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本 ハゴロモ

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本-ハゴロモ
著者: よしもとばなな (著)
定価 ¥464(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
シリーズ名
新潮文庫 よ-18-16
発行年月
2006年 07月
ISBNコード
9784101359274
版型
--
ページ数
185P
平均評価
(4.5)
: 4件
: 3件
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: 0件
ブクレポ
3件

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よしもとばなな OFF

内容紹介

失恋の痛みと、都会の疲れをいやすべく、ふるさとに舞い戻ったほたる。
大きな川の流れるその町で、これまでに失ったもの、忘れていた大切な何かを、彼女は取り戻せるだろうか…。
赤いダウンジャケットの青年との出会い。
冷えた手をあたためた小さな手袋。
人と人との不思議な縁にみちびかれ、次第によみがえる記憶―。
ほっこりと、ふわりと言葉にくるまれる魔法のような物語。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

著者情報

よしもと ばなな
1964(昭和39)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒。’87年「キッチン」で「海燕」新人文学賞、’88年単行本『キッチン』で泉鏡花文学賞、’89(平成元)年『TUGUMI』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞。海外での評価も高く、イタリアのスカンノ賞、フェンディッシメ文学賞を受賞。『アムリタ(上・下)』(紫式部文学賞)、『不倫と南米』(ドゥマゴ文学賞)など著書多数。2002年8月の『王国その1 アンドロメダ・ハイツ』刊行より、「吉本ばなな」から「よしもとばなな」に改名した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: ムーミン2号 投稿日:2016/03/30

今の季節が旬

ばななさんの作品は初めて。
どうしてこの本を読もうと思ったのか、きっかけは失念してしまった。
今日(3月30日)、東京出張(今月3回目!)のお伴にしていた本は、読んでる内に、これは雲の上じゃなく机の上で読まないといけない、と感じて、急遽、時間があれば読もうと携行していたこの『ハゴロモ』を読み出したのだけど、これがまた、ゆったりと流れるような作品で、内容ともども自然と、それこそハゴロモに包まれているかのように温かくなっていく。


ゆったりと流れる、と言えば、この作品、ほたる(主人公)が帰って来たふるさとには大きな川が流れている。時に傷心のほたるをその河岸へ散歩に誘う川だが、実はほたるが小さい頃に3日間ほど昏睡状態になった時、そこでスケートをしていた、という記憶…ほたる自身にはそんな記憶はないものの、おばあちゃんがそんな夢を見たらしい。
そこで赤いジャケットを着た男の子と仲良くしていたのだが(おばあちゃんの記憶)、ふるさとですれ違った男の人に何か昔会ったことがあるような、そんな不思議な感覚を覚えたのは、そのためだったと後から分かる。


川はいろんな境界線だ。
あっちの村とこっちの村の境でもあれば、あの世とこの世の境でもある。
まぁ、ただ、この作品ではそういった一つの象徴として描かれているだけであるので、それが物語の核ではないものの、そこからほたるがいろんなことを思い出したり、気づいたりが繰り返され、東京での失恋の思いもかけぬ深手が徐々に癒されていく、そんな役割の一端を担っている。


東京での失恋、というのは18歳から8年間も続いた妻子持ちのカメラマンとの不倫が、ある日、バッサリと終わりを告げられた、というものであった。
とりあえず帰ったふるさとで、かといって実家に居たいわけじゃないし、おばあちゃんのところもちょっと違うし、と倉庫のようなところに一人住んで、おばあちゃんがやってる蘭の鉢だらけの喫茶店を手伝っている。


帰ってみて思うのは、ほたるの周りの人って、変人だらけ、ということ。
ほたるが10歳の時に交通事故で母は亡くなるのだが、大学で心理学の教鞭をとる父親は変人だ、とほたるでも思う。洗濯以外はズボラを決め込んでいる父親は、年の半分くらいは研究も含めて海外で暮らしている。母親を失ったあと、しばらくして一目ぼれした女性は、別居状態とはいえ夫も子もある身。急いて求婚したため失敗におわってしまうが、彼女が連れていた子ども=るみ と、ふるさとに帰ってから親しく交流が始まる。ところがこのるみちゃん、小さい頃は河童を見たことがあるし、ケヤキの木の近くに葬られた男がケヤキの聖霊とごっちゃになった様子も見ることができたりする、ちょっとした不思議ちゃんなのだが、それだけに(かどうかは??)ほたるの心境を顔の周りの色で的確に判断してしまう。
赤いジャケットの男子はみつるくんというのだが、彼の母親は今精神的に参り込んでいる。彼の父親と一緒に行くはずだったバス旅行を虫が知らせて欠席したのだが、父親は行ってしまって結局亡くなってしまっていた。その亡くなった父親のおかあさんは「バスターミナルの神様」と呼ばれる、人の内面を感じることができる人物で、小さい頃、るみちゃんも救われた経験がある。


傷心のほたるがふるさとのちょっとヘンな人たちと少しずつ交流を深め、だんだんとその傷が癒されていく。急展開があるようなないような、ゆっくり目の展開は、じわじわと温かさが身に染みてくる。
(上のようなレポではどんなお話かは分からないだろうけど、まぁ、筋を追って記しても、仕方がないというか、実際に読んだ方がいいしね。)


また東京に戻ろうと思っていたほたるの心が、ふるさとに帰るのもいいかな、って考え始めるところで物語は終わるが、その頃には精神的にまいっていたみつるのおかあさんも、庭に出るようになっている。


だんだん暖かくなってきた今の時期に、実はピッタリの作品なのかもしれない。

ニックネーム: hi2515 投稿日:2010/11/22

8年間の不倫関係に突然終止符…

8年間の不倫関係に突然終止符を打つ事になった主人公の“ほたる”ちゃんが故郷に戻りその風土と不思議な運命めいた出来事の中で再生を期すファンタジーな素敵な一冊だと思います。

ついつい人間って頑張りがちだけどそんな無理する事はないんだよって背中を優しくポンと押してくれてるみたいな感じです。

私にとっても忘れ難い一冊となりました。

ニックネーム: みつい 投稿日:2010/04/13

疲れている人や、あわただしい…

疲れている人や、
あわただしい生活を送っている人に読んでほしい1冊。

長い不倫関係が終わってしまったことで
何もない状態(心の傷だけの状態)に
なってしまった主人公が、
地元に戻ることで少しずつ、
回復していく様子を綴った物語です。

私にとってこの本は、
気持ちが荒んだときとか、
落ち込んだときに読み返すと、
落ち着きを取り戻せる本です。
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