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本 博士の愛した数式

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本-博士の愛した数式
著者: 小川洋子 (著)
定価 ¥561(税込)
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商品情報

出版社名
新潮社
シリーズ名
新潮文庫
発行年月
2005年 12月
ISBNコード
9784101215235
版型
--
ページ数
291P
平均評価
(4)
: 20件
: 25件
: 19件
: 6件
: 0件
ブクレポ
20件

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小川洋子 OFF

内容紹介

「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。
博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。
数字が博士の言葉だった。
やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。
あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。
第1回本屋大賞受賞。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

著者情報

小川 洋子
1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。’88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。’91(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年「博士の愛した数式」で読売文学賞、本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: きくちゃん 投稿日:2015/03/23

完全数。

縁あって
はじめて読む
小川洋子さん
『博士の愛した数式』
新潮文庫版で読みました。
あたりまえだけどこれは三島や漱石より遥かに読み易く、
かなりおもしろかった!
数学はダメダメなわたしだけど
数学的な考え方とか嫌いじゃありません。
博士は光一みたぃね。
なんかかっこいぃです。
数学という地平はきっと
天文学のように果てしなく
想像の世界に、心の中に在る。
江夏投手が全篇を貫くのも
またおもしろかったです。
また!

ニックネーム: 3ki 投稿日:2012/05/07

神様がくれた言葉

この物語は、「数」なんだ。

あと、残り3ページになったところで、一旦読むのをやめた。
最後、読み切る前に一息入れるのは、わたしの癖である。
昨日から読み始めたこの物語の最後を、深い感謝で包みたくて、ひとまず本を閉じた。


なんだか幸せになる。
少しでいい、身近な話題を見つけると、お近づきになったみたいだ。
名前が出てこないのもいい。似た人を探したくなる。

一人息子のいる家政婦さんは、自分よりも年は下だけれど、数学が苦手なのがいい。それで、ちゃんと考えようとするのもいい。
博士との問答もいい。最近少しずつ学びだした数学の、数の秘密は、自然数の中にひっそりと隠れている。
博士と家政婦さんは、友愛でつながれているよね。
家政婦さんから逃げた、情けない大学生は、電気工学を勉強していたそうな。
ルートくんが阪神ファンなのもいい。自分が3年間着たユニフォームは、阪神タイガースにそっくりだったから。
博士は江夏と完全数にご執心だったけれど、背番号といえば、仁志が8。ジャイアンツの仁志の背番号、8だったよね。
わたしは5をもらっていたけど、ファンをしていた古田選手は27。3の3乗。そういえば、この物語は、スワローズが強かったときの話だなあ。

登場人物の名前は、出てこない。名前は、数学者と、プロ野球選手の名前だけ。「博士」とか、「家政婦」とか、「ルートくん」とか、みんな記号。
記号。
そうか。
この話の登場人物は、みんな記号。
どこの誰でもいい。
どこかの誰かの話。
だから、自分のことでもいい。


仕事帰りの暗い夜道、「数」について考えた。
数はふしぎ。3個のチョコレートも、前から3番目に並んだ列も、3分後に来るバスも、3月生まれも、みんな3。
数は何でも受け止める。分け隔て無く。

博士は「素数」が好きだったけれど、「素数以外の数」は、名前があるのかな。
博士は子どもを素数として扱ったけれど、わたし自身は素数では無いと思う。
自分の誕生日を上げるなら、ごくごく平凡な素数が組み合わさってできている。一つは自然数の半分が約数に持つ素数だし、もう一つもそれなりに多い。
かけ算九九を習ったとき、18とか、24とかが好きだった。九九表に何度も登場するこれらの数は、たくさんの数で割れる。子どもみんなが集まって、お菓子を分けたとき、多くの場合でケンカをせずにすむ。
わたしは大きくなるにつれ、いろいろなものを取り込んできたので、解体すればいくつもに分けられる。たくさんの約数は、きっと、誰でももっているような、ごく平凡なものだろう。
でも、組み合わせは自分のもの。
素数以外のわたしの数の名前は分からない。
でも、名前がなくても、わたしはいとおしく思う。

