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本 絶唱

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本-絶唱
著者: 湊かなえ (著)
定価 ¥1,512(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
発行年月
2015年 01月
ISBNコード
9784103329138
版型
127×188mm
ページ数
249P
平均評価
(3.5)
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ブクレポ
2件

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湊かなえ OFF

内容紹介

心を取り戻すために、約束を果たすために、逃げ出すために。
忘れられないあの日のために。
別れを受け止めるために。
「死」に打ちのめされた彼女たちが秘密を抱えたまま辿りついた場所は、太平洋に浮かぶ島―。
喪失と再生。
これは、人生の物語。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: アーミー 投稿日:2016/10/05

人生再生の4つの物語

阪神淡路大震災を経験した人々にスポットをあてた短編集。
すでにまーちさんが詳細なあらすじつきのレポを書かれています。

『楽園』『約束』『太陽』『絶唱』
4つの短編に共通するのは
トンガという国と
そこで出会った人々の震災での心の傷です。

震災を題材にした作品は、いろいろあると思いますが、
主人公たちの過去に震災を組み込み、
忘れたくても逃げてはいけない事実をさらけ出して
再生の人生を歩ませる構成は、
やはり湊さんならではの作風で読み応えがあります。

でも・・・少々、疑問が。
なぜ日本から遠く離れた南の島のトンガ国、なのでしょう。
湊さん自身のトンガでの体験があるからなのでしょうか。
このお話しの内容では、トンガにしなくても
場所は日本のどこかでもいいような気がするので、
☆は3つにしておきました。

ニックネーム: まーち 投稿日:2015/02/01

阪神淡路大震災で、大切な人を喪った4人と、トンガという国

この作品は、阪神淡路大震災で、大切な人を喪った4人の、心の再生を描いた連作短編集だが、重要な役割を果たすのが、トンガという国である。


『楽園』 「Story Seller 3」に収録済みの作品。
5歳の時に、震災で、双子の姉・毬絵を喪った雪絵。成長した彼女は、恋人にも家族にも行先を告げずに、トンガに向かう。無計画で訪れた雪絵を救ってくれたのは、ゲストハウスを営む尚美だった。そのゲストハウスに、杏子と花恋(かれん・5歳)という親子も宿泊していて、その親子に振り回されることになるのだが、雪絵がこの地を訪れたのには、ある目的があったのである。
──この作品に登場する雪絵の母親も、花恋の母親である杏子も、本当にひどい母親である。雪絵の恋人である裕太が、素晴らしい青年でよかった。


『約束』 「Story Seller annex」に収録済みの作品。
国際ボランティア隊の一員として、トンガを訪れた理恵子。しかし、彼女がこの地に来たのには、恋人との関係に悩んでいたからという、隠れた理由があったのである。彼女の恋人の宗一は、自分が一番でないと気が済まないうえに、嫉妬深い男性だった。そして二人のあいだに、決定的な出来事が起きる。さらに、それが間接的な原因となって、大切な友人を、震災で喪うことになってしまったのだ。そんな理恵子のところに、宗一が訪ねてくるのだが・・・
──個人的には、宗一とは結婚しない方がいいと思うけどなぁ・・・


『太陽』 「楽園」で登場した、杏子と花恋親子の話。この話を読むと、杏子にも、多少、同情の余地がある気がした。実は彼女、震災で父親を喪い、避難所生活では、かなりつらい体験をしたのである。そして、花恋の父親は、大学のサークル仲間だったのだが、調子がいいだけの男で、杏子は、一人で花恋を育ててきたのだ。そんな杏子には、忘れられない人物がいた。避難所に、ボランティアとして来てくれた、セミシという男性である。いろいろあって、精神的に疲れ果ててしまった杏子は、彼の国である、トンガを訪れることにする。彼に偶然会えればいいなと思っていたのだが、彼との再会は、意外な場所だった・・・
──杏子の境遇は意外であり、セミシとの再会は切なかった。


『絶唱』 「楽園」「約束」「太陽」を書いた作家・千晴の話。彼女は、国際ボランティア隊としてトンガを訪れていた際、尚美と知り合った。その千晴は、震災で、親友を喪っていた。そして、自分も被害者だと思い、その親友のところに、被災直後に訪れようとしなかったことを、もう一人の親友から責められるとともに、自分自身の心の十字架にもなっていたのである。あれから約15年。震災を利用して商売をする人々のことを軽蔑していた彼女に、尚美は、そろそろ書いてみてもいいのでは?と提案したのである。
──この話、湊さん自身が、青年海外協力隊として、トンガに滞在されたことがあるらしいので、実話的要素もありそうな話だった。


日本とは、気候・文化・慣習など、あらゆる面で、全く異なるトンガ。そんな場所が持つ力が、4人の心を癒してくれたのだろう。


阪神淡路大震災について、改めて考えさせられるとともに、トンガという国についても知ることができる作品だった。


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