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本 呪われた町 上

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本-呪われた町 上
著者: スティーヴン・キング (著)
永井淳 (訳)
定価 ¥822(税込)
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商品情報

出版社名
集英社
シリーズ名
集英社文庫 キ1-3
発行年月
2011年 11月
ISBNコード
9784087606355
版型
--
ページ数
380P
平均評価
(4.5)
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ブクレポ
2件

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呪われた町 OFF
スティーヴン・キング OFF
永井淳 OFF

内容紹介

幼い頃を過ごした町に舞い戻った作家ベン。
町を見下ろす丘の上に建つ廃墟同然の館は昔と同様、不気味な影を投げかけていた。
少年の失踪事件、続発する不可解な死、遺体の紛失事件。
田舎の平穏な町に何が起きているのか?ベンたちは謎の解明に果敢に挑むのだが…。
「永遠の不死」を体現する吸血鬼の悪の力に蝕まれ崩壊していく町を迫真のリアリティで描いた恐怖小説。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > 呪われた町

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: マーブル 投稿日:2015/09/01

吸血鬼アメリカに現る

とうとう読みました。


あの吸血鬼が現代に甦る・・・というシチュエーションでの作品は数々読んだつもりだが、その始祖として君臨する作品なのだろう。


モザイク画のように、散りばめられた市民の生活。
その具体的かつ身近な生活描写が少しづつ崩壊していく様が緻密に描かれていく。


いかにもアメリカ、と言った市民生活。
下卑ていたり、美しくもなく。
気高くもなく、信心深くも無く。


そんなアメリカの田舎町と、悪の権化の対決。
ブラム・ストーカーが描いた勧善懲悪で事は進むのか否か。




町を覆っていく悪の力は、ストーカーのドラキュラ伯爵を超えるスケールを感じる。
どんどん仲間を増やし、主人公たちを追い詰めていく影響力は伝染病の様。
思うに、吸血鬼→ゾンビ→伝染病は同様の線上の恐怖なのかもしれない。
近々の恐怖映画やゲームなどに使われる設定はそんな根っ子がある様な。




大分遅れて読む事になった作品だが、間違い無くヴァンパイアものを集めた本棚のメインに並ぶ一冊。

ニックネーム: ランピアン 投稿日:2011/12/11

「敵」としての吸血鬼

もう三十年も前のことになるが、『ドラキュラ都へ行く』と題するコメディ映画があった。時は現代、ある情けない理由で故郷ルーマニアの古城から追い立てを喰った吸血鬼ドラキュラ伯爵は、かねてから眼を付けていた美貌のモデルを追って、忠実な家僕とともに米国へ赴く。
首尾よく彼女と遭遇した伯爵だが、(当然だが)その知識もセンスも時代と完全にズレており、当のモデルは突如現れたこの奇妙な男にすっかり戸惑ってしまう。しかし、利己的でカネが第一の婚約者に飽き足らないものを感じていた彼女は、時代遅れだが優雅で逞しく、恋愛には真摯な伯爵に徐々に惹かれていく。嫉妬に狂った恋人は「吸血鬼退治」に乗り出すが…、という、ギャグも満載のなかなか楽しい映画だった。
ちなみに、ヒロインの婚約者は守銭奴の医師なのだが、彼がユダヤ人という設定が凄い。この医者、ドラキュラ退治に向かったはいいが、十字架と間違えてダビデの星を出してしまい、ドラキュラに嘲笑されてすごすごと退散する。この余りにブラックなジョーク、果たして笑っていいものか悪いものか。
かように、かつては怪物の代表格だった吸血鬼も、80年頃にはその存在自体がすっかり冗談になってしまっていた。人々が吸血鬼を怖がらなくなったのである。
理由は幾つか考えられるが、怪物としては弱点が明確でかつ多く(太陽、十字架、ニンニク、場合によっては水…)、余りに無防備であること。そして何より、ロマンティックな物語的背景を持ち、非常に人間臭いことが恐怖感を薄めてしまうわけで、上述の映画はこの点を逆手に取った作品だったのだ。
すなわち、吸血鬼は人類の敵たる資格を喪ってしまったのである。代わって「怪物代表」となったのは、吸血鬼からその特徴を引き継ぎ、大衆社会状況を象徴するようなロマンの欠片もないモンスター、ゾンビであった(実はゾンビと吸血鬼は同根である。東欧の伝説に現れる吸血鬼は、今日でいうゾンビに近い)。
落ち目となった吸血鬼の失地回復を図ったのが、モダン・ホラーの巨匠、スティーヴン・キングである。1975年に発表され、キングの代表作となった本作は、恐らく前世紀に書かれた吸血鬼小説の最高傑作の一つだろう。
興を削ぐので粗筋は書かないが、キングはこの伝統的怪物を、そのアピール・ポイントはしっかり残しつつ、現代という時代に適合するようリフォームし、人間の「敵」として復活させたのである。
後に製作された吸血鬼映画『ヴァンパイア/最後の聖戦』、『ブレイド』、『30DAYS NIGHT』といった諸作品は、全てこのキングの路線の延長線上にある。
題名からも想像できるように、本作における真の主役は、舞台となるアメリカの小さな田舎町である。本書は上下ニ巻の大作だが、序盤はこの何の変哲もない、しかし愛すべき町とその住民との描写に費やされ、読者が期待する異変はなかなか起こってくれない。しかし、一見タルいこの描写が、後になって絶大な効果を発揮するのだ。真の恐怖とは、物語の背後で静かに、しかし確実に進展するものなのである。、
私事になるが、本作は私の生涯二冊目となった「徹夜本」である。
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