ニックネーム: トグサ 投稿日:2011/09/19

この「博士の愛した数式」は、「…

この「博士の愛した数式」は、「本の雑誌」が主催する書店員が選ぶその年のベスト10のグランプリに当たる本屋大賞を1昨年受賞しています。

この「博士の愛する数式」あたりだろうかエンターテイメント小説に数学が扱われることが一つのトレンドみたいになったのは。
直木賞を受賞した(祝!おめでとう!)東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」の重要人物にも数学者が登場します。

この「博士の愛した数式」の主人公の一人も数学者です。

<感想>

僕はこの「博士の愛した数式」を読んで久々にほのぼのとした気持ちにさせられ心が洗われました。
それは、博士の持っている人柄、会う度に靴のサイズと電話番号を聞かれながらも、それに丁寧に答える私の優しさとルートと博士の心温まるやり取りによるものにもたらされます。

この「博士の愛した数式」には友愛数、完全数、双子素数、三角数など数字がが多く登場します。
その数字が大変、美しいです。意味など解らなくていいのです。その美しさを分かりさえすれば。
それが著者、小川洋子さんがつたえたかったことであるはずだから。

また、その数字の単純な美しさを表現するためか、小川洋子さんの文体は簡素でさりげない会話が心に染み入ります。

ブログ記事「話題の「博士の愛した数式」を読んでみた」 http://bunngaku-suru.jugem.jp/?eid=2#sequel より。

ニックネーム: いざわひ 投稿日:2011/07/16

映画は見ていませんが、映画化さ…

映画は見ていませんが、映画化されるほど面白いのだろうと思い、手にとりました。
登場人物の全員が皆、何らかの理由により、完全な幸福状態ではありません。
それでも、悲壮感は全くなく、各人のささやかな思いやりにただただ心を打たれます。
数学に関する豆知識も数多く掲載されていて、数学という学問の面白さ、深遠さをちょっぴり味わえます。

ニックネーム: クロニスタ 投稿日:2011/06/21

世界は数式に満ちている

古代ギリシャの哲学者たちが必死になって捜し求めたもの、それは世界を構成する元素とは何か? ということです。ある哲学者は土や水にその解を求め、またあるものは言語に求めました。

ピュタゴラスは世界を構成する元素は数字だと考えました。木々が成長するのも、太陽が昇るのも、私たちがこうして生きているのも、厳密で、確かな法則のもとに説明ができる。曖昧で混沌としているように感じる世界も、数式によって秩序をもった美しい世界と感じ取ることができるはずだと思索を重ねました。

交通事故の後遺症で80分しか記憶ができない博士は、80分前に会った家政婦の顔を忘れてしまいます。彼の前に現れる見知らぬ女性に話しかける質問は、靴のサイズであったり、誕生日であったりです。

博士にとって唯一のコミュニケーションの手段は数式しかないので、聞く人は顔の表情や声の抑揚から感じ取るしかありません。しかし、そんな彼を変人扱いすることなく、家政婦とその子供・ルートは暖かく博士のこころを感じ取っていきます。

嬉しいときの数式は? 悲しいときの数式は?
緊張しているときの数式や、誰かを励ましたいときの数式、そして、世界はこんなに素晴らしいんだと感動しているときの数式が、次々と博士から発せられます。

感動を言葉で表現できる人は詩人です。ファインダーに捕らえることができる人は写真家です。絵筆にのせることができる人は画家と呼ばれ、五線譜に込めることができるなら音楽家と呼ばれます。

では数式で表現する人は? 呼び名はありませんが、彼らと博士の違いなどあるのでしょうか?

読み終わったあと、博士のことをかわいそうにと感じたり、悲しい物語と感じたりする方がいるかもしれません。 でも自分はそう感じませんでした。
博士にはこんなにも表現豊かな数式があります。そして、その数式を解いてくれる友達がいます。

胸の奥にわだかまる気持ちを開く鍵を持ち合わせずに、苦しんでいる人もいるし、こころを伝える友人がいなくて苦しんでいる人もいます。

博士には鍵もあるし、友人もいます。
だからきっと、幸せです。
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