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本 春、戻る

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本-春、戻る
著者: 瀬尾まいこ (著)
定価 ¥1,296(税込)
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商品情報

出版社名
集英社
発行年月
2014年 02月
ISBNコード
9784087715484
版型
127×188mm
ページ数
195P
平均評価
(4)
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ブクレポ
2件

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瀬尾まいこ OFF

この商品について

結婚を控えたある日、私の前に兄と名乗る青年が現れた。明らかに年下の「お兄さん」は、私の結婚にあれこれ口出しを始めて・・・。人生で一番大切なことを教えてくれる、ハートフルウェディングコメディ。

内容紹介

正体不明、明らかに年下。
なのに「お兄ちゃん」!?結婚を控えた私の前に現れた謎の青年。
その正体と目的は?人生で一番大切なことを教えてくれる、ウェディング・ストーリー。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: こたろう 投稿日:2014/06/23

兄だと名乗る年下の青年、結婚を控えたさくらは戸惑いますが……

見知らぬ男性からいきなり「あなたの兄です」と名乗られたら、それも十二才年下の兄だと名乗られたら、どう思うでしょう。
少しおかしな人なのか、あるいは詐欺めいた話につながっているのか?
どちらにしても、そういう人とは避けるというのが一般的かと思います。


ところが主人公はつい話を聞いてしまうわけです。なんだかそうしたくなる雰囲気を彼は持っているので。
主人公は仕事を辞め結婚の準備を進めている最中。週に二回、お相手の男性の家、和菓子屋をお手伝いに通っています。
「兄」はそのお店にもついていきます。お相手の男性、山田さんを見て不器用そうだと評し、でも大福はおいしかったと八個も買って一人で食べたのだというのです。
なんだか不思議で力が抜けていくさくら、気がついたら毎週日曜に現れる「兄」を少しも警戒しなくなっています。
それだけでなく、「兄」の言動から少しずつ思い出されていくこと、記憶のそこにわざと沈めていたものが浮かび上がってくる気配がするのでした。


山田さんとさくらと三人でデートに行って「兄」の希望でまだいったことのない(兄が)遊園地を訪れ誰よりも興奮して楽しんだり、いつの間にか山田さんの家族もさくらの妹も「兄」とみとめてしまう不思議な人柄。
結婚前の準備として「兄」が材料を仕込んできての料理教室まで開かれるのです。
すごい「兄」でしょう。


ふんわりとした優しい気持ちになれる、現実とファンタジーの境界線で描かれる、物語でしょうか、瀬尾さんしか書けないかもしれません。


主人公は三十六才、妹はすでに結婚し娘がいます。少しもあせっていないさくらは恋とか愛とかいう激しい感情とは別のところで「結婚」を進めているような感じがあるのですが、それも「兄」の努力で(!)現実的な感情として育っていきます。
それというのも彼女の過去にトラブルというか大学を出て小学校の先生として勤めだした一年目にうまくいかなくて辞めているのですが、そのあたりが影響しているらしい、とわかってきます。


読後感はとても優しくて暖かいものに触れたような印象です。


瀬尾ファンタジー、お勧めです。

ニックネーム: まーち 投稿日:2014/06/23

突然現れた、『兄』と名乗る見知らぬ青年。一体、誰なんだ~!? <とまどいレポ>

※ このレポ、実は、明日アップしようと思って、下書き状態にしていたところ、こたろうさんのレポがアップされたので、さて、どうしたものかと戸惑ってしまった。今さら書き直すのも面倒なので、内容的にかぶっている部分が多いとは思うが、そんな事情を考慮して、こたろうさんのレポと併せて読んでいただけたら幸いである。






結婚を控えた望月さくらの前に、突然、、『兄』と名乗る、見知らぬ青年が現れる。36歳のさくらに対し、24歳の青年。その時点で、『兄』というのはおかしい。まさか、父の隠し子?しかし、さくらの父親は、彼女が8歳の時に亡くなっているので、その可能性もない。さくらは、彼のことを何一つ知らないのに、青年は、さくらのことを何でも知っている。自分のことを何も覚えていないというさくらに、青年はショックを受けているようだ。名前すらわからないこの『お兄さん』が、さくらに付きまとい始める。

さくらの婚約者は、和菓子屋の息子・山田だ。『お兄さん』は、客を装い、店に、山田さん一家を見に来たり、山田さんとのデートにくっついてきたり、さらには、毎週、さくらのアパートで、彼女に料理を教えたりする(『お兄さん』は、とても料理がうまい)。


『お兄さん』は、一体何者なのか気になり、どんどん読んでしまった。あやしい勧誘?それとも新手のストーカーなのか?はたまた、亡くなった誰かが、『お兄さん』の姿を借りて、さくらの前に現れたのか?どう見ても『兄』でないことは明らかなのに、初対面の山田さんや、さくらの妹のすみれとも、何の違和感もなく馴染んでしまう『お兄さん』。ますます、何者なのか気になってしまった。


ところが、『お兄さん』が、自分自身のことを話し始めたあたりから、作品の雰囲気が変わってくる。どうやら、さくらには、心の奥に閉ざされた何かがあるようなのだ。


終盤で、あるものがきっかけとなり、さくらは、『お兄さん』の正体に気付く。そのことによって、さくらが封印していた過去が、全く違うものに思えるようになったのだ。一方、『お兄さん』は、さくらによって、人生が変わったことも明らかになる。


瀬尾さん、細かい部分の言葉の使い方が、とてもうまいと思った。まず、「山田さん」という苗字が絶妙である。「山田さん」であることによって、人柄とか、いろいろな部分の説明がいらなくなるような感じがした。さらに、誰だかわかる前は、さくらは、『おにいさん』と呼んでいたのだが、最後では、『お兄さん』と呼んでいた。平仮名か漢字かの違いなのだが、たったそれだけのことで、さくらの、微妙な心理の変化を表している気がした。


『思い描いたように生きなくたっていい。自分が幸せだと感じられることが一番なんだから』


こんな言葉が心に響いてくる、一味違った、心温まるウェディング・ストーリーだった。

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