感じなのだが、彼女の過去はびっくりであり、彼女のぶっ飛んだような行いにも、意味があることがわかってくる。


ほとんどの女の子は、アンではなく、脇役のダイアナなのである。しかし、アンが輝けたのは、ダイアナの存在があったからなのだろう。「秘密の森のダイアナ」は、この本を読む女の子たちにとって、そんな、ダイアナみたいな存在になればいいと思って書いたという。


さまざまな困難を乗り越え、『腹心の友』となった二人の少女の成長を見事に描いた、とても素晴らしい作品だった。
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