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本 海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

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本-海街diary   1 蝉時雨のやむ頃
著者: 吉田秋生 (著)
定価 ¥588(税込)
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商品情報

出版社名
小学館
シリーズ名
flowersコミックス
発行年月
2007年 04月
ISBNコード
9784091670250
版型
--
ページ数
--
平均評価
(4.5)
: 4件
: 3件
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: 0件
ブクレポ
1件

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海街diary OFF
吉田秋生 OFF
書籍一覧 > 海街diary (1~8巻)

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: まあや 投稿日:2016/01/12

帰る場所があるということ

仕事で嫌なことがあっても、恋愛がうまくいかなくても、なんとなく毎日が過ぎていっても、帰る場所がそこにある。


鎌倉の旧い家で暮らす4姉妹の物語。
しっかり者の長女、自由奔放の次女、ノー天気な三女。
そして、父の死と共に新たにやってきた腹違いの妹である中学生の四女。
彼女たちが本当の家族になっていく様子が古都・鎌倉を舞台に丹念に描かれている。


朝起きて顔を洗って朝ごはんを食べて行ってきますと出かけていく。
仕事帰りに買い物をしてご飯を作って口喧嘩をしたり笑ったりテレビを見たりする。
本当に当たり前の生活がそこにあって、ただそれだけのなんでもないことなのに、
実はそれぞれに抱える問題を前に打ちのめされそうな時でも、
その当たり前の生活と家族がいれば、なんとか明日を迎えられる。立ち上がれる。


自然に囲まれた古鎌倉の持つ魅力と共に、その土地に住む人々も魅力的で、
そんな環境の中で、四女が少しずつ子どもとしての時間を取り戻す物語でもある。
自分の境遇に遠慮して気持ちを表に出せない四女が、小さなわがままを言った時、
それに気付き、受け入れ、安心する姉たちのそんな気持ちがとても優しい。


刺激的な事件は起きないけれど、日々の生活の中にある小さな葛藤を、
丁寧に自然に淡々と描くことで、より読み手の心に訴えてくるものが
あるのではないでしょうか。


漫画であるのに、小説と同じぐらいに想像力を掻き立てられる筆致に、
やはり吉田秋生はすごいな…と感服しました。
古き良き日本映画を見たような、じんわりと暖くなる物語です。
私も鎌倉に住んで、近所のおばちゃんとして4姉妹をそっと見守りたいなー
なんて…思ったりもしました(笑)
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