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本 漂砂のうたう

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本-漂砂のうたう
著者: 木内昇 (著)
定価 ¥1,836(税込)
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商品情報

出版社名
集英社
発行年月
2010年 09月
ISBNコード
9784087713732
版型
--
ページ数
297P
平均評価
(3)
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ブクレポ
2件

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木内昇 OFF

この商品について

第144回直木賞受賞作!

内容紹介

谷底から見上げた「明治維新」。
明治10年。
時代から取り残され、根津遊廓に巣食う男と女の身に降りそそぐのは、絶望の雨か、かすかな希望の光か。
『茗荷谷の猫』で大注目の新鋭が放つ、傑作長編小説。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: こたろう 投稿日:2014/04/05

主人公が好きになれませんでした……

明治十年、根津遊郭。武士の次男坊が落ちぶれてか、行き場を亡くして身を偽って遊郭、美仙楼で働いている定九郎が主人公です。


時代の変化に取り残されて鬱々として日々を暮らす定九郎のまわりで時代は動いていきます。
何事も妓夫太郎と呼ばれる番頭、龍三が仕切る遊郭のそれより一つ下の立番と言う仕事を任されている定九郎ですが、今一つ熱意がないというか、どこかへ行ってしまいたいという誘惑と言うか厭世観にとらわれての日々が続きます。


龍三という妓夫ができる男で、厳しいだけではなく何もかも見通していながら、冷徹にさばいてく仕事人でもあります。その下で首をすくめ、時折厳しく叱責を受けながら何事も受け身で生きている定九郎。
その前に現れた落語家の売れない弟子のポン太。剽軽でいながらどこか訳知りの彼はのちに一世を風靡した円朝の弟子だったことがわかります。


激しく移り変わる時代とあいかわらずの苦界に身を落としてうごめいている花魁をはじめとした女たちの息遣いやささやかな願いなど、息苦しくなるほどに丁寧に描かれていて出色の出来栄えだと思いました。


定九郎の兄も今は車引きに身を窶して店に現れ、苦しげな目つきでかまうなと合図するような不本意な環境。
そんな中で光っているのは花魁の小野菊の意気地とどんな場所、時代になっても自分の置かれた立場仕事をつらぬいていく龍三でしょうか。


昔の悪い仲間の企み、小野菊をたぶらかして足抜けさせ別の岡場所で働かせてひと儲けしようという吉次という悪の頼みをはねのけれられずに手を貸す定九郎でしたが、その結果は意外なものでした。
円朝の噺にのせて意気地を見せた花魁こそ見事ですrが、どうにもこの腰の据わらない主人公が最後まで好きになれなかったのが残念です。
いい雰囲気なんですけどね、こうカラッと吹っ切れたものがないというか、現実の人はそうやってぐじぐじ、だらだら流されていくのでしょうが、物語の主人公はカタルシスというか何か輝いていてほしいものだと思うのです。
そうしないと感情移入できなくて、じゅうぶんに物語の中に入っていけませんから。
ちょっとだけ、残念でした。
つけ足しになりますが、本書は第144回、直木賞受賞作でもあります。

ニックネーム: アーミー 投稿日:2011/06/02

明治維新から10年。東京の根津…

明治維新から10年。東京の根津の遊廓で働く主人公、定九郎。何が生きがいか、時の流れるままに生きているような彼だが、花魁の脱走をきっかけに自分の半生も振り返ってみるようになる。根津という土地柄の暖かさが伝わってくるような風景描写と文章体。遊廓という特殊な世界を描き、この世界から抜け出たいけれどもできない、というどうしようもない主人公のあきらめにも似た気持ちが伝わってくる作品だ。
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