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本 チェ・ゲバラの遥かな旅

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本-チェ・ゲバラの遥かな旅
著者: 戸井十月 (著)
定価 ¥583(税込)
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商品情報

出版社名
集英社
シリーズ名
集英社文庫
発行年月
2004年 10月
ISBNコード
9784087477535
版型
--
ページ数
267P
平均評価
(5)
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ブクレポ
3件

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戸井十月 OFF

内容紹介

フィデル・カストロとともに1959年のキューバ革命を成就させ、20世紀最大のゲリラとして、今なお人々の心に残るチェ・ゲバラ。
医学を志した学生時代から、圧政に苦しむ人々のためにゲリラ戦士となり、革命成就後、与えられた地位を拒み、新たな解放を目論み南米・ボリビアで67年に殺害されるまでのノンフィクション・ノベル。
殺害された地に立った著者の思いを描く。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

序章 サンタ・クララの青い空/第1章 喘息もちのテテ/第2章 二人のドンキホーテ/第3章 戻らぬ旅へ/第4章 フィデルという名の嵐/第5章 最高の戦士、最低の医者/第6章 革命という事業/第7章 終りのない旅へ

著者情報

戸井 十月
1948年東京生まれ。小説家、ルポライター。バイクを駆って各大陸を巡り、TVドキュメンタリーを制作する。著書多数

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: あきらパパ 投稿日:2015/07/19

自立の精神のもと誰からも抑圧と搾取されないラテン・アメリカ世界を築くために闘い続けた男

本書は、母国アルゼンチンを含むラテン・アメリカ全体の解放を追い求めた男の軌跡である。その男とは、エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ。通称チェ・ゲバラ。フィデル・カストロら“12人の馬鹿者たち”としてキューバ革命を起こし、20世紀半ばを激しく生きたゲリラ戦士にして革命家である。


“チェ”とは、アルゼンチン、コルドバ地方の方言で、人に呼びかける時に親しみを込めて使う符牒のようなものとのこと。差し詰め、「やぁ、○○」「よぉ、○○」といったところか。人と話すとき“チェ”を連発するゲバラを見ていた友人が、それを面白がってニックネームにしてしまったという。ゲバラ自身もこのニックネームを気に入り、自ら“チェ”と名乗るようになってしまったとのこと。革命戦士という強面の印象を一蹴するような陽気なエピソードだ。
女性たちの気持ちを掻き乱しそうな、優しくてはにかんだ微笑で、抜け目のない冷静さで、広範な知識で、高度な知性とユーモアのセンスでキューバを指導する男(本書185頁)。そう、ゲバラという男は、負けず嫌いのスポーツマンであり、ロマンチックな詩人であり、好奇心に満ちた旅人であり、両親や叔母、そして妻と5人の子どもたちを心から愛する人間味溢れる男なのだ。


「フィデルやチェを伝説化したり神格化するのはおかしいよ。彼らだって一人の生身の男だ。ただ、人間としてのスケールが並の男とはちょいと違うけどね。確かに、理想を求め続けることに関してあんなに頑固な男たちはいないだろうね。あんな男たちは、多分もう二度と現れないだろう。(本書260頁・文庫版のための追記)」
若き日に、オンボロバイク(中古のノートン500型・愛称「ポテローザⅡ(強力Ⅱ号)」もしくは“二頭目のロシナンテ”)でゲバラと南米大陸縦断の旅をした親友アルベルト・グラナドス氏の言葉だ。




1997年6月28日、チェ・ゲバラの遺骨が発掘された。ゲバラの遺体は、死後28年間行方が分からなくなっていた。埋葬場所が聖地になることを恐れたボリビア国軍(アメリカ政府)によって隠されていたためだ。が、ゲバラの夢にうなされ続けた元ボリビア国軍司令官が、自らの死期を前にして重くのしかかるその秘密をついに明かす。彼は、あの世でも苦しむことに耐えられなかった。
――あの男を殺し、あんな風に埋めたのは間違いではなかったのか……(本書11頁)と。
ゲバラの遺体はボリビアからキューバへ運ばれた。キューバは、国を挙げてゲバラを迎えた。今、ゲバラの遺骨は、キューバのサンタ・クララの納骨堂に納められている。
盟友フィデル・カストロは、追悼式典(国葬)で、こう演説した。
「戦士は死ぬ。しかし、思想は死なない。チェは、全世界の貧者の象徴として永遠に生き続けるでしょう。君が勝ち取ろうとした理想を実現するため、今も困難な闘いを続けている我々を助けるために君たちが戻ってきてくれたことに感謝します。(本書14頁)」と。


