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本 知と愛

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本-知と愛
著者: ヘルマン・ヘッセ (著)
高橋健二 (訳)
定価 ¥766(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
シリーズ名
新潮文庫
発行年月
2004年 12月
ISBNコード
9784102001103
版型
--
ページ数
495P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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ヘルマン・ヘッセ OFF
高橋健二 OFF

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: マーブル 投稿日:2014/05/14

細やかに、描きあげる人生

絵を一生懸命に描いていた頃。
カメラに夢中だった頃。
世界は、今と違って見えていた。

誰にも気づかれず、刻々と形を変えていく空の雲。
シャボン玉の表面であらわれては消えていく色。色。
コーヒーカップから立ち上る湯気の複雑な形。

忘れていたあれこれを思い出すのは、作品が持つ何かなのか。
かつて読んだ頃の記憶と結び付いただけなのか。


冒頭の木を描いた部分がいい。
丹念に、現代であれば不要なものとして削られるかもしれない丁寧さで。




現代の作家の作品に比べれば決して厚くはない一冊。
しかし、読み応えは劣らない。
みっしりと詰められた文字と、その内容にかえってボリュームがある気さえする。

無駄に大食した感じではなく、しっかり味の詰まったものを頂いたような。




知識を探求することに身を捧げた者。愛に翻弄されることに身を委ねた者。


静けさと変化のない連続と規律。荒々しさと過酷なまでの日々と自由。


深い深い湖と、流れ流れる河。


対立される二人の存在は、どちらもがヘッセの分身とも思える。
我々の中にもあるはずのもの。
知への欲求と、愛への渇望。
描かれるようには極端ではないかもしれないが、どちらへの憧れも刻まれている。


生きるとは。
死ぬとは。


芸術とは。
知識とは。


ヘッセを好きではあったが、それほど多読・精読をしているわけでもない。
そんな立場で語れるものは少ないが、皆が一度は読んだはずの「車輪」の頃の作品に比べ、一定の人生に対する思索の結晶を感じる。
対立したものの存在と、それを超える昇華。
後半の二人の主人公の語る、それぞれの思索は、もはや二人で一人の問わず語りにも思えてくる。


そして、再びあの木が。




もっともっと読み込みたい一冊。
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