著者・戸井十月氏は、最後に、こう書いている。
「ゲバラは、今も、国境や言葉を超えて世界の人々の中で生きている。ゲバラはそういう種類の英雄だ。ゲバラは過去の人ではない。むしろ、混沌とした今のような時代にこそ世界はゲバラを必要としている。ゲバラの遥かな旅は、だから永遠に終わらない。(本書264頁)」と。

ニックネーム: sasha 投稿日:2015/03/28

ゲリラとして生き、ゲリラとして死す

1967年10月9日、ボリビアのとある村でひとりの男が死んだ。
その死から30年後の1997年、遺骨は掘り返されでキューバ・
ハバナへ移送され、遺族やかつての盟友たちに迎えられた。

男の名前はエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ。
チェ・ゲバラと呼んだ方が通りがいいのだろう。アルゼンチンが
生んだ20世紀の伝説のゲリラだ。

若き日のチェ・ゲバラは中古のバイクで南米を旅した。そこで
目にしたのは軍事独裁政権や、アメリカの大資本の下で抑圧
された人々の姿だ。

本書は若き日のゲバラのようにバイクで世界を旅し、ゲバラに
惚れ込んだ著者によるノンフィクション・ノベルズである。

幼少期から南米の人々に本当の生活を取り戻したいと願う青年期、
祖国キューバでアメリカ傀儡政権を打倒しようと画策していた
フィデル・カストロとの出会い。キューバ革命の成功、そして
フィデルとの決別とボリビアでの死までを駆け足で辿っている。

ゲバラに関しては多くの作品が出版されている。研究者による
作品もあればフィデル・カストロによる回想録もある(未読)。
しかし、キューバ革命やその後にゲバラがキューバを離れる
ことになったことが頭に入ってないと少々手こずるんだよね。
ま、私の頭の程度によるんだが…。

なので本書は「チェ・ゲバラ入門書」というところかな。実際の
ゲバラの日記や家族へ宛てた手紙、ゲバラが愛した詩人の作品を
引用しながら短くも激しかった生涯を愛情たっぷりに描き切って
いる。

歴史には「タイミング」ってあると思うんだ。多分、ゲバラと
フィデルが出会って、キューバ革命を成し遂げたのもタイミング
が良かったのだろう。そして、祖国を作り直す為に革命家から
政治家にならざるを得なかったフィデルと袂を分かったのも
そういう時期だったのだろう。

もし、フィデルと共にあのままキューバに残っていたら今ほど
ゲバラが支持されたかどうか分からないもの。

まずいなぁ。ロシアをはじめ、ヨーロッパの歴史ばかり追って
いたので南米にまで手が回ってない自分が情けない。ただで
さえ、アフガンの北部同盟司令官だったマスード関連の書籍
が積みっぱなしになっているのに、ゲバラとフィデルの作品
を検索している自分が怖い。

ニックネーム: クロニスタ 投稿日:2012/02/02

人を愛した革命家

アルゼンチンで生を受けボリビアの地に散るまでの39年を追った傑作評伝。
喘息の発作に生涯苦しみながら、劣悪な条件下でのゲリラ闘争を続け、人民の平和を夢見た青年の純粋な行動が、どこまでも爽やかだ。
革命に身を投じる前の学生時代、無鉄砲なバイク旅行で放浪し、悩みながら夢を探し求めるゲバラの姿は青春そのものだ。
ゲリラ闘争に身を投じてからの苛酷の状況下でも、人懐っこい笑顔で同士や人民を魅了したゲバラ。彼の生涯を追ったジャーナリストが、かつての同士や家族に「チェ・ゲバラの最も優れた資質は何だと思いますか」と質問した時、皆、口をそろえて「人を愛する才能です」と答えたという。
彼の残した笑顔があるからこそ、今もキューバの人々は貧しくても陽気で、笑顔を絶やさないのかもしれない。
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